蛇王龍が白兎に憑依転生するなんて間違っているだろうか!?   作:XIII世

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ダンジョン探索二日目にして獄炎石(ありえないもの)の登場にダンジョンの改変が行われているかも知れないという疑問を抱きながら(オレ)は地上に戻ってくると魔石と獄炎石を除く怪物素材(ドロップアイテム)を換金し、足早に本拠(ホーム)へと帰還する。

 

「今、戻ったぞ」

 

「お帰りベル君、たくさん稼げたかい?まぁ、君の【ステイタス】だとダンジョンのある程度深くまで進めるだろうからね」

 

「まぁ、そうなんだがダンジョンで不味いことが起こっているかも知れない」

 

「どういうことだい?」

 

我の言葉にヘスティアは顔を顰め、真面目な声音でそう聞いてくる。

 

「実は我の元いた世界にしかなかった獄炎石(もの)がモンスターから怪物素材(ドロップアイテム)として発掘された。モンスターといい、獄炎石といいこうまで我の元いた世界と関連している

ものが出てくるというのも何者かの作為を感じている」

 

「つまり、その君の言っている何者かの作為って言うのは・・・」

 

「「ダンジョンの根本的な改変」」

 

我とヘスティアの絞り出した言葉が完全に一致する。

 

「まさかそんな・・・あり得ない。いや、神々なら・・・いやそれでも・・・」

 

あまりの衝撃の強さにヘスティアは自問自答を始めてしまう。

 

我も事の大きさに戦慄しながら考えを巡らせてはみるものの妙案は浮かばなかった。

 

「ヘスティア、今現状把握が一番の手でしかないようだ」

 

「うん、ボクも考えてはみたけどダンジョンのことはベル君に任せっきりになってしまうしね」

 

こうして、俺達は話し合いを終えて眠りにつくのだった。

 

 

 

 

 

話し合った日の翌日、眠りから覚めると寝ぼけた状態で蛇王龍(オレ)の素材を片付けた後ヘスティアを起こしたが起きず朝食を食べ今日の目的を実行するために荷物を持って本拠(ホーム)を出るのだった。

 

ちなみにヘスティアは今も眠りこけている。※あと一時間後でバイトの時間

 

まぁ、困るのはヘスティアなので反省という意味でも学んで貰おう。

 

そうして我は目的の場所に辿り着く。

 

その場所というのが原作での仲間の一人であるヴェルフ・クロッゾの鍛冶工房、今日の目的は蛇王龍の素材を使ってヴェルフに武器を打って貰うことだ。

 

「誰だ、お前」

 

工房の扉の向こうから声を掛けようとしたとき、後ろから声が掛けられる。

 

「ここに何の用だ?」

 

「実は・・・」

 

「魔剣なら打たねぇぞ」

 

警戒心でそう言ってくるのは原作での仲間で鍛治師のヴェルフ・クロッゾ。

 

我が要件を伝えようとした矢先、ヴェルフがそう言ってくる。

 

「お前の言いたいことは解ってる、他の連中と同じで【クロッゾの魔剣】が欲しいんだろ」

 

「要らん」

 

「いいか、武器ってのは使い手の半身だ!!武器ってのは使い手の命を守るもんなんだよ!!」

 

「いや、話聞けよ」

 

「それに比べて魔剣は限界が来れば砕けちまう、使い手を見捨てて砕けちまうそんなの俺は武器としては認めねぇ!!」

 

「おい」

 

「俺は魔剣を打たない、解ったら帰れ!!」

 

「いい加減にしろ」

 

「ぶべらっ!?」

 

我は思わずヴェルフに平手打ちを喰らわせる、こうでもしないと互いに話せないからな。

 

「てめぇ、何しやがる!!」

 

殴られたヴェルフは我の胸倉を掴んでくる。

 

「お前は人の話を聞け、魔剣を求める奴等ばかり相手にしているからとはいえやたらめったらに魔剣目的の客と決めつけていると本当に終わるぞ」

 

「なんだと?」

 

我の言葉に少し冷静さを取り戻したヴェルフに更に言葉続ける。

 

「我はお前にこの素材全てを使って大剣を打って欲しい」

 

そう言って我は素材の入った袋を目の前に出した。

 

「なんだこりゃ、どの素材も見たことがねぇ・・・」

 

ヴェルフは袋に入っている蛇王龍の素材を手に取り戦慄する。

 

「どうする、鍛治師(ヴェルフ・クロッゾ)

 

「上等だ、やってやる!!」

 

挑発混じりにそう言うとヴェルフはやる気に満ちた声でそう返してくる。

 

「じゃあ、頼んだぜ」

 

「おう、任せろ!!・・・っと、そういえば名前なんて言うんだ?」

 

「あぁ、名乗れてなかったな。我は【ヘスティア・ファミリア】のベル・クラネルだ」

 

「そうか、ベル俺が最高の大剣に仕上げてやるぜ!!」

 

「あぁ、頼む」

 

そうして、我はヴェルフに武器制作をした後ダンジョンに向かうのだった。

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