蛇王龍が白兎に憑依転生するなんて間違っているだろうか!? 作:XIII世
ヴェルフに仕事の依頼をした後
「さて、他に影響を受けている場所がないか探すとするか」
俺の前世に存在した
それは何者かによるダンジョンの根本的改変、それが起こっている可能性が高い。
「全く、面倒なことをしてくれるな」
その改変を行っている可能性があるとすれば我をこの世界に転生させたあのクソッタレだ。
あの快楽主義者が考えそうなことではあるが・・・。
「まずは上層からだな」
そうして我の異変調査が始まるのだった。
調査を始めて数時間が経過したがこれといって決定的なものは無かった。
「ふむ、これだけ探してもそれらしいものが一切見つからなかったと言うことは我の思い過ごしな訳がないか・・・、実際に見つかっているのだから何らかの変化は起こっているはずだ」
そうして、今日の調査もといダンジョン探索を終了した。
「上層にはこれといって変化は見受けられなかった」
「そっか、それならひとまずは安心かな」
我の報告を受けヘスティアはそう判断した。
「しかし、油断は出来ん。改変が何処で成されているのか解っていない現状ではどれほどの被害を生むのかも計り知れん」
「そうだね、これからも警戒を頼むよ」
「あぁ」
そうやって話し合った後、我達は眠りについたのだった。
翌日、目を覚ますと蛇王龍の素材があった。
蛇王龍の剣鱗×6、蛇王龍の胸殻×2、蛇王龍の鋼皮×4、渦巻骨×8、古龍の血×2
これが昨日今日の獲得した素材の合計だ。
「これなら太刀が
そう言いながら我はダンジョンに向かうべく準備を整えるのだった。
ヘスティアの朝食を用意した後、自分の朝食と準備を終えた我はすぐにダンジョンに向かった。
その途中、奇妙な視線を感じ取るとその方向へ身体を向けるとその先には
「なるほど、今のは神フレイヤか・・・」
原作同様に
「ダンジョンの事といい、面倒だ」
そう言いながら我はダンジョンに向かうのだった。
その頃、ダンジョン二十四階層の西に位置する通路に一体の
その竜はくすんだ桃色の鱗に背中から尻尾にかけて黒い体毛が生えている。
すると、竜が突然背中から翼を展開し、鼻先からも何やら骨らしきものを展開し周囲の匂いを探っている様子を見せる。
そして、竜は何かを嗅ぎつけそれに目掛けて走り出す。
その方向に居たのは負傷し血を流す冒険者数名。
「ブラッドサウルス!?」
「違う、別の奴だ!!」
「くそっ、こんな時に!!」
「たすけ・・・」
冒険者達が悲痛な声を上げるも竜は構うこと無く巨大な顎を開け冒険者に食らい付く。
「「「ぎゃぁああああああああああああああっ!!!」」」
冒険者達はその竜に為す術もなく食い殺されてしまった。
冒険者を襲った竜の正体・・・それは
・・・。
【蛮顎竜】アンジャナフ
「グゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
二十四階層にアンジャナフの咆哮が響き渡った。