蛇王龍が白兎に憑依転生するなんて間違っているだろうか!?   作:XIII世

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あの後、(オレ)とヘスティアは互いに自己紹介を済ませた後、とある書店へと入った。

 

店内には老齢のヒューマンが居て、ヘスティアが二階にある書庫を借りるというと、それを了承した。

 

どうやら、馴染みの店のような感じだなと思った。

 

書庫の中に入ると、ヘスティアがこう言ってくる。

 

「それじゃあ、ベル君。神の恩恵(ファルナ)を刻むから上着を脱いでくれ。」

 

「分かった。」

 

ヘスティアの言葉に(オレ)は二つ返事で上着を脱いだ。

 

「わぁ、ベル君の身体結構鍛えてあるんだね!!」

 

そう言ってくるヘスティアに対して疑問に思い、(オレ)も確認するとそこには鍛え抜かれた肉体があった。

 

「{これは・・・、ダラ・アマデュラだった頃の(オレ)に反映されているのか?}」

 

そんな疑問を抱いていると、ヘスティアが声を掛けてくる。

 

「ベル君、どうかしたのかい?」

 

「いや、気にしないでくれ。」

 

(オレ)はそう言ってヘスティアの前に背中を向ける、

 

「それじゃあ、恩恵を刻むぜ!」

 

「あぁ、頼む。」

 

その言葉と共にヘスティアは背中に神の恩恵(ファルナ)を刻んでいく。

 

「なっ、なんなんだ~~~!?」

 

突然、ヘスティアは大声を上げて叫びだした。

 

「どうした、ヘスティア。」

 

(オレ)が問いかけるとヘスティアはこう言ってくる。

 

「ベル君、君は一体何者なんだい?」

 

「どういう意味だ?」

 

ヘスティアの言葉に(オレ)はそう返した。

 

「とりあえず、君の【ステイタス】を確認してくれ。」

 

そう言ってヘスティアは(オレ)の【ステイタス】を書き写した羊皮紙を手渡してくる。

 

そして、その羊皮紙に書かれていた(オレ)の【ステイタス】は・・・。

 

ベル・クラネル

 

G級

 

力EX 耐久EX 器用EX 敏捷EX 魔力EX

 

古龍EX 蛇王龍EX 耐異常SSS 狩人SSS 拳打SSS 破砕SSS 剛身SSS 幸運SSS 採掘SSS

 

蛇王龍(ダラ・アマデュラ)

・早熟する

蛇王龍(ほこり)が続く限り効果持続

蛇王龍(ほこり)の丈により効果向上

 

蛇王龍の肉体(ボディ・ダラ・アマデュラ)

・力、耐久、器用、敏捷のアビリティ常時超高補正

・状態異常無効

蛇王龍(ほこり)が続く限り効果持続

蛇王龍(ほこり)の丈により効果向上

 

蛇王龍の剣鱗(ソードスケイル・ダラ・アマデュラ)

・防御力超補正

 

蛇王龍の扇刃(ファンブレード・ダラ・アマデュラ)

・力のアビリティ超高補正

・武器装備時、効果向上

蛇王龍(ほこり)が続く限り効果持続

蛇王龍(ほこり)の丈により効果向上

 

蛇王龍の素材(マテリアル・ダラ・アマデュラ)

・睡眠時、蛇王龍の素材が自動的に採取される。

蛇王龍(ほこり)が続く限り効果持続

蛇王龍(ほこり)の丈により効果向上

 

蛇王龍の鋼皮(イエロ・ダラ・アマデュラ)

・耐久のアビリティ超高補正

・防具装備時、効果向上

蛇王龍(ほこり)が続く限り効果持続

蛇王龍(ほこり)の丈により効果向上

 

 

 

【ステイタス】を見て(オレ)はダラ・アマデュラだった頃の事が反映されている事が分かる物だった。

 

「ベル君、君は一体何者なんだい?」

 

その言葉に対して(オレ)はこう言った。

 

「その事については後で話そう。ここでは誰に聞かれているか分からないからな。」

 

そう言って(オレ)は上着を着て立ち上がる。

 

「それもそうだね、それじゃあ行こうか僕達の本拠(ホーム)へ!!」

 

「あぁ。」

 

書店を出て俺達は【ヘスティア・ファミリア】の本拠(ホーム)である廃教会の隠し部屋へと帰ってきた。

 

すると、ヘスティアがこう言ってくる。

 

「ごめんよ、ベル君。本拠(ホーム)がこんな所で・・・。」

 

そう言ってくるヘスティアに対して(オレ)はこう言った。

 

「いや、ここから成り上がっていくと思えば悪くないだろう。」

 

そう言って(オレ)はソファに腰掛けて言葉を続ける。

 

「それでは、(オレ)の事を話すとするか。」

 

「!! そうだね、聞かせてくれベル君。」

 

(オレ)は自分の身に起こった事全てを話した。

 

元々別の世界の人間だったという事

 

転生神と呼ばれる存在に無理矢理転生させられ、蛇王龍ダラ・アマデュラとして異世界で転生させられた事。

 

何千年も放置されながらも生きていると転生神がまたも現れ、この世界に転生させられた事。

 

全てを話し終えると、ヘスティアは立ち上がり大声を上げる。

 

子供を無理矢理転生させるだって!?何処の馬鹿だ、そんなことをしでかすのは!!

 

憤慨するヘスティアに(オレ)は嬉しく思いながらもこう言った。

 

「ヘスティア、落ち着け。」

 

「これが落ち着いていられるか!!」

 

(オレ)の言葉を聞いてヘスティアは声を荒げる。

 

(オレ)の為に怒ってくれるのは感謝するが、あいつはそれすら楽しむのではないかと思っている。だから、そんなに荒ぶる事はないさ。」

 

そう言うと、ヘスティアは椅子に座り直しながらこう言ってくる。

 

「君がそれでいいならボクは構わないけど・・・。」

 

「よし、それならこの話は終わりだ。」

 

ヘスティアの言葉に(オレ)はそう言って話を終わらせるのだった。

 

 

 

その話が終わると、俺はソファから立ち上がりこう言った。

 

「ヘスティア、(オレ)はギルドに行って冒険者登録をしてくる。」

 

「うん、分かったよベル君。」

 

そう言ってから(オレ)本拠(ホーム)を出て、ギルドへと向かうのだった。

 

ギルドに着くと、ダンジョンから戻ってきた冒険者で溢れていた。

 

その中を進んでいき、受付に辿り着いた(オレ)は目の前にいるギルドの女性職員へと声を掛ける。

 

「すまない、冒険者登録をしたいんだが・・・。」

 

(オレ)がそう言うと、ギルドの女性職員がこう言って来る。

 

「それでは、こちらの書類に名前などを記入して提出してください。」

 

「分かった。」

 

女性職員の言う事に従って手渡された紙に詰まる事無く書き終える。

 

「書き終わった、確認を頼む。」

 

「はい、かしこまりました。」

 

だが、俺のレベルの所はG級と表記されている為余計な騒ぎを避ける為に偽装はしているがな。

 

全て記入し終えた紙を確認していく女性職員がこう言って来る。

 

「【ヘスティア・ファミリア】というのは新興派閥ということですね。」

 

「あぁ。」

 

女性職員の言葉に同意する。

 

そうやって話が進んでいき、(オレ)の冒険者登録が完了した。

 

すると、女性職員がこう言ってくる。

 

「あの、よろしければ新人冒険者のためのダンジョン講義を実施させていただいているのですが如何されますか?」

 

そう言ってくる女性職員に対して俺はこう言った。

 

「なら、頼む」

 

「解りました、それではこちらの通路に別室でお待ち下さい。ダンジョンに関する資料をお持ち致しますので」

 

「解った」

 

こうして、(オレ)の九千年振りの講義を受けるのだった。

 

三時間の講義を終えて(オレ)は懐かしさを感じる気怠さを感じていた。

 

「{まぁ、結構面白かったし}」

 

そう思いながら正面の女性職員がこう言って来る。

 

「それでは、クラネル氏はダンジョンにおけるアドバイザーはどうされますか?」

 

「アドバイザー?」

 

「はい、冒険者の方には専属のアドバイザーを務めるのも我々ギルド職員の役目でもありますので」

 

「なら、君で良い。少しでも顔を知っている人物の方が安心できるのでな」

 

「分かりました、それでは私エイナ・チュールがクラネル氏の専属アドバイザーとなります」

 

「あぁ、よろしく頼むエイナ」

 

「はい」

 

こうして、(オレ)の冒険者登録は無事に終了するのだった。

 

 

ベル以外の団員もモンスターの力を得るようにしますか?

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