蛇王龍が白兎に憑依転生するなんて間違っているだろうか!?   作:XIII世

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どこぞの派閥(ファミリア)野営地(キャンプ)が襲われている、と言ったが俺は襲われている派閥(ファミリア)の事を知っている。

 

野営地(キャンプ)の至る所に滑稽な笑みを浮かべた道化師(ピエロ)紋章(エンブレム)派閥(ファミリア)を俺は一つしか知らない。

 

【ロキ・ファミリア】、原作でも外伝でもその強さは本物であり二大派閥の一角である事を証明している。

 

そして、今の状況はもしかしなくても外伝でもあった事態である事を理解した。

 

そうこうしている内に別行動をしていた【ロキ・ファミリア】の幹部達も戻って来て形勢が逆転し芋虫は全て焼き払われるのだった。

 

更に言えば後から現れた巨大モンスターも剣姫ことアイズ・ヴァレンシュタインによって倒されるのだった。

 

何事も無く終わった事を確認した俺は地上に戻ろうと動き始める。

 

「さて、(オレ)は帰ると…」

 

「ウホォオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」

 

俺がそう言い掛けた瞬間、()()()()()()()()()()()()に帰り道に向いていた足を止める。

 

「まさか、奴もこの世界に来ているのか…!?」

 

(オレ)はその咆哮を聞いて驚きを隠せずにいた、自分以外にも送られていたとは思いもよらなかったからだ。

 

「不味いな、【ロキ・ファミリア】は乗り切ったとはいえ疲弊している。そんな状態でラージャンは仕留めるのは出来るのかが疑問だな、もしもの時は(オレ)が介入すればいいだろう」

 

そう言いながら(オレ)は咆哮の聞こえた場所へと向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「総員、警戒!!」

 

私達は今、目の前に現れた新種のモンスターと対峙している。

 

突然現れたモンスターは黒い毛並みに一対の巨大な角、発達した腕が特徴のモンスター。

 

でも、このモンスターは普通じゃない感じがする…。

 

それは他の皆も感じている…、油断すれば殺される…!!

 

「なんなのよ、コイツ」

 

「分かんないけど、モンスターなら倒さないとね」

 

「サッサと片付けんぞ」

 

ティオネ、ティオナ、ベートさんがそう言っていると、フィンから指示が飛んで来る。

 

「僕、アイズ、ベートはモンスターの気を引いて隙を作りつつ削って行く!ガレス、ティオネ、ティオナは二人が作った隙を付いて攻撃するんだ!それを交互に続けて疲弊させてからリヴェリアとレフィーヤの魔法で止めを刺す!!ラウルとアナキティは他の団員を連れて退避!!」

 

「はい、団長!!」

 

「オッケー!!」

 

「任せておけっ!!」

 

「了解した!!」

 

「わ、わかりました!!」

 

「ぶっ殺してやる!!」

 

「うん!!」

 

「はいっす!!」

 

「はい!!」

 

こうして、私達は未知のモンスターへと挑むのだった。

 

 

 

 

「不味いな、これは」

 

そう言いながら(オレ)はラージャンと戦闘を繰り広げる【ロキ・ファミリア】の様子を見ていた。

 

敏捷の高い三人がラージャンの隙を作っても、ラージャン自体の動きを抑制していないから簡単に躱されてしまう。

 

更に、ラージャンの攻撃は破壊力があるから躱す他ないが動きが読み辛いのか攻撃を受ける形を取らざるを得ないようだ。

 

魔法で対応しようにも動きが早過ぎて一歩でも間違えば味方に被弾してしまうから撃とうにも撃てない状態が続いている。

 

更に攻撃が当たったとしても一番硬い腕である為か、決定打には至っておらず苦戦している。

 

しかも、ラージャンは金獅子の由来でもある激昂状態にまだなってない。

 

もし、現状を打開できないまま激昂状態になられたら全滅する。

 

そう判断した(オレ)はこの戦いに介入する事にした。

 

 

 

 

「あーもー、攻撃あったんないよーっ!!」

 

ティオナがそう言いながらも拳を放つけど空を切ってしまう。

 

「チョロチョロしてんじゃねぇーぞ猿野郎!!」

 

ティオネも激怒しながら拳を放つけどさっきのティオナと同じで空を切る。

 

「くそったれがぁっ!!」

 

ベートさんが蹴りを放つと腕に当たるも全く効いた様子が無い。

 

「これでどうじゃ!!」

 

ガレスの戦斧の一撃も腕に弾かれてしまう。

 

「フッ!!」

 

ガレスの攻撃の隙間を埋めるようにフィンの槍が攻撃するけど腕の薙ぎ払いで弾かれてしまう。

 

「やぁっ!!」

 

私の攻撃も反応して躱されてしまう。

 

それに動きが速すぎてリヴェリアも、レフィーヤも魔法を撃てないでいる。

 

「がはっ!?」「「「ティオナ(さん)ッ!!」」」

 

このままだとジリ貧だと思っていると、ティオナがモンスターの攻撃をまともに当たってしまい壁に叩きつけられてしまった。

 

叫ぶ私達を尻目にモンスターはティオナに襲い掛かった。

 

間に合わない、そう思った瞬間ティオナに襲い掛かったと思っていたモンスターが逆方向に飛んで行き壁に叩きつけられていた。

 

一瞬、何が起こったのか理解できなかった私達だったけど吹き飛んだ理由は解った。

 

拳を突きだした格好をしてティオナの目の前に立っている白髪の少年(あの子)がモンスターを殴り飛ばしたんだという事を…。

 

「えっ…、誰?」

 

ティオナの声で意識を覚醒した私達は少年の言葉に耳を傾ける。

 

「それは後にするとしよう。まずは、ラージャンを止めるとしよう」

 

ラージャン、あのモンスターの事を言っているのかな?

 

「ウホォオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」

 

そう考えていると、後ろから咆哮が聞こえて来て警戒する私達の横を通って少年はこう言った。

 

「さぁ、一狩り行こうぜ!!」

 

 

 

戦闘場所に向かっていると、【ロキ・ファミリア】の【大切断(アマゾン)】ティオナ・ヒリュテがラージャンに殴り飛ばされた光景が目に入り、追撃を仕掛けるラージャンとティオナ・ヒリュテとの間に入ると同時にラージャンの顔面に拳を叩き込むと飛んで行った。

 

「えっ…、誰?」

 

ティオナ・ヒリュテの言葉に(オレ)はこう言った。

 

「自己紹介は後だ。まずは、ラージャンを止めるとしよう」

 

「ウホォオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」

 

そう言った後、ラージャンの咆哮が聞こえて来る。

 

(オレ)は【ロキ・ファミリア】を横切ってこう言った。

 

「さぁ、一狩り行こうぜ!!」

 

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