蛇王龍が白兎に憑依転生するなんて間違っているだろうか!?   作:XIII世

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新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

久々の投稿で文面はおかしくなっていないことを願うばかりです。





(オレ)がお決まりの台詞を言った所で凶狼(ヴァナルガンド)が噛み付いてくる。

 

「何が一狩り行こうぜ、だ!!勝手に出てきて人の獲物を横取りしようとしてんじゃねぇぞ、兎野郎!!」

 

そう言ってくる凶狼(ヴァナルガンド)に対して(オレ)はこう言い返した。

 

「文句なら後にしろ、凶狼(ヴァナルガンド)。暢気に話をしていられるほどラージャン()は大人しくない」

 

(オレ)の言葉に対して今度は勇者(ブレイバー)が反応する。

 

「もしかして、君はあのモンスターのことを知っているのかい?」

 

「あぁ、まぁな。(オレ)の(前世の世界で)住んでいた場所に居たからな」

 

『!?』

 

(オレ)の言葉に衝撃を受ける【ロキ・ファミリア】の面々は驚愕の表情を浮かべる。

 

しかし、今はそんな悠長に構えていられない。

 

「ウホォオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」

 

咆哮と共にラージャンは自分に痛手を負わせた(オレ)に向かって右拳を打ち下ろして襲ってくる。

 

それに対して(オレ)はがら空きになった右脇腹に向かって本気の蹴りを叩き込むと骨の砕ける感触が伝わってくる。

 

そして、蹴りを喰らったラージャンは先程殴り飛ばされた時と同様に宙を舞い、壁に激突し地面に倒れてのたうち回るもその命を落とすのだった。

 

早急に討伐できたことに関しては幸運と言いたいところだが、ラージャンを知っている(オレ)としては違和感でしかない。

 

「ふぅ、こんな所か」

 

そう言いながら(オレ)は体を伸ばしていると、大切断(アマゾン)が話しかけて来る。

 

「ねぇねぇ、あのモンスター倒したんだよね?」

 

「あぁ、それがどうかしたか」

 

「なんで灰にならないのかなって思ってさ」

 

「簡単な話だ、ラージャンはダンジョンで生まれたのではなく自然界で生物として生まれているからだ」

 

『は!?』

 

(オレ)の言葉に【ロキ・ファミリア】の面々はキョトンとした顔をする。

 

「フザけたこと抜かしてんじゃねぇぞ、兎野郎!第一級冒険者が苦戦するような生物がモンスターじゃねぇ訳ねぇだろ!!」

 

「だが、今お前達の目の前に居るラージャンは正真正銘自然界で生まれた生物だ。むしろ、なんでコイツがダンジョンにいるのかが謎だ」

 

凶狼(ヴァナルガンド)の言葉に(オレ)は間髪入れずに答える。

 

「それってどういう事?」

 

「ラージャンは「超攻撃的生物」と呼ばれるほど好戦的で獰猛な生物なんだ。眠らせて運び込んだとしても今の今まで騒ぎになっていないことがおかしい」

 

大切断(アマゾン)の問いに答えていると、怒蛇(ヨルムガンド)が話しかけて来る。

 

「つまり、こんな凶暴な奴がいたら騒ぎになることは確実って事ね」

 

「あぁ、それにラージャンは()()()()()()()()()()

 

「はぁ?それどういう意味よ」

 

その言葉に対して剣呑とした空気が漂う。

 

もしかしなくても、自分たちが弱いと言われていると思っているのだろう。

 

結果としてはそうかもしれないが、違う。

 

「本来ラージャンはあそこまで打たれ弱くない、(オレ)の蹴り一発で仕留めることは出来ない。つまり、ラージャンは他に戦っていた

存在が居ると言うことだ」

 

「なるほど、僕達と交戦した時から瀕死だったという事か・・・」

 

「チッ!!」

 

『・・・・・・・・・』

 

険しい顔をする【ロキ・ファミリア】の面々に対して(オレ)はかける言葉などなかった。

 

 

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