蛇王龍が白兎に憑依転生するなんて間違っているだろうか!?   作:XIII世

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炎王龍(テオ・テスカトル)・・・、前世では古龍渡りをしている個体を捕食したことは何度かあるがあの振り撒いている粉塵が一番面倒臭いんだよな。

あれのせいで(オレ)の住処が何度も地形変化したことか・・・。

過去の記憶を振り返っていると最初に炎王龍(テオ・テスカトル)が動きを見せる。

突貫してくると同時に飛びかかってくる炎王龍(テオ・テスカトル)に対して大きく後ろに跳んだ。

そして、炎王龍(テオ・テスカトル)が着地した瞬間爆発が起きる。

「やはりな」

粉塵を起爆させた炎王龍(テオ・テスカトル)に隙が生じる。

その瞬間を逃すこと無く、炎王龍(テオ・テスカトル)の懐に潜り込みガラ空きになっている胴体に右拳による一撃を食らわせる。

「グォオオオッ!?」

それによって呻き声を上げるが、我は追撃として浮き上がった炎王龍(テオ・テスカトル)の尾を掴み戦鎚(ハンマー)投げの要領で投げ飛ばして見せた。

ダンジョンの壁に激突した炎王龍(テオ・テスカトル)は起き上がると同時に駆け始めたかと思えば突然空を飛び始める。

それに伴って橙色の粉塵も周囲に散布されていくのを見て我は奴のしようとしている事が解った。

「拙い・・・」

そう言葉を続けようとしたが時既に遅し、その瞬間炎王龍(テオ・テスカトル)は火花を起こした瞬間我は爆炎に飲み込まれた。

【スーパーノヴァ】

自身の周囲に広範囲を巻き込むド迫力の大爆発を巻き起こす大技を使ってくるって事は奴もラージャンとの戦闘で弱っていることの証明だ。

「げほっげほっ・・・!!本当に面倒だ・・・」

そう言いながらも我は自分の状態も確認する。

全身は煤に塗れ防御した腕は重度の火傷を負い所々に軽度の火傷を負っている。

「グゥオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」

すると、炎王龍(テオ・テスカトル)が此方を見て勝利を確信したかのように雄叫びを上げたのだった。

その瞬間、我の中の何かがキレた。

「オイ、何を勝ち誇ってやがる・・・。今もお前の敵(オレ)は生きてるぞ、それなのに勝ち鬨を上げるたぁ調子に乗ってんじゃねぇぞ!!!」

その怒号と共に地面を蹴り砕くと同時に炎王龍(テオ・テスカトル)の懐に入り込み顎目掛けて右拳を叩き込むと顎の骨が砕ける音が響く。

「グルゥオッ!?」

当然の衝撃に勝ち誇っていた炎王龍(テオ・テスカトル)が動揺する。

右拳を喰らわせた後一度地面に降り、今度が喉に右の貫手を放つと喉の肉を抉りそのまま声帯をも潰した。

「がっ・・・がっ・・・!?」

喉を潰され顎も砕かれた炎王龍(テオ・テスカトル)は自身の巨体をふらつかせるほど足下が覚束ない様子だった。

「これで終わりだ」

我はその一言と共に炎王龍(テオ・テスカトル)頭蓋(あたま)を踏み砕いたのだった。

「ふぅ、この身体での戦闘はまだ慣れる必要があるな」

そう言って我は炎王龍(テオ・テスカトル)の死体と他の怪物素材(ドロップアイテム)を持って地上へと帰還するのだった。

 

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