【三次創作】~名も無き忍道~『関節技縛り』【中編】 作:ひろっさん
うわ、マジか。
……。
なんでやねん。
……。
???
……。
……。
……。
いいや、撮影しちゃえ。
はい、リセット画面からこんにちは。
現在、10連雷様ガチャ爆死中です。
行く先を10回変えてるんですけど、どこへ行っても雷様が出てきます。
攻略しようとしたら、時間稼ぎしてる間に無様や半蔵が来て、ちょっと面倒なことになりまして。
具体的に言うと、一緒にいた部隊が壊滅するんですね。
だから避けようとしたんですけど。
これって、もしかして大蛇丸辺りがナメコちゃんを狙ってます?ロリコン属性追加かな?
なので、諦めて雷様攻略しようと思います。
雷様って言ってますけど、3代目雷影のエー様ですね。
馬鹿みたいな防御力で、1万の軍勢相手に三日三晩戦い続けたとか、バカみたいな逸話がありますけど、マジです。
ゲーム中でもそれができるパラメータに設定されてまして、完成版の『風遁螺旋手裏剣』を無傷で耐えるとかいう、頭のおかしい耐久を誇っています。
普通は幻術や封印術で仕留めると思うんですけど、一応は『発勁』を極めると、筋力次第でダメージが通ります。
『八門遁甲』で強引にダメージをねじ込むこともできますけど、かなり鍛える必要があります。
また、『化勁』なら、雷様自身の『地獄突き』を返すことができるため、それなりに戦えます。
では『立ち関節』は?
『地獄突き』を防ぐので精一杯ですね。
一応、抑えてはおけるので、その間に封印してもらう感じです。
『関節技』で。
――これは『関節技縛り』のプレイ動画です。
『飛び十字』から、『逆十字固め』に抑え込みます。
ナメコちゃんの筋力的に、コレがギリギリです。
そして、封印術持ちで参戦してるサイの『虎視眈弾』で封印してもらう、というのが、今回の正しい対処法になります。
脱出にミスると諸共封印されてしまうため、再現プレイする時は気を付けましょう。
――ロリババアボディに密着されたい、されたくない?
――――語り部、三代目雷影エー
こんな忍がおるとはな。
体格が子供のように小さく、チャクラもないようだが、体術がワシと同等かそれ以上。
『一本地獄突き』を体術で捌いてきおる。
いや、技量も飛び抜けとるが、かなり筋力があるぞ。
何かの禁術で復活させられ、雲隠れの忍と戦わされることに腹を立てておったが、思わぬ僥倖よ。
これならば、『一本地獄突き』で死ぬ者も出まい。
「貴様、名は何と言う?」
「三代目エー様。彼女は言葉を話せないので、私から失礼します」
「む、そうか」
「木の葉の滑里タケノコ。二つ名を『闇夜の黒猫』と申します」
「『闇夜の黒猫』だと?」
「はっ」
雲の者は、タケノコとやらが下がってワシが出るタイミングで、顔に手裏剣を飛ばして牽制してくる。
目を狙われるとさすがに弱いのだ。
対処が分かっとるようだな。
「第三次忍界大戦の都市伝説ではないか」
「それが、その後、彼女1人の所業でそれが続いておりまして」
「なんと……」
しかしなるほど、確かにこの体術ならば、並みの上忍でも奇襲を受ければ為す術はあるまい。
そして、性質上、目立った痕跡は残らんな。
木の葉め、恐ろしい戦術を考案しよってからに。
いや、本当に怒るべきは、ワシを蘇らせ、雲の者を殺させようとした何者かか。
今は、雲の者を殺さずに済むことを喜ぶとしよう。
話を聞くに、息子も元気でやっとるようだし。
考えておると、組み付かれた。
『飛び十字』、しかもうつ伏せに土を舐めさせられる。『逆十字固め』か。
「ぬう……、まさか、寝技をかけられるとはな……」
しかも、経絡を抑えられ、筋力で抜けられん。
この娘の技量と筋力が、ワシの筋力を上回っておるのだ。
「タイミングを抜かるなよ」
「ん」
今のワシへの対処法を考えるに、無力化には封印術しかあるまい。
しかし、タイミングを誤れば、ワシ諸共封印されてしまうだろう。
ゆえに、ワシは声をかけたのだ。
ここで終わらせてしまうには、惜しい。
雲と敵対するならばともかく、共同作戦をしておるようだしな。
――――
よし!
無様と半蔵が口寄せされるまでに間に合いました!
猶予30秒とか、雷様がしゃべってる間に終わっちゃったよ。
おかげで、雷様の有り難いお話を目印に足切りタイムを決めることができました。
(31敗。1回、足掴まれて封印に巻き込まれたけど、倍速中やし、言わんかったら分からへんわからへん)
後は無様と半蔵をポキポキするだけです。
無様こと2代目土影は塵遁という血継淘汰の開発者で、この世界の歴史上、4人くらいしか使い手がいない忍術を使います。
簡単に言うと、光学迷彩、原子分解の両立という、チート性能です。
正史的には唯一正式に受け継いだ、3代目土影のオオノキをぶつけるのが正解なんですけど。
忍術の物量で押し流す、『天照』など、結構色んな攻略法があります。
実は光学迷彩と原子分解は同時に使用できないため、原子分解を使用する瞬間なら普通にポキポキできます。
無様と雷様が揃い踏みされると、雷様の『地獄突き』に集中している間に原子分解されるという、悪夢のコンボが存在してまして。
両方、即死持ちなので、体術オンリーでなくても、その状況ができたらリセット案件です。
この2人、先に穢土転生で呼び出して本物のマダラにぶつけたら、10回に1回は勝っちゃうからね。
そして、無様の原子分解は、性質が『立ち関節』を極めた状態に似ているため、ナメタケちゃん自身を相手にしてると考えて立ち回れば、ほぼ間違いないです。
それでも、4、5回のリセットは覚悟しましょう。
……。
はい、封印完了しました。(7敗)
後は半蔵です。
正史的にはダンゾウの策略に振り回されて、疑心暗鬼になった末に自分の信念も失った可哀想な人ですが。
普通に戦うとクッソ強いです。
そりゃまあ、自来也、大蛇丸、綱手の3人を相手に余裕で勝つくらいですからね。
ダンゾウが策略でどうにかしたがった理由もわかるってもんですよ。
ただ、その策略のせいで暁がただの犯罪組織になって、この第四次があるため、やっぱりダンゾウ死すべし。
攻略法は、速攻すれば倒せます。
毒系の忍術を使うんで、飛沫でも受けると大ダメージなんですけど、即死はしません。
そして解毒薬は雨隠れの忍が持ってます。
なので、解毒が間に合うこと(試行回数)を信じて吶喊すれば、ナメコちゃんの脚力なら簡単にポキポキできます。
……。
はい、3回で済みました。
半蔵封印完了です。ミフネの出番?知らねえな。
一度本部に戻ってから、解毒と治療を済ませて、また戦場に戻ります。
――――語り部、大蛇丸
「無と半蔵もやられたわ」
穢土転生を発動させていた私は、事実を口に出した。
「何?」
マダラと名乗る何者かが、聞き返してくる。
「本当、嫌になるわね。半蔵なんて、今の私でも勝てるかどうかわからないっていうのに」
「またか」
「そう、またよ」
滑里タケノコ。
第四次忍界大戦が始まる前後、何度も辛酸を嘗めさせられた相手ね。
マダラの方にも何かあるみたいだけど。
知り合い、という可能性も十分にあるわね。
それなら、弱点の一つも知っていそうなものだけど。
いえ、そもそも弱点と呼べる弱点がないのかもしれないわ。
なにしろ、体術一辺倒であれだけの戦闘力を発揮するんだもの。
簡単に言うと、戦術的な戦闘力特化。
変に汎用性とかは考えてないから、型にはまれば圧倒的な力を見せるタイプ。
他の仲間によるサポートを前提にしている、と言えばいいかもしれないわ。
調べた限り、本当に宵闇流と脚力以外、自分への飛び道具対処くらいしかできることがないみたい。
間違いなく、下忍で終わるはずの才能よ。
それを伝説級に押し上げている要素は、修業が高レベルで、少ない分野に特化しているからね。
まるで、自分の才能の活かし方を知ってるみたい。
「一度引いて『月の眼』計画を見直すか、もう少し隙を見るか、した方がいいんじゃないかしら?」
私は、はっきりと戦争の敗北を口にした。
「いや、このまま行く。サスケの行方も分からないしな」
「何かあれば、同行してるカブトから連絡がある手筈ではあるけど……」
私はしれっと誤魔化す。
無限月読の話は聞いたけど、付き合い切れないわ。
サスケに同行しているカブトから、既に何度か連絡を受けてるのを黙っているということ。
思ったより育っているようだし。
方向性によっては、新しい肉体に『不屍転生』した後に、イタチの肉体を返してもいいくらい。
私の憑依先として使い潰すのがもったいないのよ。
もちろん、マダラの手駒として使い潰すのも嫌。
そろそろ、こっちも潮時かもしれないわね。
雷様と無様、それに半蔵のトリオにストーカーされた幼女(28)。
本編には書いてませんけど、大蛇丸に君麻呂の時の意趣返しされました。