【三次創作】~名も無き忍道~『関節技縛り』【中編】 作:ひろっさん
はい、今回も始めていきます。
前回、初戦闘で何が起きたのか、その詳しい解説からですね。
背景では戦闘シーンだけ等速で流しますから、それ見た方が早いかもしれませんけど。
使っている技は『肘固め』。
『立ち関節』の一種、これも立派な関節技です。
リアルだと、合気道とか、柔道とかで習う技ですね。
ただ、柔道って確か、中学以下は禁止だったと思います。
筋力があっても、油断してると簡単に折れちゃうんでね。
まさに今回、ナメコちゃんが低い筋力で中忍の腕を折った理屈です。
もちろん、素人が面白半分でやっちゃダメなやつです。
普通のプレイヤーは、まずお目にかかったことがないと思います。
理由は2つ。
まず1つ。『関節技』の道場が存在しない。
このゲーム、熟練度レベルを⑨段階まで上げると最低限、実戦使用できるようになるんですけど。
『関節技』⑨、『打撃』1、『投げ技』1と熟練度を分配することで『立ち関節』を閃きます。
通常プレイでこんなことする人いないでしょうから、発見されなかったんだと思います。
そして2つ目。アカデミーに教本の類が存在しない。
一応、中忍になると入れる書庫に存在はするんですが、その頃になると『打撃』を捨てるデメリットが大きくなって、わざわざ習得したところで使わないでしょうし。
なので、アカデミーか下忍の段階では、独学で習得していく必要があります。
ちなみに、『関節技』1、『打撃』⑨、『投げ技』1で『発勁』。
『関節技』1、『打撃』1、『投げ技』⑨で『化勁』って体術スキルを閃きます。
両方、極めるとマダラだろうが『死門』だろうがチャクラなしで戦えてしまうという、チートクラスの体術です。
『化勁』なら雲隠れのアカデミーに教本があるんで、存在を知ってる人もいるかもしれませんね。
ただし、ある程度のフィジカルは必要です。
さすがに『虚弱』を引いてマダラに勝てるほど甘くないってことです。
というわけで、背景ではナメコちゃんが経験値を稼いでいます。
ああ、誤解のないように。
ここまで綺麗に奇襲が決まってるのは、元々チャクラ量が少ないからです。
この世界の忍者って、基本的にチャクラの有無で生物を探知してるので、元々チャクラ量が底辺なナメコちゃんは、森の中だと野生動物に紛れてしまって感知が非常に難しくなります。
だから、初撃で腕一本持って行かれるまで、中忍くらいまでなら気付かないんです。
まともにやり合ったら、今の段階だと勝てないですよ。
チャクラは緊急回避の分身に残しておく必要がありますから、身体強化できません。
そうなると、ほぼ敵の攻撃忍術避けられないんで。
そういう意味で、他をちゃっちゃと倒してくれるシカク先生の存在はありがたいですね。
ちなみに、任務ランクBですけど、カカシ、オビト、リンが動員されたのと同じく、人手不足で下忍もBランクの任務に動員されてます。
お、イノ、シカ、チョウが揃いました。
コンビ忍術『肉弾
秋道チョウザが『肉弾戦車』、奈良シカクがそれを『影掴み』で振り回し、山中イノイチが『感知伝々』で敵を感知し、場所を伝え叩き込む。
これ、対集団用の戦術で、3つの一族がこの戦術のために鍛錬してるんですけど、敵に回すとかなり厄介です。
今回は見事に集団相手にぶつかりましたね。
何がヤバいって、シカクおじさんが的確に集団のいる場所を当てるんです。
侵攻ルートと言いますか。
なので、この時期の岩隠れ、「中隊、大隊で移動していて気楽だー」とか思ってると、チョウザおじさんが降ってきて潰されるってことがよくあります。(⑨敗)
一度、第三次で土の国を勝たせようとしたことがあるんですけど、「火の国にバランスが偏っている」って言われて、納得するくらいには難しいです。
伝説の三忍とか、普通に出てくるんで。
プレイヤーキャラ1人でどうにかしようと思ったら、雷様とかオオノキとか、半蔵とかを操作するしかないと思います。
ちなみに、こうなると下忍の仕事は残飯処理です。
抜けてくる敵は探知網に引っ掛かるので、『影縛り』で動きが止まった敵を順番に殺していくだけです。
シカクおじさんが自分で殺さないのは、チャクラ温存のためですね。
なので、シカクおじさんのチャクラが持たなくなったら、拠点まで撤退となります。
3つの班で固まって退却する上に、感知系が得意なイノイチおじさんもいるため、敵と遭遇することはまずありません。
後は、ナメコちゃんの評価ですけど。
……概ね好評ですね。
元々戦争やってる人達なんで、チャクラ術至上主義とか言って、チャクラ量が底辺だったり術が使えなかったりしても、強ければちゃんと評価はしてくれます。
まあ、それで上忍とか言われても困るけどね!
もう一度言いますけど、『片言』はほとんどコミュできないんで、指揮官役には致命的に向きません。
会話の選択肢とか、ぶっちゃけ半分が「ん」か「……」で埋まります。
なので、上忍にされるとむしろ意思疎通できなくて困ったことになります。(1敗)
現時点で撃破スコアは5、内、残飯処理が2。
シカクおじさんの援護あっての数字ですが、上々でしょう。
戦争中の撃破数は、中忍昇格にプラス判定になります。
殺している必要はなく、無力化している数ですね。
ちなみに、あと2年もすれば身体ができて、足や首といった堅いところも折れるようになりますが、今は無理です。
まあ、実際に中忍になる必要はなく、欲しいのは『立ち関節』の秘伝書です。
中忍になると入れる書庫に眠ってるんで、『立ち関節』で戦果を挙げていると、担当上忍が探してきてくれます。
その際の評価っていうのが、どうも中忍昇格ポイントで判定されてるみたいで、だから中忍を目指す方が無難なんですね。
はい、第三次終了です。
合計スコアは12人、内、残飯処理5人です。
単純に撃墜スコアを稼げばいいってもんではないんですけど、ナメタケちゃん、コミュ能力壊滅の代わりに、かなりストイックに鍛錬を積み、任務を行う方なので、待ち伏せ戦術に限定すれば、中忍クラスの活躍ができます。
有利ポジションを見極めて待ち伏せって、チャクラ量が少ないキャラの場合は鉄板戦術で、上手くやれば、『立ち関節』とかなくてもネームドを倒せたりします。
まあ、奇襲に失敗したらもれなくあの世行きですけどね。(15敗)
それと今回、待ち伏せが全部成功したのは、ほぼすべてシカクおじさんのおかげです。
自分の力だとか思って調子に乗ったら、チャクラ量底辺のハンデを存分にわからされるから、気を付けましょう。(3敗)
シカクおじさんの任務能力高過ぎない?
それはともかく。
里に戻って色々イベントをこなします。
この時期、イベントが目白押しで、オビトの墓(仮)の前にいると、結構色んな人が墓参りにやってきます。
イタチとかシスイも来ますよ。
結構、人望あったんですね。
まあ、大抵の人が知ってるだろうから、編集でカットしますけど。
手垢がつきまくったゲームなんで、必要ないところは遠慮なくバッサリ行きます。
なお、ナメコちゃんの両親は生きてます。
倍速で飛ばしましたけど、プレイ中にその辺の話を聞きました。
簡単に言うと伝令特化ですね。
戦闘力を切って捨てて、足腰を極限まで鍛えてます。
しかも、チャクラ量が少なくて感知し辛いって特性を生かした、ステルス伝令になってます。
戦闘力が期待できないから、下忍なんですね。
任務ランク的に、中忍の場合は敵の忍との戦闘が想定されますから。
ただ、この伝令特化が結構馬鹿にできないみたいで、岩の忍が追い付けなかったとかいう話がちらほらあります。
正しくは、探せないんでしょうね。
森の中とか、似たようなチャクラを出す動物がそこら中にいますから、紛れてしまうんです。
だから、戦死しなかったんですね。
――――語り部、ダンゾウ
「ほう、あやつ、生き延びたか……」
思わず口に出すほど、それは意外なことだった。
滑里タケシ。
チャクラ量の不足により、戦闘力を用立てできず、中忍とはなれぬ者。
むしろ、己に早々に見切りをつけ、伝令に特化した鍛錬を己に課した、殺し合いを捨てた者。
忍失格の落ちこぼれと言う者もいるがな。
ただし、別に判断力が低いわけではない。
己の才能に見切りを付けられず、上を目指して鍛錬を続ける者も少なくないのだからな。
とはいえ。
先の第三次忍界大戦において、そういう者も多く命を落とした。
そういった事実を見るに、何らかしらの危険を察知する能力を会得しておるのやもしれぬ。
機会があれば、伝令任務に特化した忍として、中忍に推薦するのも考えてよかろう。
しかし。
滑里タケノコ。
こちらは随分と武闘派のようだ。
奈良のせがれの下で、戦果を挙げているという。
報告によれば、体術を用いた奇襲のようだが。
チャクラ量不足は父親と同じという話。
何かしら克服する手段を会得したか。
なんとも、不可思議な一族よ。
父親のタケシに関して、少し出てきます。
チャクラ障害みたいなのと、引き換えに高い敏捷が遺伝してるって感じですね。