初投稿です。
オリジナルの主人公、たまにラッキースケベみたいなものを入れたいですね。
ガールズラブの可能性が大ですので、そこらへん嫌いな方はオススメしません。
オモチロイ文章が書ければいいなと思っています。
東方絵空事
第一話
おっと、こんなところから失礼いたします。
こんなところというのは、今私がいる場所のことについて説明しているのですが。
此処は何処なのでしょう。
暗い板張りの建物の中。
上半身を起こすと、床が鳴った。今にも崩れそうな建物。広さは5畳ぐらいでしょうか。
鞄の中身を確認しましたが、異変はないようで、
見回すと、光が弱く差し込む戸がって、上から紐がぶら下がってるのが見えます。
その上には大きな鈴が。おそらくこの建物は神社でしょう。
全身の埃を払いよろよろと立ち上がって立て付けの悪い戸を横に思いっきり引っ張ると、上から蜘蛛がふってきました。
声にならない悲鳴を上げ後ろに飛びのき、身震いしてからもう一度戸を引っ張ります。
やっとこさ戸をあけると、荒れ放題の庭が見えます。セミの鳴き声。熱気。
森の中にぽっかりとこの場所だけ木が生えていません。
私は誘拐されたのでしょうか。
それなら拘束やら、何やらされているはずでしょう。
それとも自転車の乗り捨てみたいに誘拐して、知らないところにポイですか?
そもそも私は何をしていたのでしょうか。
私は田舎の高校に通う、平凡な女子学生です。
少女じゃない!?と憤慨された方は、ブラウザにありますでしょう[戻る]ボタンをクリックするのをオススメいたします。
そして、下校途中に意識を失い気がつくとここに。体は何処も痛くないですし、鞄の中身が取られたわけでもありません。
なぜ、こんなことに?
神社の中に戻り自分の通学かばんを肩にかけ、もう一度外に出ると私は森の中へと足を進めました。
森の奥へ、奥へ。
草は踝ほどの高さで、森の中は木々の木漏れ日でところどころに光が差し、田舎の祖母の家を思い出させます。
祖母の家は山の麓にあって、セミや、カブトムシをとりによく山の中に入ったものです。
もう長らく行っていませんが、小さい頃に祖母の家に行くと必ず神社に連れて行かれました。
その神社の名前は、
何でしたでしょう。忘れてしまいました。
白水…いや、清水?いやこれは京都のお寺ですね。
忘れてしまうくらい昔の話なんです。そんな感じです。
気がつくと私はまた、あのボロボロな神社の前に戻ってきていました。
ぞわりと、鳥肌が立ちます。
私は確かに、まっすぐまっすぐ歩きました。
もしかして、どこかでUターンしてたなんて。そんなまさか。
もしかしたら、寝起きゆえに、私が寝ぼけて途中でUターンしたのかもしれない。
そうですね。きっと。そうです。
さて、もう一度。
脱出を試みましょうか。
――――――――
結果から言いましょう。
私はどうやら森から出れないらしい…です。
いえ、どちらかといえばこの神社から離れることができない。
一体自分は何を言ってるのか。これは本当に一体全体どういうこっちゃ。
仕方なくボロボロな神社の石畳の階段に腰を下ろします。
これは呪いの館ならぬ、呪いの神社なのでしょうか?
まるで、逃がさない…とでも言われているような感覚です。
日も暮れてきました。
セミの鳴き声に鈴虫の鳴き声が混じってきます。
こんな真っ暗な森の中で、私は一体これからどうなるのでしょう。
果てしない孤独感。今にも泣き出してしまいそうです。
おうちに帰りたい。
お母さんの作った温かいご飯を食べて、お風呂に入って、適当に勉強して、寝たい。
あぁ…お風呂に入りたい。
昼間に歩き回ったせいで、かなり汗をかいてしまいました。
汗のにおいが気になってしょうがない。
そしてのどが渇きました。水筒の中に入ってる飲み物はもう全部飲んでしまっています。
水が…水がほしい。
ただの蛇口をひねると水が!なんて青い猫型のロボットの出す道具はないのですか。
蛇口…ひねるだけで水が出るなんてなんて素敵な文明の利器だったのでしょう。
いやいや、蛇口があれば必ず水が出るとも思っていませんが。
そんなことを思っていると。
ゴンッ!!
「ひぃ!?」
突如真横から音がして思いきり肩を震わせました。
心臓がバクバクと音を立てています。
「なに!?なに!?」
お恥ずかしながら腰が抜けてしまったようで、ガクガクと震えながら体をそらせました。
向いた方向には人影はなく、古びた石畳の上に、転がっているものが。
鉄の棒のようなもの、バールでしょうか?
いいえ、蛇口です。
「じゃ、じゃぐち…!?」
新品と同然のそれは、薄暗闇の中で光っていました。
誰かが投げた?それともカラスが蛇口を持ってて落とした!?いやいや。ありえないでしょう。
恐る恐る触ると、鉄のひんやりとした冷たさが指に伝わります。
これは、
「ただの蛇口です…!」
ためしについている蛇口をひねってみます。
当たり前ですが、水は出ません。
深くため息をついてから、蛇口を階段に置いて私は自分のひざに顔を埋めました。
なんでいきなり蛇口なんですか。
ここはどこなのでしょう。一人は心細いです。
私はここで飢え死ぬのでしょうか。
食べ物や水はないですし、動物の気配はまったくしません。そもそも気配ってわかるものですか。
家に帰りたい。
お母さん心配してるだろうな…。
小さいころにお父さんは浮気して出て行ったから、母子家庭。
私を育てるために、夜遅くまで仕事をしているお母さん。晩御飯を作ったり、家事をしたりするのは私の仕事。
きっと今頃帰ってきて、私がいないと大騒ぎしているはず。
早く帰らなきゃ。
お母さんのために…!そして私の生死のために。
私、こんなとこで死ぬのは真っ平ごめんですからね。
「くそぉ、ここがもう少しきれいだったら…」
あと、お風呂と、水が出て、火が使える台所と、布団があったら…。
あとあと、忘れちゃいけないのがトイレです。
そんな場所だったら…。
そんな場所だったら…。
突如突風が吹き、森の木々の葉がざわざわと音を立て始めました。
私は一瞬身を縮めて、ひざの間から顔を出します。
突風は止まないまま。
蛍のような淡い光が私の周りを、このボロボロな神社の周りを囲います。
不思議と恐怖感は無く、石畳で腰を抜かしたままの私はボロボロな神社を見つめました。
光の玉はボロボロな神社を覆い、強く発光しました。
思わず顔を手で覆います。
パンッと爆竹が爆発するような音を立てて光は形を大きくし、やがて弾けて消えました。
突風も森の中へ吸い込まれるかのように去っていきます。
私は口をぽかりとあけながら見上げました。
光が消えたそこにあったのは、真新しい木張りで出来た神社。
赤と白の縄の先には大きな鉛色の鈴。賽銭箱。
しめ縄。そこからたれ下がる真っ白な紙垂。
これは夢でしょうか。
やっとこさ立ちあがると、私はその建物の周りを一周しました。
神社の裏には小さな小屋が建っており、窓から暖かな光が揺れています。
その小屋は神社と渡り廊下で繋がっているようで、渡り廊下の下には池がありました。
私は神社の中に恐る恐る足を踏み入れました。
あとがき
はじめまして、白波と申します。
ネットに小説を投稿するのは初めてです。
よく勝手がわかっていませんが、これからも少しずつ書いていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。
東方については、まだまだ勉強中です。
犬走さんと、霊夢さん、妹紅さんが好きです。彼女たちみたいに強い女の子になりたいですね。
さっさと序章書いて、キャラクターを出していければと思います。
つたない文章ですが、少しでも楽しんでいただけると幸いです。