「………………」
「………………」
よっす、こんちわ弥生だ。俺は今、外に出て魔理沙と向かい合っている
「お互いに残機は2、スペカ枚数は4でいいわね?」
咲夜が審判してくれるみたいだ。ちなみにパチュリーとこあは室内にいる
「OK」
「私は別にハンデがあってもいいけどな」
なにおぅ?
「上等だぜ魔理沙ェ、その幻想ぶち壊す」
「事実を言ったまでだぜ」
はっ、大口叩いてられるのも今のうちだぜ
「それじゃあ、用意はいい?」
「私は何時でもいけるぜ!」
「ちょっと待った!」
やる気のところ悪いが待ってもらおう
「なんだ?やっぱりハンデいるか?」
「いらねえよ、ただ一つ言いたい」
そう、これは結構深刻な問題だ
「何かあるの?」
「ああ。……………武器が欲しい」
「「武器?」」
そう、武器
「魔理沙だってあの八角形の奴持ってるだろ?霊夢とかあの棒とかさ、俺もあんなのが欲しいわけなのよ」
「と言われても………」
「まあそこらへんは考えてあるから大丈夫だ。…………ゆかりーーん!!」
俺は空に向かってゆかりんの名を叫んだ。届け俺のマイボイス、あの星まで
「いや、そんなので紫が出てくるわけ「はぁ〜い♪」出たぁ!?」
どうやら俺の声は届いたようだ
「ゆかりん、俺武器欲しいんだ。何かない?」
「そう、武器ねぇ…………ないわね♪」
………orz
「あっ!あれでいけるんじゃないかしら、でもあれは………」
「なんかあんのか!?あるならそれでいい!」
「え、ええ、あるにはあるんだけど…………ていうか貴方はiPodがあるじゃない」
iPod?無理無理、どうやって武器にしろってんだよ。イヤホン持って振り回せってか?iPod壊れるじゃん、俺嫌だぜそんなの
「う〜ん…………まあ、本人が言ってるんだしいいか。ちょっと待っててね」
そう言ってゆかりんはスキマの奥に引っ込んでいった
なんだろうなぁ〜、ドキドキワクワクだぜ
「お待たせ♪」
待つこと数分、ゆかりんが出てきた
「待ってました!」
「はい、これよ」
そしてゆかりんから二つのアメリカンクラッカーが手渡される
「………………ん?」
「それじゃあね〜」
………………ん?アメリカンクラッカー?
「…………アメリカンクラッカー?」
「「………(コクコク」」
「……………」
アメリカンクラッカーァァァァァァァァァ!?
「え?ちょっと待てよ、え?アメリカンクラッカー?え?」
「落ち着きなさい弥生」
「ああ、そうかわかった。ゆかりんのことだからこのアメリカンクラッカーには何か仕掛けがあるんだ。きっとそうに違いない、てかそうであってくださいお願いします!!」
「現実を見るんだぜ弥生」
「やめろォォォ!!現実を見ろとか言うな悲しくなる!てかアメリカンクラッカーってなんだよ!!これで何をしろと?カチカチカチカチ音鳴らせばいいんですかぁぁ!?俺はジョセフじゃねえんだぞ!!」
こんなアメリカンクラッカーなんて空へ向かってフライアウェイ!!
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン
ふぅ、これで世界は救われた………え、アメリカンクラッカー?何それおいしいnズガァ!
「ぐふぉ!」
な………んだ、と!?アメリカンクラッカーが戻って来た!?
てか痛え、後ろ頭がマジ痛え。さながらこれはジョセフ・ジョースターのクラッカーヴォレイのようnドガッ!ぐっふぇ!もう一撃だと!?
「おぉう、おうおう…………お?」
なんで戻って来たんだ?…………!まさかこれがゆかりんの仕掛け!?
「来た!これで勝つるぜ!!」
「うぉう!?クラッカーが当たって痛がってると思いきや急に元気になったな」
「このアメリカンクラッカーで、俺は勝つ!」
高らかに俺は宣言したのだった
「このアメリカンクラッカーで、俺は勝つ!」
そう高らかに宣言する弥生
「……………は?」
私はそう返さざるをえなかった
………弥生って、案外馬鹿なのか?そんな感じは元々していたが……
咲夜も同じこと思ってるみたいだな、苦笑いしてるぜ
「まあ、なんでもいいぜ。早く始めるとしようか!」
「おう!魔理沙、てめぇにクラッカーヴォレイの真髄、見せてやるぜ!」
…………あ〜、うん、頑張れ
「それじゃあ、この石が地面に落ちたと同時に開始ね」
「わかったぜ」
私はそう答えて箒に乗り宙に浮く
…………ん?
「弥生、飛ばなくていいのか?」
「おう、多分まだ飛ぶよりこっちの方が動ける」
「そうか、…………始めようぜ」
咲夜は石を上に放り投げる
「……………」
「……………」
そして、石が地面へ落ちた
「恋符【マスタースパーク】!」
「風音【ストームミュージック】!」
私と弥生は同時にスペカを放った
「く…………のぉ…!」
「う………らぁ………!」
暫く均衡が続いたがどうやらスペカの発動時間が終わったらしく同時に消える
「まさか弥生も最初からスペカ使ってくるなんてな。予想外だったぜ」
「そうか、以心伝心で何よりだ!」
弥生から沢山の弾幕が放たれた。弾幕は中には棒の形をしているものもあり、更に抜け道がなんとも複雑になってる
…………へぇ、なかなか考えたじゃないか
「だがこの私には効かないぜ!」
こんな弾幕抜けるのなんて朝飯前だ!
私は弾幕の雨をひょいひょいと避け弥生に弾幕を撃つ
「おっと!…………やっぱそう簡単にはいかねえか。少し早えが、二枚目使うぜ!音速【ソニックミュージック】!」
弥生が叫ぶ。と同時に私の視界から消えた
「っ!?何処だ!?」
慌てて弥生を探す……………上か!
「遅いぜ魔理沙!!」
私が気付いた時には既に弾幕が私の眼前まで迫っていた
流石に、これは避けられないぜ
「うわぁぁぁ!(ピチューン!」
「いよっし!まずは一機!!」
くっ、先制されるなんて。不覚だぜ
「だが甘い!油断しすぎだぜ弥生!!彗星【ブレイジングスター】!」
「なにっ!?ぐはっ!」
油断している弥生に向かって突っ込む。私の突撃は弥生の腹に当たり、吹っ飛ばした
「これでお互いに一機だな。弥生」
「つつつ………。ああ、だが魔理沙。俺はまだこのクラッカーヴォレイを使ってないんだぜ?」
「……………」
そうだった。あのアメリカンクラッカー、確かに戻って来るのは凄いけど………どう反応すればいいかわからないぜ
弥生は手に一つずつアメリカンクラッカーを持つ
「せ〜んろはすっすむ〜よ〜♪ど〜こま〜で〜も〜♪」
………なんか急に手を上下させながら歌い始めたぜ。あいつ大丈夫か?
そして弥生の動きが止まる
「…………っ!?」
弥生の手にあった、アメリカンクラッカーが…………ない!?
「ア、アメリカンクラッカーはどこに行ったんだぜ!?」
「わからない?ほんとぉにわからない?」
うぐ、腹立つ顔だなあいつ
「なんだっていいぜ!いくぜ弥生!!」
私は構わず弾幕を放った
「こっちも行くぜ!クラッカーヴォレイ!!」
弥生が勢い良く腕を振るう。それと同時に弥生の手から何かが放たれ私に向かって来た
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!
っ!?あんなとこに隠してたのか!
クラッカーは弾幕を放ちながら弾幕の間をすり抜け私に向かって来る
「速いっ!?」
突然の事で体が反応出来ない。私はクラッカーに当たることを覚悟し、目を瞑った
「………………あれ?」
衝撃が来ない。なんでだ?
「おわぁぁぁぁぁ!!なんでだぁ!?」
弥生の叫び声が聞こえる。弥生の方を見てみると………
「なんで弾幕と一緒に戻って来てんだyああああぁぁぁぁ!!(ピチューン!」
勝手に自滅していた
「え、えぇ〜…………」
これは……取り敢えず、私の勝ちだな
「うぅ、まさか自滅するなんて」
俺達は弾幕ごっこを終えて図書館まで戻って来ていた
てかなんで魔理沙の手前まで行ったのに弾幕当たらずに戻ってくるかなぁ……
「まあ負けは負けだ。すまんパチュリー、勝てなかった」
「大丈夫よ。勝てるだなんて思ってなかったから」
…………うぅ、キツイお言葉だぜ
「でも………」
「………ん?」
「私の為にしてくれた事は、嬉しかったわ。………その、ありがとう」
パチュリーは顔を赤らめながら、俺にお礼を言ってくれた
「……………ああ!」
「ま、ということだから。何冊か本を借りてくぜ」
む、魔理沙の野郎さらに借りる気か
「こら魔理沙、読んでない本があるのにまだ借りるのかよ」
「いいじゃないか、それに勝ったのは私だぜ?」
ぐぬぬぬ、言い返せない
恨めしげに魔理沙を睨む、魔理沙はそんな俺を見て肩を竦めた
「でもまあ、やっぱり今回は弥生に免じて借りていかないことにするぜ」
……………お?
「魔理沙!ようやくわかってくれt「その代わり、弥生に貸し一つな」………ああ、了解です」
「…………丸く、収まったのかしら?」
「さあ?…………あ、咲夜。そろそろレミィが起きるんじゃないの?」
「あら、もうそんな時間ですか」
咲夜と一緒に外を見るともう日が傾き始めていた
「それじゃあ俺達も帰ろうぜ魔理沙」
「そうだな。それじゃあお暇するぜ!じゃあな!」
「次来る時は本を返しに来なさいよ」
「またね」
「さよならー」
「おう、またなー!」
そうして咲夜とパチュリー、小悪魔に別れを告げて博麗神社に帰った
今日はなかなか楽しい日だったぜ。あと思わぬ収穫があったな
クラッカーヴォレイ、改良が必要みたいだぜ
………やべえ、最近読み専になりつつある……