「どうして………こうなった?」
よっす弥生だ。俺は今一本角の金髪ロングのお姉さん、星熊 勇儀《ほしぐま ゆうぎ》と対峙している。何故こうなったと言うとだな、回想に入らねばならんのだが………いや、いらねえか。簡単に話すとだな
俺は鬼混みを抜けた。そしたら勇儀と目が合った。地底に人間がいるのは珍しい、喧嘩しようぜ♪ってことである広場に連れて来られたんだ。向こうにでっけぇ屋敷が見える
そんで自己紹介して今に至る………と
「いや、なんでだよ………」
「ん?どうかしたか弥生」
「いや、なんで喧嘩しなきゃなんねえの?」
「鬼は喧嘩が好きな生き物なんだよ!」
「知らねえよ!」
「まあそう言うな。なに、殺しはしないよ」
えぇ〜……殺しはしないって、じゃあ普通は殺し合いなの?やめろよ、まだ死にたくねえよ。何か、何かねえか、この状況を打破するものが……………はっ!?
「…………そうだ。勇儀!」
「お?やる気になったかい」
「いや、喧嘩ってのは単なる殴り合いかい?」
「それ以外何があるってんだい」
ふふふ、あるじゃないか。他にも喧嘩の方法がぁ!!
「じゃんけんをしようぜ」
「はぁ?じゃんけん?」
「そう、じゃんけん。おっと、勘違いするなよ?じゃんけんと言ってもただのじゃんけんじゃあない。このじゃんけんは特殊なんだ!」
「へぇ………聞くだけ聞いてみようじゃないか」
よっし、食いついた!
「このじゃんけんは精神攻撃ありだ。心理戦もあり、基本なんでもありのじゃんけんだ。後出し以外はな。そして三回戦勝負だ」
「ほう、それで?」
「ん?終わり」
「終わりかい!?」
だってよぉ、正直内容考えるのめんどくせえし?それにこれなら簡単に終わる
「それじゃあやろうか」
「私はまだ良いとは言ってないんだが……」
「やかましい!早くしないか!!」
「腹立つ奴だねあんたは!!こんな人間初めてだよ!」
「そりゃ良かったねー。んじゃ、俺はグーを出す」
出来るだけ穏便に、そして簡潔に終わらせたい
「そうかい、じゃあ…………私はあんたがグーを出さなかったらボコボコにする(ペキポキ」
……………お?
「最初はグー!じゃんけんホイ!」
「え!?え、ちょ待っ………ホイ!」
俺→グー パー←勇儀
「まずは私の勝ちだね」
「orz…………」
まさか、まさかあんな風に返してくるとは………。いや、 別に期待してたわけじゃないよ?別にバカテスみたいな展開になったら面白いな〜、とか思ってああいうこと言ってくれることを期待してグー出すとか言ったわけじゃないからね?これも全て計算のうちなんだよ、ホントだよ!?
「…………ふっ、だがまだ一度!勝機はある!」
「フン、その強がり……どこまで続くのかね?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
俺と勇儀は向かい合い、威圧を放っているだろう。近くにいる鬼が『こ、これは………なんという気だ!』とか言ってる
「ほざけ………勇儀、お前は次にチョキを出そうとしているな?」
「なにぃ!?」
勇儀の驚きよう、間違い無い。奴はチョキを出すつもりでいた!
「ふふふふふ、何故わかったか。知りたいか?知りたいだろうなぁ………だが教えん!!」
「なにぃ!?」
「貴様は俺の手の上で踊っているのだよぉ!!ふっはははは!」
さあ、二回戦へ行こうかぁ!!
「さぁいしょはグー!!」
「くっ………じゃん、けん……」
「「ホイ!!」」
俺→グー パー←勇儀
「……………orz」
「あんた………馬鹿かい?」
そ、そんな馬鹿な、確かに俺の読みは完璧だったはずだ!奴はチョキを出すはずだった。何処だ、何処で間違えた?
「お前ぇぇぇ!何をしたぁぁぁ!」
「(ビクッ)…………いや、普通出す手がバレたら変えるだろ」
「なん………だ、と……?」
「あんた……馬鹿だね」
……………oh、そんな馬鹿な、奴はさっきチョキを出すと言った時に驚いた!だから次もチョキを出す筈だったんだ!だが奴はパーを出した………。確かに奴の言うことは一理ある、いや全理あるかもしれない!だけど………だけど!
「普通このノリだったらチョキ出すだろうがぁぁぁぁ!!」
「いや、知るかぁ!!そんなものあんたの都合だろうが!」
くっ…………よくも、よくも………!
よくもよくもよくもよくもよくもよくも!!
「よくも俺を騙したなぁ!!」
「なんなんだあんたはぁぁぁぁ!!」
もう許さないぞ!お前は俺がぶっ倒す!!
「さぁいしょはグー!!」
「まだやるのかい………。じゃんけん」
「「ホイッ!!」」
俺→パー パー←勇儀
くっ、あいこか!…………ならば!
「「あいこでしょっ!」」
俺→二分休憩(サムズアップ) グー←勇儀
「……………ふぅ、二分休憩だ」
「おい、ちょっと待て!!」
「なんだよ。耳元で大声出すなよな」
耳キーンってなってる。耳キーンって
「そんなことより!なんだいそれは!!」
「なんだ知らないのか。これはなぁ、二分休憩って意味だ」
「いや、じゃんけんにそんな手ないだろうが!」
「言ったろ、このじゃんけんは特殊だって。他にも次回に持ち越しとかあるぞ」
「…………一応聞いておいてやるが、どんなだい?」
「こうだ」
俺は拳を握り、小指と親指だけを開いて勇儀に見せた
「これぞアニメ、『ディーふらぐ!』のゲーム製作部(仮)のじゃんけんルールだ」
「なんだい?それは」
わからないなら気にするな。正直言ってこのネタ結構危ないラインだと思うんだよね。あんまりパクりすぎても色々と………ねぇ?
まあメメタァなことはいいとして
「残り時間。お前の精神を減らさせてもらうぜ!」
コオオォォォ…………
俺はゆっくりと右手を真上に上げる
そして高らかと叫ぶっ!!
「チキチキ!"勇儀ちゃんの恥ずかしい昔話(捏造編)"!」
『な、なんだってぇぇぇぇ!!?』
「はああぁぁぁぁぁ!?」
ふっふっふ、驚いているな
「説明しよう!"勇儀ちゃんの恥ずかしい昔話(捏造編)"とは、ただ単に捏造した勇儀の昔話を話すだけである!」
さぁて、始めよう。楽しい楽しいお話を!
「あるところに、それはもう可愛い可愛い鬼の子、星熊 勇儀ちゃんがいました。
勇儀ちゃんは元気な子!毎日元気いっぱいにお外で走り回っていました。そこらへんにいる鬼をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、すり身にしたりしてました」
『お、おい。なんかマジっぽいぞ……』
『まだ序盤だ。静かにしてろ』
「あたしはすり身になんてしたことない!」
まあ捏造だから、そこツッコんだらお終いだぜ
「だけどある日、勇儀ちゃんは……………やっぱいいや、話すの面倒くせえ」
『え?…………えええぇぇぇぇぇぇ……』
「だいたいよぉ、即席でんな話なんて出来るかっての」
作者の技量をそんなに上に見ちゃ駄目だよ?作者あれだからね?…………うん、なんだろ。わからないほどアレなんだ
あ〜、なんかシラけたな。霊夢達捜しに行こう
「そいじゃね〜♪」
『……………………』
「…………………え、えぇ〜………」
さぁ〜て、何処にいるかな〜…………あ、あの屋敷の上から捜したらすぐ見つかるかも!
「どうやらここみたいね…………弥生、どこかしら?」
「それもそうだけどさ、なんでコイツら固まってんだ?」
「私に聞かれてもわからないわよ。中心に勇儀がいるから勇儀に聞いてみましょ」
はぁ………噂で聞いたから来てみたのに、既にいないなんて。ていうかなんで鬼達は固まってるのよ、弥生が何かしたの?
「おい勇儀、お〜い?」
「………………はっ!あ、あんたは……魔理沙じゃないかい」
「要 弥生っていう人間知らない?はぐれたのよ」
「(ピクッ)要………弥生?」
…………あれ、どうしたのかしら
ゴオッ!
「「っ!」」
勇儀がいきなり妖力を全開にした。額には青筋が浮かんでいる
「あいつ…………おちょくるだけおちょくって最後は面倒くさい………?ふ、ふふふふふ、鬼の四天王ともあろう者が随分と舐められたものだねぇ……」
「え、と………勇儀?」
「ぶっ潰す!!」
………ホント、あいつ何したのよ……
後悔はしてないよ?ホントだよ?
感想待ってますよ