◆「西部日報」が報じた、戦後世界における世界各地での核兵器使用の歴史
1951年4月12日 西部日報
『マッカーサー元帥、大陸中国に原爆投下。
11日午前2時頃、米軍は北鮮(北朝鮮)との国境付近にある満州地方の大陸中国軍基地に原子爆弾3発を投下したことを発表した。
この朝鮮戦争で最初の、人類史では三回目の原子爆弾使用が、同時にGHQ総司令官職を解任されたマッカーサー元帥の独断の命令によるものであると米軍は説明している。
米国はマッカーサーの更迭および軍法会議の開催を表明したものの、この攻撃に大陸中国は抗議声明を発表した。また、ソ連は大陸中国と北鮮へ原爆を供与すると発表している。』
1951年4月19日 西部日報
『北鮮軍、ソウルへ原爆投下。
米国は18日午前9時頃、韓国都市ソウルが北鮮軍爆撃機による原爆攻撃を受けたことを発表した。
現在未確認ながら死傷者数は2万人以上に上ると発表しており、これが先日のマッカーサー元帥による原爆攻撃への報復であることは明白である。
なお、マッカーサーは昨17日に米本土に帰国しており、もう間もなく軍法会議が開かれる予定である。』
1953年7月27日 西部日報
『休戦協定、けさ調印。
27日午前8時、国連軍総司令官と北鮮軍最高司令官および中国志願軍司令員の間に休戦協定が結ばれた。
更迭されたマッカーサーによる2年前の原爆攻撃以後、今日までに両軍合わせ35発の原子爆弾が使用されたとされており、朝鮮半島は全土が荒廃したほか汚染が激しく、復興には相当の時間が掛かると考えられている。
西日本における放射性降下物の土壌汚染もあと数年は続くと見られる』
1958年9月1日 西部日報
『台湾海峡、核の報復戦激化。
8月23日から始まった中華民国(台湾)と大陸中国の衝突により始まった第二次台湾海峡危機は、24日の米軍による核兵器を用いた介入以後激化の一途にある。
すでに一連の戦闘にて両軍合わせ11発の核兵器が使用(大陸中国はソ連から供与されていたものを使用)されたとしており、米軍は新型の水素爆弾も投入したほか、沖縄からも核を載せたB-47戦略爆撃機が何機も往復している。』
1961年4月16日 西部日報
『キューバにて核爆発。
15日朝6時、キューバ軍基地の飛行場にて核爆発が起きた。
核兵器の使用が確実視されているほか、核爆弾を投下したのは米空軍のダグラスA-26爆撃機と見られているが、米軍は関与を否定している。
この件に関し、キューバ外相のラウル・ロアはニューヨーク国連本部で「アメリカの仕業」として非難している。』
※この翌日、俗に言うピッグス湾事件が勃発。戦術核兵器も使用され、キューバの社会主義政権であるカストロ政権は崩壊する。
1967年11月5日 西部日報
『防衛庁、自衛隊への核配備を決定。
3日、防衛庁は陸海空自衛隊共用で200発の戦術級核兵器を保有することを発表した。政府は米国からの核兵器購入を希望してる他、すでに米国議会は日本への核供与を承認している。
この発表を受けて首都圏では学生運動や過激化したデモ、暴徒と機動隊との衝突が続発しており、政府は治安出動を命令、習志野の陸自第一空挺団からも人員が派遣されている。』
1973年10月9日 西部日報
『アラブ諸国が核兵器を使用。
昨8日、イスラエル軍はゴラン高原にて、アラブ諸国軍が戦術核兵器を投入したことを発表した。
今回の攻撃によりイスラエル軍は大規模な撤退を余儀なくされたほか、今回使用されたアラブの核がソ連から供与を受けたものであると推測しており、米国への支援を要請している。
この第四次中東戦争によるオイルショックの回復はまだ少しかかるものと見られる。』
1975年4月31日 西部日報
『泥沼のベトナム戦争、ついに終幕。
ついに泥沼と化したベトナム戦争が終結する。米国大統領は60日以内にベトナム全土からの完全撤兵を約束し、また周辺の4か国に監視団を派遣するとも表明した。
(中略)
米国は北ベトナムに対して戦術核兵器を15発使用したとされているほか、枯葉剤の使用などで全土が汚染され、ベトナムの復興には相当な時間を要すると考えられる。』
1976年9月12日 西部日報
『函館に核攻撃、ソ連の仕業か。
11日、函館空港がソ連軍潜水艦の発射したとみられる核搭載巡航ミサイルで核攻撃を受けた。
防衛庁は、米国に亡命するため飛来したソ連防空軍中尉のミグ25戦闘機を、ソ連が日本や米国により機体解析される前に破壊するための攻撃と見ている。
この件に関し、日本政府はソ連に抗議声明を発表すると共に、問題を国連にて追及する予定である。』
1982年5月31日 西部日報
『アルゼンチン、英巡洋艦に核攻撃。
昨30日午後6時、フォークランド紛争に出撃していた英国海軍のヘリ搭載巡洋艦「タイガー」がアルゼンチン軍のA-4スカイホーク攻撃機による核攻撃を受けて撃沈された。
現在のところ生存者は確認されておらず、またどのような経路でアルゼンチンが核を入手したのかは不明である。』
1987年11月25日 西部日報
『ソ連軍、アフガニスタンで核兵器使用。
11月23日未明、アフガニスタンに侵攻したソ連軍は、ゲリラ勢力拠点の一掃を目的にサスカンダフ峠を核攻撃した。
使用されたのはメガトン級の戦略核と見られていて、アフガンのみならず周辺国への放射性降下物による被害も心配される。』
1991年2月10日 西部日報
『多国籍軍がイラクを核攻撃。
先月29日のイラク軍による米海軍空母「ミッドウェイ」への核攻撃に対する報復として、多国籍軍は昨日イラク南部にある複数の軍事施設を戦術級・戦略級核兵器で核攻撃した。
使用された核爆弾は6発と見られている。
なお、今日に至るまでイラクが核兵器を入手した経路は不明である。』
1999年4月14日 西部日報
『ユーゴスラビアで核爆発か。
先日13日、NATOはユーゴスラビアにて3回目となる核兵器の使用が行われたと発表した。旧ソ連より流出した核兵器が使用されたと見られるケースは、今回にて45回目である。
また一部情報筋によると、核爆発により巻き上げられた大量の粉塵が太陽光線を阻害しており、地球寒冷化が急速に進みつつあるとのこと。』
2003年5月2日 西部日報
『米国、イラクでの戦闘終結を宣言。
ホワイトハウスは昨日、イラク戦争における全ての大規模戦闘が終結したと宣言した。
イラクの保持する大量破壊兵器の撤廃を理由に始まったこの戦争だが、両軍合わせ14発の核兵器が使用された。うち大半はイラク軍による国内での核兵器使用である。
米国はイラクでの大量破壊兵器を全て処理するまで進駐を続けるとのことだ。』
2008年3月31日 西部日報
『防衛省、戦略潜水艦の建造開始。
昨日、防衛省は海上自衛隊の新型潜水艦として、SLBM(潜水艦発射型弾道ミサイル)の垂直発射管を備えた戦略潜水艦の建造を開始したと発表した。
今までの海自では魚雷発射管と、それを用いて射出するタイプの核魚雷・核巡航ミサイルを使用しており、今回のようなSLBMと垂直発射管の採用は本級が初である。』
2010年11月24日 西部日報
『北朝鮮が韓国を核攻撃。
昨23日、北朝鮮は韓国の延坪島を核攻撃した。韓国軍は核搭載の玄武1型弾道ミサイルで反撃を行っており、朝鮮半島での本格的な武力衝突は去年の大青海戦以来、核が使用された戦闘は朝鮮戦争以来となる。
韓国国防部は今回の戦闘による死傷者数を約2,800人と発表しており、また今回の戦闘で延坪島は7割が消失したとされる。』
2013年7月25日 西部日報
『地球寒冷化、世界各地で深刻化。
先ほど世界気象機関(WMO)は地球寒冷化が世界各地で深刻となっていることを発表した。
同時にWMOは、世界各地での紛争で核兵器が使用されたことにより大量の粉塵が巻き上げられ、太陽光線を阻害していることが原因としている。
おととい東京では今年の夏で過去もっとも低い最高気温を観測しており、またこの先数年は冷夏と厳冬が続く可能性があると気象庁は発表している。』
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