けもの黙示録カイジ,オーバーロード転生ものなど[エタ] 作:紅茶タルト
どうでしょう軍団がジャパリパークへ
なぜかコメンタリー調にしてしまったためかなり苦労していた記憶。
けものフレンズものは他にも
もしかしてうちウチ、ジャパリパークに住んでるのん? 7KB
のんのんびより。タイトルだけの出落ち
滅んでたのだ 48KB
けものフレンズ。ゴコクエリアの探索を終えた後、船に乗って人のいるところへ向かう一行。しかしそこはゾンビパニックが起きたてほやほや
を書いていた。
♪ちゃーん ちゃっちゃっちゃっちゃ ちゃらららーん
はいどうもおはようございます。
おはようございます。
久しぶりですね。今回のはひじょーに編集に手間取りました。お待たせしましたね。ようやくどうにかこうして皆さんにお届けすることができました。
♪ちゃらららららーん ちゃーん じゃじゃじゃじゃじゃーん じゃーん じゃじゃじゃじゃじゃーん
「水曜どうでしょう20XX年最新作。今回も私はどこに行くかも聞かされずに過酷な旅に出され、きつい試練を強いられました」
「いや過酷でしたね」
「ダメだよあれは。あれはダメだ。やっちゃいけないって……」
いやほんと、局内でもかなりモメましたよ。
コンプライアンス的にね。
「今回ばかりはディレクター陣もシミュレーションが不十分だったんじゃないかと反省しております。この反省は今後の番組作りに」
「じゃないかじゃなくて、明らかにでしょ? けっこうギリギリだったよ」
地上波はかなり気を遣いました。編集しつつこれは放送できるのか? と何度も確認を取って、OKが出た部分だけ繋ぎ合わせて。
バチが当たったんですよ。
当たりましたねえ。
「活かさせていただくとして、では第一夜。御覧ください!」
「訴えるぞ? ほんとに……」
僕もこれで学んだんで、次はもうちょっと穏当な企画にしますよ。
でも反響はありましたよ。
んん……じゃあ、次もやりますか?
それは……。
あっ、始まりましたよ。
20XX年X月XX日(月)
午前5時45分
札幌 HTB通用口
僕はまあ、嬉野さんがやりたいって言うんだったら、
いやいやいや。
同レベルでやりますよ。なんならそれ以上!
「大泉さん……」
「うん」
「警戒してますね」
いややめましょうよ。
うん?
僕だって意地っ張りなんだから、誰もブレーキ踏まないんですよ。
「これ地図かい?」
「はい」
「ふうん……」
まあ……まあまあまあ、じゃあその辺は鈴井さん交えてちゃんと話し合いましょう。
はい。
「あっ、じゃあマシなパターンだ」
「あ、そうなんですか?」
「うん。君たちには僕を騙したり行き先を教えなかったりで困らせてその顔を面白がるという悪癖があるけど」
ちょっと地味だけどここもしっかり騙されてくれてるよね。
ここそんなに狙ってなかったんでしょ。
「僕にも心の準備というものがある。多少なりとも到着までに時間があればね、僕だってそこで何をするかの」
昔なら完璧に読めたからそれを元に罠を仕掛ければ良かったけど、彼も成長してますから。
もう渡してない台本通りとは行かないと。
そうです。
「計画、プランニング。頭の中で入念にシミュレーションして、どうすれば面白くなるか考えられるわけだ」
「演出も任せろと」
「そうです。僕だって今やマルチタレントだ。なんならそろそろ事前に言ってくれた方が良いんじゃないかい。そうしてくれれば僕にだって協力できることがあるはずだ」
「そうだね。そこは僕らが間違ってた」
昔は歩幅を測って穴を掘ってた感じだけど、これはただ石を置いておいただけだから期待値は低かった。
結果的に良いアクセントになってますよね。
軽くとは言え騙されてるわけだから。視聴者の期待も回収してくれた。
「おっ、ずいぶんと素直じゃないか。そろそろ僕らが分かり合える時が来るんじゃないかな」
「そうだね」
いちおう訊いたけど、わざとじゃないんだって。
やっぱ天才なのかな。
「今回の旅の終わり、視聴者の皆さんには僕らが手を握って、笑顔でカメラに手を振るところをお見せできるかもしれない」
「そうなるといいね」
「なんかならなそうだけどね」
でも不思議と鈍いわけじゃないんだよね。
何か勘付いてはいますよね。
雲行きがおかしいのは感じてる。
「さあ、今回の旅の行き先ですが……大泉さん! ……どこだと思いますか? あ、ボードの布外してください」←鈴井
「要らなかったんじゃないかこれ。ああ、赤いのがもう行ったところだろ?」
「はい」
「予想はして来ました」
「おっ」
「まず、前回はだいぶぬるかった。旅番組としては悪くなかったけど、僕のエッセイ推しが過剰だった」
「反省してくれてたかい」
「あれは余計だったね」
「そうだ」
"カチン"
「……次はきつい所に行くと思う。となると、どうせあそこだろ? 準備してきたんだ」
「おお。では、予想する場所にこのONちゃんマグネットを!」
「グッズかい?」
「ありものだけどね」
南極って予想は安易だと思うけど、鉄板だからね。いずれ行くと思うよ。
昔のデジカムのままだったらどうなってたかな。
凍ってたかな?
フィルムが心配。
「ここだっ!」
「おおっと!」
「ああっ、南極ですか!」
「そうです。ここが一番可能性が高い……というか、一番危険なところです」
「なぁるほど。そろそろやるだろうと!」
「更に! ここしばらく、料理の企画をやっていません。南極にはお店なんて無いですね? であれば、僕が作るしかないわけです」
「おおっ! それはもしや!?」
「南極料理人! そうでしょう?」
「おおー!!」
ほら、とりあえず料理の要素は入れられるじゃない。
でも、アラスカと被りません?
そう。けどオーロラリベンジもできる。
おっ。
「君たちにはお礼を言いたいよ。この旅の終わりには、僕のウィキペディアに南極料理人の称号が追加される。僕はそういうのに弱い!」
「ということはその大荷物は!」
「調理器具。そして厳選された調味料が入っております」
「なんでも来いと!」
「おみまいしてやるぞ!」
あ。やっぱ撮りたい気持ちはあった? カメラマンとして。
カメラマンとしてって言っちゃうと恥ずかしいんだけど、悔いはあったね。オーロラを撮れる! って期待は確かにあったから。
「いやぁ良い読みだね」
「そうかい? 今回は当てちゃったかな?」
「さあ……どこなんでしょうか!」
「それでは発表をどうぞ!」
まああのカメラだと撮れてたか怪しいけどね。
ちゃんとしたプロならまだしもね。
「じゃあ……行きましょうか」
「ん?」
「うん?」
「発表は?」
「うん?」
「いやうんじゃなくて……結局どこ行くのよ?」
「では、行きましょうか!」
「ここで発表しないの?」
「飛行機の時間もあるので、そろそろ車に乗りましょう」←鈴井
「地図用意しといて、発表しないの? ……新パターンじゃない」
でもカメラの勉強はしたんでしょ?
まあまあまあ。16対9になったあたりで今のも覚えたから。
今回も結構新しいの借りたけど、扱えてたもんね。
「荷物すくねえな……」
ここであっさり気付かれちゃったのは残念だけど、本気で騙そうとしたわけじゃないにしては上手く行ったと思うよ。
ほんとはさらっと行くはずだったのに。
鈴井さん久しぶりすぎてアドリブきいてないもの。ようやくエンジン掛かるけど。
「どこだ……」
「南極じゃないんですか?」←鈴井
「いや、あり得ねえべや。この荷物の量で。もしこれで南極行きますって言ったらいよいよ疑うぞ?」
「いやあ、わかりませんよ。向こうに用意してるかもしれない」
「もしそうならそれは君たちがそこまで段取りを考えられるほどに成長したということだ。だが僕は君たちがそんな子じゃないと信じてる」
「そうかな?」←藤村
「そう、だっ!」
でも結局彼の名シーンは少なかった。
残念だった。
「じゃじゃじゃあ、答え合わせまでお待ち下さい」
「ほんとに言わない気だよぉ……」
今回の目的の一つに、彼にボヤかせたいというのがあった。
ボヤいてたね。
うん。アフリカではその辺が引き出せなかったから、どうにか絞り出したかった。当時のジャパリパークはその点に置いて最適だったと思う。
確かに南極では敵わないと思う。
そう。南極でのイベントと言ったら氷の流しそうめんとか、実現性は別として犬ぞりとか思いつきはするんだけど、どれも観光的で、長距離移動とかは無い。危険だからね。
寒さくらいかな、ボヤくの。
長期間ロケにして強引に憔悴させる手も考えたんだけど、まあそれはナシじゃないんだけど、伸ばした予算ぶんの絵が撮れるかなっていう貧乏性が。
予算的にはできるんでしょう。
うん。だからやらない言い訳だね。昔ならとりあえずやってみようで行けたけど、今の予算フルに使ってそれやって失敗したら流石に怒られるから。
「えー成田に着きました。こっから乗り換えかい?」
「出るぞ」
"!?"
他にもハードル上がってるってのもあるし、何より旅にしたかった。
原点回帰。
旅の目的が欲しい。そのために苦労しているんだな、っていう理解を視聴者側に与えたい。
その点南極は厳しい。けど、行くんでしょう?
まあまあ、目的さえできれば。出来なければ行かない。それなりに取っ掛かりは見つけたんだけど、それはまだ内緒ということで。
「船乗るのかい!?」
「荷物運べぃ」
「どこ行くん、だっ」
正直僕はこの辺りで気付くと思ってたよ。
俺もそう思ってた。
おい! ジャパリパーク行くのか!? 立入禁止のとこはまずいよ! 危ないって! って騒ぎながら船は良い速度でパークへ向かう。そんな絵を期待してた。
訊いたら立入禁止のとこは無意識に外してたらしい。
まあ今までそういう無茶はしてこなかったからね。そうだろうと思うよ。
「まさか船乗ると思わなかったな」
「他にどんな予想してたの?」←鈴井
「アカプルコ」
「それは……」
「わかってる。君たちが僕にそんなご褒美を用意してくれるはずがない。相当ひねらない限り観光にしかならないんだから。君たちだってアフリカで学んでるんだ。ありえない。だからこそ、その裏をかいてくれるんじゃないかな、って僕はちょっと期待してたんだね」
「今もわかってない?」
「わかって……ないねぇ。国内だろぉ? ってことはどっかのリベンジでもない」
ただそういう無茶をしたからこそ反響は大きかった。映像的にも貴重なのが撮れていたそうで、賞も貰ってたね。
当事者だけど未だによくわからない。
期せずしてアカデミックな方面に向かったよね。
今考えると当然にも思えるのに、あの時はなんか思いつかなかった。
「まままあ。一時間くらいで着くから。休んでていいよ」←藤村
「……。」
そう! 大泉君の反応とかその辺りを考えてたせいなのか、そっちに考えが回らなかった。今思えば想定できたし、利用できた要素だった。
ただ唯一大泉君だけが気付いた。
彼そこら辺ちゃんとしてるから。
「休んでていいんだよ」
「……そうだね。気遣いありがとう」
「どういたしまして」
「ところで一つ訊きたいんだけど」
「なんだい?」
「ひょっとして、今休まないと、大変なのかな?」
ほら、勘が良いもの。
やっぱ想定しておきたかったよね。
後半食らいついていい味は出たし、そういう行き当たりばったりが我々の持ち味でもあるんだけど、準備不足で踏み込めない部分も大きかった。
「大丈夫。乗り物あるから」
「運転は?」
「安心しろ。君じゃないよ」
「ふぅん……」
それが決まった道を進むだけじゃない、気ままな旅の魅力を多少損なうことになるとしても、我々ディレクター陣としては魅力だったはずだ。十分気ままな旅だったしその要素も満たしてるから、視聴者の満足度も実際変わらなかったと思う。
「どうした、大泉君」
「今回ずいぶん引っ張るねぇ」
「そうでしょ。楽しみにしておいて」
「今までにないもの。こんな行ってからのお楽しみみたいなの……」
この悔いが無ければね、ジャパリパークリベンジは無くて済んだかもしれない。
記録的不評だったね。
「俺を蚊帳の外に置くのはやめてくれぇー……俺をダシにするのはやめてくれぇー……」
[四国R-14]
んふふ。
ふふ。
リベンジのでだしで彼に何をリベンジすることがあるんだっ、て言われたけど、まさにその通りなんだもん。料理して帰るだけのVが出来上がって、編集してもどうにもならなくて、あの時ばかりは初のお蔵入り出るかなと思った。
焦ったねー。
焦ったよ。それでなんとか捻り出した解決策があの、おい大泉君。もう一度行くぞ!
顔は良かった。
口あんなに開くとはね。
「着いたよ」
「……。」
「降りましょうか」←鈴井
「変な山があるねぇ」
「綺麗でしょう!」←藤村
「ここジャパリパークだろ?」
「降りましょうか!」
「ジャパリパーク行くのかい?」
ここ三分くらいゴネたよね。
ああ、ここは追加しなかったんだ?
テンポ悪くなるから特典映像の方に回したよ。お楽しみに!
「だってまずいだろジャパリパークは! 封鎖されてるんだろ!?」
「封鎖って言うか……まあ一般の立ち入りは禁止されてるねぇ」
「されてるねぇ、じゃないよ。返してくれぃ。船長、ゴーバックだ」
「大丈夫。許可取ったから」
「ハァ!? 君ね……危ないから入るなってとこにどうやったら許可取れるんだ? ないだろ、そんなこと。君ってそんな権力持ってたのかい?」
「いや、なんか連絡してみたらオーケー出たから」
「オーケーが出たからって来るか? いや来ないだろう……来ないよ普通」
「しょうがないじゃんか来ちゃったんだから」
「来る方も来る方だけど許可出す方も出す方だよ。何考えてんだいいったい」
「いや、なんか意外と大丈夫らしいよ」
「なにがよ?」
「ハンターを出動させたとかで、フレンズを二人連れていけば安全だってさ」
「ハンターってなによ」
「セルリアンを狩るフレンズが居るんだって。今回通るルートは掃除をお願いしてるから、でっかいのは居ない。安全」
「なんだか太鼓判押してるけど何を根拠に君は……。それにフレンズだって居ないじゃないか」
「それは大丈夫。発炎筒持って来てるから」
「はつえんとぉー?」
って渡してるけど、半信半疑だったからびっくりしたよ。
ノーカットでも視聴者を待たせないくらいすぐだったよね。
「じゃあ船の上からで良いから、火付けて投げてみな」
「やれってんならやるけどさぁ」
「おおっ、手際良い」←鈴井
「ほいっ。……これ大丈夫なの? 火事とか」
「僕も気になったんだけど、担当の人に言われたやり方だから」←藤村
「でも草とかずいぶんありますよあそこ。燃え移らないかな……」←鈴井
「許可出てるったってこれもそうとう乱暴だぞ。今そのカメラ僕ら撮ってないだろ。発炎筒オンリーだろ?」
ただ気を利かせて遠くには行かないように指示は出してたようだよ。さすがに限界の距離はあるだろうし。
じゃないと運が悪けりゃ来ないよ。
どうにもならなそうなら最悪この時点から別の企画に切り替える準備は一応あった。これはそんなでもないんだけど……。
別の?
ヴェネツィア観光。地図を渡して、あの二人の好きなようにルートを決めさせて、行ってみる。
……あ、思い出した。アックア・アルタ。
時期的に水浸しになるから、絵的には面白いものになるはず。
でも東京ウォーカーの例があるからペンディングの案だね。
なにしろ先駆者が見当たらないから、予想もつかない。まあやっても良かったんだけどね。
「でこれ待ってれば誰か来るわけ?」
「そうだよ。待ってな」
「だから君も知らないだろうって……」
ちゃんと視聴者への説明用の会話をする辺りがプロだね。
鈴井さんは……。
不思議なくらい変わんないな。もう奴さんの持ち味ってことになっちゃってる。
良いのかなあ。
「あっ、あれじゃないですか!?」←鈴井
「おおっ! なんか来てるよ!」
良くはないんだろうけど、これでいいや、ってのは割と僕ら全員だからね。嬉野先生は比較的そうでもないけど、僕は自分が力抜きすぎてる自覚はあった。
「……ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおー!!」
「来た! なんか来た! 火ぃ消してるよおい!」
「わはははは! こうなるのか!」←藤村
長寿番組の驕りだ。そうならないようにクオリティを考えないと。って想いが無いわけじゃないんだ。
結構会議でも言ってるね。会議自体あんまりないけど。
ただそうするとこの番組のクオリティってなんだ?
フフ。
「ほら大泉君。第一村人」
「話しかけて大丈夫なのかいあれ? ずいぶん興奮してるけど」
「はっ!? 私はいったい!?」
まあそんなもん考えても無駄っちゃ無駄だから、結局開き直って行き当たりばったりで行って、結果的にそれが上手く行ったり行かなかったり。だって面白いということ自体がもともと漠然としたものなのに、番組の方も輪をかけて漠然としてると来た。
それでアフリカでは力抜いたんだっけ。
そういう面もあるよ。
コメンタリー風に関係ない話や裏話を交えたりしつつ映像についてコメントしたりしなかったりしつつたまに見入るところはあれど基本喋りっぱなしというのを再現しようというのはただでさえ難しいのに嬉野さんの喋り方がいまいち掴めてないままやるのはかなり無謀だったのでもうちょい簡易的に
「なるほど、君たちがボスの言っていたお客さんか。私はクロサイ。見ての通りの騎士さ」
「あっ、話行ってたんだね。その辺凄く疑わしかったんだけど」
「おいおい大泉君。それじゃあ僕らを信用してないみたいじゃないかあ」
「してないもの。僕は大泉ってんだ。大スターだ。よろしくクロサイ君ー」
「ほんとはにょういずみにょうって言います」
「よしクロサイ君。その槍であいつ突いていいよ」
フレンズがいい子ってのは知ってんだよね。
「死んじゃうだろぉー」
「死にゃしないんだよ君みたいないい加減なやつは。突き刺されてそのまま持ち上げられたって槍の先っぽでぷらんぷらんしながらおーい、降ろしてくれー。とか言うんだから」
「」