「――――ガイドカーソルからすると敵は、あの大木付近か。」
俺はうっそうと茂る木々の間を駆け抜けていた。
敵は今だスタート地点で俺の姿を捜索しているらしい。
念のために説明するがここは江戸川区の葛西駅付近なのだが、
辺りは大昔生えていましたと言うばかりの巨大植物に、遠くからは不思議な鳴き声が聞こえている。ここはニューロリンカーにインストールされている《ブレイン・バースト》と呼ばれるゲームの世界。
俺、鈴峰宏斗(すずみねひろと)は2ヶ月前、《親》である姉からこの世界を教えてもらった。
――――2か月前
「――――すげ~フィールドでけ~! やっぱFPSゲームみて~。」
僕のこの世界を初めて見た感想はそんな感じ。
このゲームについていろいろ説明を受けていたが
バトルロワイヤルやタッグと呼ばれる複数人での対戦に、無制限フィールドと呼ばれる時間制限なしのステージ、何より今目の前に広がる広大なステージ。
格闘ゲームにこんな大きな対戦場は必要とは思えないし、何よりガイドカーソルなるものを使ってまず最初に敵を探さなきゃならないって完璧FPSっぽいと思うんだけど・・・
「おいおい・・・、さっき説明したと思うけどこれは格闘ゲームだって、宏。」
「さて、《オブシディアン・バイパー》・・・黒色のアバター。珍しい色が出たね。」
突如、背後から女性の声が聞こえ後ろを振り向くと、全身赤色で大きな弓を背中にしょった短髪の女性アバター《ルベライト・ハンター》が立っていた。
なお、この女性は鈴峰由貴(すずみねゆき)。俺の姉であり、この世界でいうなら《親》と呼ぶらしい。
「珍しいってどういうこと?これなんかすげ~能力とかあるの?姉さん。」
「青色は近接系、黄色は間接系、そして私みたいな赤色は遠距離系」
「その他にも金属色のメタルカラーとかもあるけど、
白と黒はどんなスタイルかまだ分かりきっていない。」
「ちなみに能力は自分の欲望、恐怖等が関わってくるというが・・・、
その話はよしておこう。」
「まずはHPゲージ下の名前をクリックすると、自分の所持技などが確認できるから確認して。」
僕は言われた通り確認すると、《払い斬り》《一刺し》などの刃物を用いた技があった。刃物?そんなのどこについてるんだと思っていたら、右手首あたりに左手にはない篭手が付いていた。
振ってみると突如右手首から30cm程の細い刃が出てきた。
なるほどこいつか。装備欄を確認すると
後、もう一つ
ちなみにこのスキルが
「あ!その仕込み刀で思い出したんだけど、
宏がもっているアクションゲームのキャラに似ているね。」
「あ~、たしかにそれっぽいゲーム持ってるわ。」
たしかに僕の持っているゲームの中に暗殺者を題材にしたゲームキャラクターがこんな姿だったと思う。
「姉さん、ちなみに一撃必殺とかってあるの?」
「さっきも言っただろ。これは格闘ゲームだぞ。あるわけないでしょ。」
「そんな無いものねだりはいいとして、そのアバターの特徴を確認するよ。」
その後いろいろ試してみた結果、このアバターは機動近接型。
攻撃力はまぁまぁ。防御とかは低いっぽいらしいが動きがとても素早いらしい(姉談)。
珍しいと言われたけど、これといって特徴がないのだが追々身に付く可能性もあるらしい。
「さて、宏の今後については成長次第ってことで、
明日私は秋葉原に用事があるから初対戦は私が戻ってからね。」
「え~、今から対戦に行くんじゃないの~。」
「時間を考えなさい。もう夜遅いんだから。後、今日は少し興奮を冷ますことね」
「・・・わかったよ。」
「ははっよし!わかったならばよろしい。」
「私が帰る前に勝手に対戦とか始めるなよ。」
「姉として《親》としても宏の初対戦を見逃せないからね。」
――――次の日、帰ってきた姉は《ブレイン・バースト》に関する一切の記憶をなくしていた。
その日から《オブシディアン・バイパー》こと鈴峰宏斗(すずみねひろと)の物語が始まった。
初めまして、アクセルの妄想しすぎて筆?をとらせて頂きました。
原作好きにも読んでもらえるよう、なるべく原作に影響ださないよう配慮してるつもりです。
(単語等で名前をだしちゃうかもしれませんが^^;)
今後の連載ペースについては見切り発車でスタートしたのと文才ない為、不定期です。(コレ重要)
なのでメッセージでデュエルアバタ―やストーリー案等を頂ければとても助かります。
よろしければご感想等頂けると幸いです>ワ<ノシ