正直この話以前のは練習兼ねてて、こっちのが上手に書けてるのかなとは思いますが、色々な書き方を知りたくて練習してます。
お付き合い宜しくお願いします。
因みにこの文は30分で書きました。
慣れてる書き方超楽です楽しいです。
高い空を見上げていた。
ただ、高い空を。
青く澄んで、清涼な空気を、今俺は感じている。
きっとそれは、自然を感じている訳じゃなく…。
どうしようもなく、今生きている事を実感させていた。
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「状況を報告しろ。詳しい情報を寄越せ」
俺は酷く焦っていた。
無論、こんな状況は予想の範囲内で、別に気にする様な状況ではない。
だが、そうではない。
自分の部下が、今危険に晒されている。
それは違う、望んだ状況と違う。
だから、俺は焦っている。
「はいなのです!現在深海棲艦6隻と砲撃戦、響中破、雷小破!敵艦隊は尚も砲撃中!暗闇でなんとかなっていますが…」
「敵の編成は!?」
「軽巡洋艦1!駆逐艦5です…!」
「…撤退行動に徹しろ。兎に角生きて戻れ。死んだら、直ぐに俺も追うぞ」
「…司令官さんは卑怯なのです。…戻ります、みんなで」
通信が切れ、俺は舌打ち一つ付き直ぐに近海の地図を開く。
回避、逃亡、それの何が悪い。
生きて戻る事以外に重視する事なんてない!
必死に
死なせたくなんかない。
死なせるか、馬鹿野郎が。
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「司令官さん?寝てるのです?」
そんな声で俺は目を覚ました。
多少近海が平和になり、簡単に平和ボケした俺は執務中に居眠りをしていたらしい。
まぁ、サボる事が癖になった訳ではない。
ただ、生死に関わる事が少なくなった。
それは単純に喜ばしく、居眠り程度は大目に見てもらえる様になっただけだ。
「んー…良い天気だからなぁ…眠くもなるさ」
欠伸、伸び一つし、悪びれもなくそう言う。
少なからず、近海守護を命じられた鎮守府において中々の結果を叩き出しているウチは何処からも文句は言われないだろう。
「油断大敵、慢心ダメ、絶対…なのです」
そう膨れっ面を見せるのは我が鎮守府筆頭秘書艦、駆逐艦電である。
苦楽を共にし、初期から俺を支えてくれる少女。
「あー…わかってるさ。でも執務も大半終わってるし…なーんかやる気になれん」
事実、執務という執務は残ってはおらず、後は遠征に行った子達の出迎え程度しか仕事は残ってはいない。
だがウチの真面目な秘書艦はそんな怠惰を許してはくれない。
のんびりする事自体は嫌いじゃないのだろうが、他の誰かが頑張っているのに自分が怠けるのを良く思っていないのだろう。
そんな彼女の真面目さに、俺はきっと助けられている。
自分はマイペースだ。
自分のペースを乱されるのは、嫌いだ。
だが彼女がやんわりとそれを急かしたり、落ち着かせてくれる。
それは彼女の人柄があってこそであり、それを俺は長い付き合いで知っていった。
「じゃあ電、今可及的速やかに解決しなくちゃいけない問題は?」
「そんなの決まっているのです。ただ居眠りする位なら、体を動かすなりした方が良いのです」
「…確かに。惰眠貪るより建設的だな。…ふむ。散歩行くか」
「なんでそうなるです!?」
非難を寄せる電を他所に俺は立ち上がりスタスタ執務室を出る。
電の深い溜息が聞こえたが、観念した様に俺の後を着いてくる。
そんな電の
俺は勿論素知らぬ顔ですれ違う職員に挨拶や雑談を交わしながら廊下を歩き、鎮守府中庭までやって来ていた。
ここは本当は運動場の様な役割を持っていたが私的改造で人工芝を敷き詰め日の当たる昼寝スポットへと変えてしまった。
味気ない運動場より、よっぽど良い。
職員も偶にピクニック気分で此処で食事していたりする。
やはり、気分というのは大事だ。
「電、弁当持ってくりゃ良かったなぁ…良い日差しだ」
そんな俺の言葉に空を見上げ、少し眩しそうにした電は軽く頷く。
「良い天気なのです。皆で一緒にピクニックしたい気分です」
「良いなそれ。その内やろうか」
「もう…でも、楽しみなのです」
「良いじゃないか、うん。電の弁当に鳳翔の弁当に榛名の弁当……腹減ったな」
「食い気ばかりなのです。…お弁当なら、卵焼きにウィンナー…です?」
「唐揚げも大いにありだと思います」
軽口を交わしながら芝生に寝転がり、青く澄んだ空を見上げる。
暫し、無言が続いた。
苦しくなく、心地良い無言。
だが、初期の頃を考えれば、今の状況こそ我々が努力した証なのだ。
「…つまんない事考えてます?」
「失敬な。…ただ、皆頑張ってくれたなって思ってただけだ」
「……一番苦しんだのは司令官さんなのです」
「はて、なんの事か」
近しいからこそ此処ぞの時は言葉少なになるのはお互いの悪い癖なのだろう。
最初期は酷いものだった。
鎮守府自体が稼働していない様なものだったのだから。
だからこそだ。
「頑張った御褒美じゃないけど、良いよなぁ…平和って」
「まだ、平和じゃないのです」
「分かってるよ。でも勝ち取ったひと時位感じたってバチは当たらないだろ」
「…はい。頑張ったのです。もっと頑張って怖くない世界にしたいのです」
おやまぁ。
言うに事欠いてまだ足りないと言うウチの秘書艦は末恐ろしい。
戦いを無くしたい。
それは俺も思う。
俺みたいな奴は出したくない。
死んでいく人も見たくない。
「まぁ…そうだな。…日がな一日、こうやって空を眺めて生きていたいもんだ。死んだ生きたと思う生活を送っているから、他には味合わせたくないな」
「…なのです」
「まぁサボるのはやめないけど」
「台無しなのです…」
如何にも格好つけた雰囲気が苦手な俺は真面目な話になると逃げる癖が出来てしまっている。
別に真面目が嫌いな訳じゃない。
本気にならなくちゃならない時だって沢山ある。
だが真面目な空気を持続できない。
軍人からしたら、悪癖だ。
それも部下を持ち指示を出す人間なら尚更だ。
これは多分、自分では如何しようも無い事なんだと自分は思うようにしているのだ。
過去、如何しようも無い状況に陥ったからこそ深く考える事を辞めた。
その一瞬その時を楽しんで生きていきたい。
簡単に嘆き死んでたまるかと、自分は必死に楽しんで生きていくのだと、あの日あの時決めてしまったのだから。
だからこそ、そんな自分を慕ってくれる彼女たちを愛おしく感じ、いざとなればなんとかしなければと思う。
謂わばメリハリの様なものだろうか。
「…今日の晩ご飯は電が作ってあげるのです」
暫く黙っていた電が、そんな事を言った。
「ん?…別に構わんぞ、食堂行きゃ作ってるだろ」
「…作ってあげたいなぁって思ったからなのです。女の子にこんな事言わせちゃダメですよ」
少し、照れて拗ねた様な表情の電に少しだけ笑いがこみ上げ、それを飲み込んで宜しくとお願いした。
きっと、必死に戦う時も、ダラダラとした穏やかな時も、こんな彼女に助けられるのだろう。
そう思い、青く遠い空に手を伸ばして大きな欠伸を放ったのだ。
こっちで書くべきなのか判断つきませんが、練習は続けます。
でも楽しかった。