Fate/Grand Order ~外史のあわわ軍師がやってきた~ 作:雷光 剣
良ければどうぞお読みください
医務室を後にしたあとまっすぐと私室に戻ることにした
本当なら、鳳統ちゃんにカルデア内を紹介できたら良かったのだが、復旧作業の邪魔をするわけにもいかないし
鳳統ちゃんの要望もあり明日以降に持ち越されることとなった
マイルームについたら、まだ眠気を感じていなかった為、コミュニケーションをとることにした
「じゃあ、お互いを知るためにも交互に1つずつ質問していこう質問して答えてもらったら今度は質問された側から質問するそれを何回か繰り返すことにしよう…いい?」
「はい、私もそれが良いと思います」
鳳統ちゃんもOKしてくれたことだし、机を挟んで向かい合う様に座る
「じゃ、俺から鳳統ちゃんの好きなものは何?」
「えっと本とお菓子を作ること、です」
「お菓子か、今は無理だけどいつか一緒に作れるといいなー」
「えっ、作れるんですか?」
「うん、必要に駆られて作れるようになったって感じかな」
静かにしてほしい時とか、ご褒美にねだられてとか、おとなしくしてほしい時とか…大活躍してくれたのだ俺の手作り菓子は
「なら、今度食べさせてくださいね」
「いいよ、なら鳳統ちゃんのも食べさせてね」
「あわっ、わ、私のですか…自身はありませんけど精一杯頑張りますね」
「うん、期待してる」
なかなか最初のコミュニケーションとしては良いのではないかこんな感じに仲良くなれば信頼できる、される関係になれるのではないか
「今度は私ですね、ご主人様は三国志についてどのくらい知っていますか?」
「あー、正直詳しくないんだ三国志を基にしたゲームで少し知ってるくらいかな」
「それでは、私が桃香様の軍に参加したのはいつだか知ってますか?」
「えっと確か、赤壁の戦いから登場してたかな」
「なるほど…おかしいですね、私が桃香様にお仕えしたのは黄巾の乱が始まる直前だったのですが…」
「ん?あっ…」
「それに、何故劉備様の真名をご存知なのですか?今を生きるご主人様が知っているのはおかしくないですか?」
や…やらかしたー!!
気を抜きすぎた、そうじゃん!恋姫だと結構最初に参入するんだった!!
まずい…何とか、言い訳、を…
「わかった、全部喋るよ…信じてもらえないだろうけど最後まで聞いてもらえるかな?」
無理でした!
色々考えたけど無理でした!!
言い訳もでないくらい頭真っ白です!
もうこの際、全部喋って不気味がられて契約解除して一般技師としてりっちゃん、マシュちゃんの力に陰ながらなろう、うん!わはははー!!
そこから、俺が鳳統ちゃんに話したことをまとめると
1、前世を覚えていること
2、恋姫夢想というゲームが存在し、登場人物の容姿、名前、真名を知っていること
3、今いる「FGO」もゲームとして存在していたこと
「って、感じかな」
「そうなんですか」
そう言うと、顎に手を当て俯く鳳統ちゃん
いや意外と冷静だな、自分が創作のキャラクターなんだよ、この世界も人の考えたものなんだよって言ったみたいなものなのに
まぁ、取り敢えず
「それじゃ、契約解除しようか?」
「…え?」
?なんでそんな驚いた顔するのかな
「だって、こんなこと言う奴信じられないだろ?それに気持ち悪いでしょ?不気味でしょ?信頼なんてできないでしょ?」
それともあれか、鳳統ちゃんは優しいから言えないのかな
なら、申し訳ないけど令呪使って…
「待ってください!!」
俺が何をしようとしているかわかったのか慌てた様に俺の右手を両手で握りしめる鳳統ちゃん…なんで?
「ご主人様は、悪い方に考えすぎです…最初に宣言しておきますけど、契約を解除するつもりはないです!」
そう宣言した鳳統ちゃんはふわりとした笑顔で俺の方を見つめてくる
可愛らしいけど、安心させる笑顔で
「ご主人様が仰ったことは到底信じられるものではありません、でも私は信じます、ご主人様のお話」
「なんで…」
「軍師の勘です」
勘!?
「隠していた事も聞いた後だと仕方の無いことだと納得できます。それに…私は、私に力を貸して欲しいと言った時のご主人様を信じてみようと思いました。だから私にご主人様の力になることを改めてお許しください!」
「本当に俺なんかがマスターで良いの?」
「はい!むしろご主人様じゃなきゃ駄目なんです!!」
ハハッ、なんだそれ
「ありがとう」
「改めて自己紹介を…性は鳳、名は時、字は士元、真名は雛里です、この真名、ご主人様にお預けします!!」