メッフィー(偽)in SAO   作:アーロニーロ

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初投稿です。楽しんで読んで頂ければ幸いです。


1話

 皆さん、「転生」というものをご存知だろうか?

 

一般的に考えられているのは、肉体が生物的な死を迎えた後に魂が違う形態や肉体を得て新しい生活を送っていくということを繰り返し続けるいわばリサイクルの様なものを想像するだろう。

 

しかし、最近では一部の人間の中で全く別の考え方が生まれた。

それは、事故死や病死等の理由で死んだ人間を娯楽や暇つぶしといった

何かしらの理由を付けて特別な力いわゆるチートを授かりゲームや漫画、小説などの異世界で原作ブレイクやらハーレムの作成などするものだ。それがこの様な考え方をする一部の人間「オタク」という。

 

さて、ここまで説明した上で言おう。

 

 

 

 

 

俺、転生しました。

 

 

 

うん、やめてねそんな変人を見る目で見ないでね「え?だから?」みたいな顔もやめてね?

 

そもそも、転生したと気づいた時はほんとに驚いた。

え?なんでって?勉強終わってベッドに飛び込み目が覚めたら赤ん坊だぜ?ついでに言うと全く知らない景色だし、声も出ないから心の中で

「は?」ってなったもん。混乱しまくったもん。

 

ある程度落ち着いた後はじめに考えたのはこの世界が、どの様なところで仮に知ってる世界だったら如何に介入してやろうかというものだった。そして、自分の現状を知った瞬間そんな甘い考えが一瞬でできなくなった。

 

 

理由は単純、俺孤児でした。

 

 

ハハ、笑えねぇよ!!俺の両親が外人で俺の面倒を見切れなかったのか名前が書かれた紙を置いて孤児院の前に捨てられていたらしい。その後数年経った後両親の遠縁にあたる従兄弟に引き取られたんだけど、これがまた酷かった。

 

初めのうちはよかった。

元々転生する前まで高校生をやっていたから大抵のテストは(手を抜いていたが)80以上はとれて義理とはいえ親に褒められて俺も調子に乗ってさらに成績を良くしようと頑張っていた。

 

だけど、中学2年に上がる頃には態度が一変して嫌味を言う様になった。例えばいい点数を取ろうものなら「あてつけ?」やら「面倒だし手間がかかるから見せるな」等と言ってくる。これを聞いた時俺は本気でフリーズした。しかし、嫌味を言われる理由はすぐにわかった。それは義理の両親の子供が理由だった。

 

どうやら義理の両親の子と俺が比較され、自信をなくして鬱になることが多かったらしい。

 

流石にこれを知った時、俺は自分の至らなさに少し恥ずかしくなった為少し自重するようにした。

 

これで終われば俺も酷いと言わずに普通に過ごせたのだろう。だけど、

時を重ねるごとに嫌味から罵倒、罵倒から暴力と最終的に高校生半ばの段階で洒落にならないレベルの虐待を受ける様になっていった。

 

・・・・うん、なんでこんなにも人生がハードなのだろうか?

 

そんなことを思いながら俺は大学に受かった後すぐにアパートを探して別居を開始した。どういう訳か両親は反対してきたが、「今までやってきたこと警察に言おうか?証拠揃ってるよ?」的なことを言ったら親権を手放して関わらなくなった。その後は奨学金をバイト代で返しながら自分の不幸を恨みながらも気楽に生活していった。

 

俺が19歳の誕生日を独りで祝ってた時、前世と変わらない今世のことを考えているとふと自分はどの様なところに転生したのだろうか?と考えた。

              ・・・・

まぁ、見た目や名前からするとあの世界なのではないかと考えられるが

ないと思っている。仮にそうだとしたら本気で運が無いと思わざるをえなかった。

 

しかし、次の日の夜にゲーム関連の雑誌を読んでいると『茅場彰彦』『ナーヴギア』という単語を見た。この時はじめてこの世界がどういう世界なのか理解した。

 

 

 

 

 

「ヒヒヒ、なるほどなるほどワタクシはSAOの世界に転生していたのですかぁ」.

 

なるほどね、今更とはいえ長年の疑問が解けたわ。さて、原作に関わるべきか?でも、問題がいくつかある。

 

一つ目は、やはり金だ。奨学金を払いながら生活している身でゲーム機を買えるだけの余裕はないといってもいい。

 

二つ目は、ゲーム自体だ。確かゲームにゲームオーバーすると人生までゲームオーバーとかいうクソルールがあったはずだ。嫌過ぎる。

それに、やったとしても何も出来ずにモブの様に終わる未来しか見えない。最悪、嫌な方向に原作を変えてしまうかもしれない。

 

だったらやらない方がいい。うん、そうに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・本当にそれでいいのか?

 

 

 

 

 

今までの今世におけるクソの様な人生を振り返ってみる。選択権を奪われてどれもこれも自分の意思を殺して生きてるという死んでるのと何も変わらないこと思い出す。そして、自分が何したいのかよく考える。

 

・・・うん、色々考えてみたけど俺がやりたいことなんて単純だ。原作キャラと関わり楽しく過ごしていきたい、あわよくば彼女つくりたい唯それだけだ。

 

 

「・・・ック・・・クヒヒヒ・・ヒャハハハハハハハハハハハ!!」

 

余りの自分の願いの単純さに笑いがこみ上げてくる。

あぁ、そうだ今まで散々自分を殺してきたんだ何も我慢する必要はない

さぁ、そうと決まれば善は急げナーヴギアを入手しなければ。VR酔いで目をまわしてたら楽しめないしね。

 

え?俺の名前?あぁ名乗ってなかったね。

俺の名前は「メフィスト・ファウスト」かつて好きだったゲームに登場するキャラクターと全く同じ見た目をしているだけの転生者だ。

 

 




誤字脱字やメフィストの言動等の報告はいっぱいしてくださいお願いします。ちなみに表では一人称「私」「ワタクシ」ですが、心の中では「俺」です。
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