「メッフィーお前・・・・・それ、素顔だったのカ」
「今言うことですか?それ?」
まぁ、確かに信じられない程色白な肌に髪と瞳の色が薄紫とか冗談だと思うのは分かるけど。
「つーか、恩を返すって何するつもりなんダ?」
「ああ、それはアナタの情報屋としての商売道具集めの手伝いですよ『鼠』サン」
そう言うとアルゴは目を見開き驚いていた。意外と可愛いなおい。
そんな事を考えていると目の前の人物の雰囲気が少し変わった。
「おやおや、そのよう怖い顔よりも人生腹抱える程笑っていた方がいいですよアルゴサン」
「助言ありがとナ、そんな事よりどこでオネーサンが情報屋だと知ったんダ?」
「いえ、普通に周りにアルゴという人物を知ってるかと聞いただけですよ?」
俺の答えが拍子抜けだったのか少し雰囲気が緩くなり、苦笑いしていた。もちろん周りに聞いたというのは嘘である。喋れば友達がいなくなるレベルでウザい俺が訪ねても挑発してると勘違いされるのが関の山だからだ。
え?じゃあ、なんで分かったかって?答えは単純俺が前世でアルゴという人物について少しだけ思い出したからだ。元々原作キャラだったのはうっすら覚えていたのでデスゲームが始まる前まで戦いながら必死に思い出そうとしていたら思い出した。ただそれだけだ。
「確かにオレっちは情報屋をやってるサ。だけど、βテストである程度はSAOの情報を知ってるオレっちに今更情報収集はいらねーと思うんだけどナ」
「いえいえ、アナタがその考えを抱くことはないでしょう?」
「へー、なんでそう思ったんダ?」
「何故って、アナタ状況を把握するや否や真っ先に飛び出そうとしてたじゃないですか。それに『鼠』などと噂されるだけのアナタに限ってあの天才魔王がゲームのイベントの内容を変えてるかもしれないという可能性を思い付かないハズがないのではと考えただけですよぅ」
それにマッピングのこともあるしね。そう言うと、アルゴは降参したように手をあげた。読みは当たっていたようだ。
「当たりダ、よく分かったナ。オレっち感心したゼ」
「いやぁ、ワタクシも当たっててよかったですよ。あんだけ格好つけておきながらはずれてたら一生モンの恥ですからねぇ」
俺は警戒を解き力の抜けたアルゴを見て内心ホッとしていた。下手に警戒されてたら今後有益な情報を交換しにくくなる可能性があるからだ。
「で、手伝うって何してくれるんダ?」
「単純ですよ。ワタクシがクエストやイベントに変化がないか調査したり、マッピングの手伝いをしたりするですかねぇ」
「・・・・いいのカ?」
「勿論、恩返しですから」
少し、考えるような素振りをしていると顔を上げて訪ねてきた。
「ちなみに、レベルはいくつなんダ?」
「あと少しで9に到達しますねぇ」
「早えナ、だけどそれなら問題ねぇナ、じゃあこれからヨロシク頼むゼ、メッフィー」
そう言いながら、口元に笑みを浮かべながら決意を込めた目をこちらに向けながら手を差し出してきた。
俺は、ニヤリと笑いながら手を取った。よし、とりあえずこれで最前線で戦えて尚且つ有益な情報を得られるようになった。仮に後者の方ができなかったとしても最前線で戦い経験値を多く取れるという利益の方が大きい。よし話は終わり。さて、やらかすか(ゲス顔)。
「ハァイ!!カシコマリィィッッ↓、マシタァァァッッ↑!!!では、これよりアルゴ様の忠実な愛玩奴隷として一心不乱に足掻いていく所存デェェス!!」
「へ?」
握っていた手を解き出来る限り大きくハイテンションに声を上げながら大袈裟に跪く。周りから音が消え直ぐ近くで呆気に取られたような声が聞こえる。少しして、ヒソヒソと囁くような声が辺りから聞こえ、そして直ぐにズザァァという音と共に周りから人の気配が消えていった。
「ちょ、何やってんダ、メッフィー!!周り見て見ろドン引きじゃあねぇカ!!」
「いえいえ、アルゴ様ワタクシの事はいつもの様に下僕、豚好きなようにお呼び下さい」
「んな呼び方したこと一回もネェだろうガァァァ!!!」
やっべW、超おもしれぇW。想像以上だW。
「いえいえフヒw、お気になさらずにヒハwワタクシは一向に気にしませんのでクヒヒww」
「おい!!さっきから言葉の合間に笑い声あげてんの聞こえてるからナ!!ドースンダこれ!!オレっちこのままだと唯の変態だゾ!!」
「さぁてW、いっちょ仕事と行きますかぁW。ね、相棒WW」
「くたばれクソピエロォォ!!!!!」
今後とも、ヨロシクねア・ル・ゴ。クヒヒヒW。
はい、やらかしましたね。次回どうしよう・・・。
文章に、違和感がある場合は教えてください。
ちなみに、アルゴがメッフィーをピエロと言ったのは雰囲気からそう感じとったから。
レベルは、はじめた時間やキリトがボス戦で戦うときのレベルを考えた結果こうなりました。