「あ、そういえば僕、君達の名前知らないんだけど・・・」
「あぁ、そういえばそうですねぇ。ワタクシ達としたことが挨拶がまだではありませんか」
確かに、そういえばあいつの名前知らない。もし原作キャラなら名前を聞けば思い出すかも。って事で、
「自己紹介はアナタからどうぞ新入りサン」
「えーと、僕の名前はコペルだ。改めてよろしく」
うむ、知らん。いたっけか?こいつ?まぁ、あんな目をするプレイヤーだ。もしかしたら、原作始まって直ぐ死ぬモブキャラかもな、そんなことを考えていると、次に自己紹介したのは、
「・・・・よろしく、俺はキリトだ」
なんと、あの人見知りのキリトだ。おお、勇気だしたなぁ。キリトクゥン。お兄さん嬉しいよ。その後直ぐに俺も自己紹介した。
「ハァイ、ワタクシの名前はメフィストでございまっす!」
いつものように挨拶すると、コペルが目を丸くし、
「えっ?メフィストってあのメフィストか?」
と言った。おやぁ?もしかして、
「えぇ、恐らくそうでしょう」
「・・・なぁ、あのって何だ?こいつ何したんだ?」
「知らないのかキリト。変態情報屋が引き連れたピエロの様な風貌をした変態従者の噂」
「はぁ?何だそれ?」
「なんでも、その情報屋が公衆の面前で奴隷呼びしながら従者を跪かせてたらしぞ。しかも、従者の方はとんでもなく嬉しそうな顔をしてたらしい」
「ハァ!?何だそれ。気持ち悪っ!え、嘘だろメフィスト」
「いぃえ、嘘ではありませんよぉ」
いやぁ、よかったよかった。道中でプレイヤー達に広めていった話は上手く広がってるみたいだな。ちなみに内容はコペルがさっき話した通りで一応その情報屋の腕は確かだと言っておいた。これによってアルゴのネームバリューは広がり、俺も愉悦を味わえる。うーん、我ながらなんていい事したんだろう。今頃、アルゴを泣いて喜んでるだろうなぁ。
そんなことを妄想しながら悦に浸ってると、コペルと主人公がドン引きした目でこちらを見てくる。はぁ、やめてくれよ。
「お二人共そんな目で見ないでください。そんな目で見られては、股座がいきり勃つではありませんかぁ」
「うわぁ、嫌な意味で噂以上だぁ」
「うん、これ絶対一部語弊があるしこいつの噂に関しては噂じゃあないだろ。つーか、情報屋ってアルゴか?あいつも災難だな」
「いえいえ、そんなことありませんよ。アルゴサンのことです。今頃泣いて喜んでいる頃でしょう」
「「いや、それはない」」
わぁ、息ピッタリ。本当に初対面?それに全否定とは失礼な。
多分、きっと、恐らく、もしかしたら喜んでいるかも知れないのに。え?自分で言っておきながら信じてなさすぎ?
さぁて、なんのことやら。三人仲良く話していると。すぐ近くから敵が来るのがわかった。どうせ≪実つき≫なのだろうと振り返り確認してみる。そこには≪花つき≫がいた。
「ヒャッハー!!≪花つき≫ダァ!!キリトサン絶対仕留めますよ!」
「わかってる、メフィスト!当たり前だが絶対ヘマするなよ!?」
「うわぁ、テンション高っ。え?そんなにでないの?」
相手が攻撃するよりも早く俺が胴体に向けてソードスキルを放ち倒す。
よし、アイテムもドロップした。幸先いいなおい。その後直ぐにもう一体≪花つき≫が出るなど本当に運がいい。因みにこの≪花つき≫はキリトが倒した。
「いやぁ、本当についてますなぁ。コペルサァン、アナタ実はモンスターのドロップアイテムのドロップ率を上げるアイテムでもお持ちなのでは?」
「ないだろ、仮にあったとしてももっと上の階層だろうよ。でも、確かにすごい現れるな。さっきまでのが嘘みたいだ」
「そんなに出なかったの?さっきも出てきた感じ余りポップする確率は高いと思ったんだけど」
「さっき、こいつと二人で百体近く狩ったけど一体も出てこなかったんだけど」
「うへぇ、マジで?」
三人でそんな雑談を交わしながら、狩ること三十分程。すると奥からまた、≪花つき≫が現れた。ただし今回は、
「おやおやどうやら今回は≪実つき≫もいますなぁ。しかも二体。お二人共どうします?」
「そうだな、≪花つき≫は四体の≪身つき≫二体いるからそれぞれ、二体ずつ相手しよう」
「うん、そうだね。じゃあ僕が≪身つき≫二体相手取る。メフィストとキリトは≪花つき≫を頼む」
「カシコマリィィッッ、マシタァァァッッ!!」
「ああ、わかった」
それを合図にそれぞれの相手に向けて突貫した。