盾と矛の英雄   作:アキーーーーの備忘録

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9話 NEW beats

レク大会本番に向けて、チームファーストは曲を作っていた。

『個性』を使って演奏できるなら『個性』を思いっきり乗せる曲が必要だった。

 

「響香ちゃん。『イヤホンジャック』の『個性』って、ビート刻めたりしない?そのビート、曲に入れたいんだけど。」

「スピーカーが何かあればできる。でもそのビート、ウチの心音なんだよね。心音なんかが曲に入れられるの?」

「入れられるとも。というか、入れてみせる。俺らにしか弾けない一期一会の曲を作ろう。」

「大地の『個性』をつかうんなら、キーボードがなくなるかわりにギターが増える感じの曲にするんだよね?」

「うん。まず、最初はキーボードありの4Pバンドで観客のテンションをきちんと上げて、ボルテージ最高潮のときに俺がキーボードからギターにチェンジして響香ちゃんと俺のバトルパート。そして、基山くんと伊賀さんのソロパートからみんな合わせて最後を弾いて挨拶。こんなんでどうかな?」

「ウチとしては大丈夫だけど、伊賀と基山にソロパートさせるの大丈夫なの?まだ初心者なんでしょ?」

「こんな舞台、なかなか無いから。ソロパートで目立つのも大事でしょ。」

「おっ?矛盾。耳郎さんと密談か?」

「あっ。基山くん。今度のレク大会のお話してたんだ。『個性』ありだから、響香ちゃんのビートと俺の楽器変化を組み込んだ曲作ろうかって話で、基山くんとか伊賀さんにソロパート委ねたいんだけどどうかな?」

「おぉ。けっこう真面目に返してきやがった。で、ソロパートだっけ?いいぜ。やろう。イカちゃんも『個性』使ってえげつないドラムテクしてきそう。俺の『個性』は使えるやつじゃないけど、ソロパートはきちんと目立ってみせるぜ?」

「いい意気込み。」

「皆さん集まってなんの話ししてるですか?大会の話なら仲間はずれは嫌なのです!」

「ごめん、ごめん。イカちゃん。大会でイカちゃんにドラムのソロパートを『個性』ありでやってもらえたら多分すごいことになるだろうなぁ。って話してたんだよ。」

「そうなのですか。まぁ、そのソロパートやってやるです!いつもは『個性』の使用が禁止されてるので、動かせない腕たちも動かせるなら喜んでやるです!!」

「それはよかった。俺はね。スーザン先輩が演奏中における『個性』の使用許可を貰ったのは、先輩方なりのハンデだとおもってる。」

「えっ?ハンデ?」

「そう。一般家庭には『個性』の練習をできる環境なんてない。演奏中に使えるからと言って、練習中に使えるわけじゃない。でも、ヒーローの子である俺は、俺を擁するチームファーストは練習施設がある。チームファーストのメンバーはその条件を活かせる『個性』がある。それを使えということだろう。目立つよ。ファーストとして先輩たちよりも!」




一応、矛盾くんの考えている音楽は
はじめにスピーカーから響香ちゃんの心音を流して、ベースから各楽器を乗せて緊張などで早まる心音のリズムを1つの楽器として扱うような音楽です。

青山不在タグがこの小説についているのですが、原作の状況によりこのタグを消去してよいか質問します。

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