盾と矛の英雄   作:アキーーーーの備忘録

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11話 演奏終了

「『バリア』か。いい『個性』じゃねぇか。だがよ。小僧、バリア使いは本体潰しに弱いってのが常識だぜ?」

そういうと、矛盾の顔をめがけて拳を放ってきた。

「だからバリアで全身覆った!!」

「おぉ。硬え!痛え!!でも、その程度ならぶっ壊せる!!死にたくなけりゃ、さっさとどけや!」

 

矛盾はステージで楽器を生成、体育館を分断する巨大バリアの生成、さらにアーマードバリアの生成でエネルギーをかなり使っており、さらにパフォーマンス直後で疲れていた。

 

ヴィランが外にいる光はなかったが、銃を持った『無個性』なども考えられる。迂闊に他の生徒たちを外に避難させるのすら難しい。

 

プロヒーローは、何分で来る?パワー系に強い『個性』のヒーローはいつ来る?

 

そんな思考をヴィランは逃さない。

「よそ見か?ずいぶんと余裕じゃねえか!」

「余裕?あぁ。そうだな。余裕だよ!俺の『バリア』は、瞬時に、無限に出せる。何度割られても復活させりゃいいだけの話だろ?そりゃ余裕だよ。脳筋野郎!」

「ほう!じゃあ、バリアごとやれば問題ねぇよなぁ!!」

そう言うと、ヴィランは今までの比じゃないパワーの拳を矛盾の顔めがけて振り下ろした。

矛盾はとっさに、後ろに飛んで回避したが、バリアにぽっかり穴がいており、その威力を物語っていた。

「あっぶな、このバリアに穴あくって、どんな怪力だよ。銃弾でも穴なんかあかねぇよ。お前、ヒーローになればその『怪力』を人のために使えたのに残念だ!」

「俺に説教か?小僧!ヒーローみたいなことほざいてんじゃねぇぞ!青二才が!!『個性』使いたきゃヒーローになれって世界が狂ってんだよ!」

 

穴はすぐ閉じたが、もうエネルギーも残り少ない。

このままだと、1分持つかすら怪しい。

何か、なにか無いのか。思い出せ!!今までを。

そうか。練習を活かせば!いけるか?いや、やるしか無い。

 

「おっ?さっきまでの威勢はどうした?小僧!!バリア柔くなってんぞ!無限じゃなかったのか?クソガキ!!」

「強いわ、クソヴィラン!!でも、これならどうよ!!」

「これは!メイデン?てめぇ!!『バリア』じゃねぇのかよ!!」

「メイデンみたいに腕と脚をまとめて拘束しただけだ。お前はバリアを破壊したとき、拳を振り下ろしてた。なら、腕の力だけで割るのは無理なんじゃねえの?と思っただけだ。図星か?」

ヴィランはなおも必死に抵抗するが、開くはずもなくただただ飛び跳ねていた。

矛盾は最後に一言放った。

『チームファーストでした!ありがとうございました!!』

青山不在タグがこの小説についているのですが、原作の状況によりこのタグを消去してよいか質問します。

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