盾と矛の英雄   作:アキーーーーの備忘録

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12話 「守るもの」

ヴィランの戦闘後、到着したヒーローは度肝を抜かれたような顔をしつつも、この戦闘を行ったのが俺だと聞くと、真っ先に敬礼と説教をした。

「君ねぇ。いくらステージで誘導しやすい位置にいて、有利な『個性』持ってるからってヴィランと戦闘するのはいけないよ。ほんとに。今回は勝てたから良かったけどさ、負けてたら頭蓋骨が陥没して雄英からリカバリーガール呼んでも治らない大怪我をするところだったんだよ?今回は我々の到着が遅れたから我々も説教する立場じゃないんだけどさ。って、君GUGENの息子さんか。じゃあ、しっかりとお父様には叱ってもらわないとですね。」

「すいません。」

「いや、謝らなくてもいいんだよ。君のお陰で全員無事なんだから。そこは誇ってもいい。」

「ありがとうございます。」

「でも、緊急時だからって、むやみに『個性』使うのはだめね?そういうのは、きちんと免許を持ってからしないと、ヴィランとして扱うしか無くなるからね?」

そうこうしてるうちに、遅れてGUGENもやってきた。

「あっ。すいません。うちの子がなんかやったみたいで。」

「あっ。GUGENさん。別件はいいんですか?」

「相手が近接戦闘を拒否してきたので、遠距離攻撃ができるヒーローを呼んだらエンデヴァーが来てやってくれましたよ。自分は近接戦闘専門なんで範囲攻撃されると困るんですよね。」

「あぁ。なるほど。あなたの息子の矛盾くん。ヴィランが入ってきたからって逃げもせず戦って。ほんと。そっくりですね。そういうとこ。」

「いやぁ、面目ない。息子にはきつく言っときます。」

「学校側から聞きましたけど、今日はもう解散してレク大会は明日以降に延期らしいんで、矛盾くん連れ帰って怒ってあげてください。」

 

家に帰ってから具現にこう言われた。

 

「友達の危機にすぐに行動を起こすのは悪いことじゃない。その行動で友達が逃げきれるならヒーローとしては十分だ。でもね。自己犠牲と命を捨てることは違う。大義のため、正義のためと出来もしないのに正義感から無謀にヴィランと対峙してすぐに倒れてしまうようなヒーローは誰も守れない。守りたいのなら生きて守れ。」

「うん。」

「プロであれば強いヴィランに無茶して突っ込んでるように見えても、必ず勝算があるものなんだ。このヒーロー飽和社会、有利なヒーローが来るまで不利ながら戦うなんてことはめずらしくもない。でも、負けない。何故って?パパには守らなきゃならないものがあるからね。そのためには死ねない。死なない。」

「守らないといけないものか。それは市民の安全とか秩序とかそういうもの?」

「いや、とても具体的でとても身近な存在だよ。」

「???」

「矛盾も分かる日が来るかもね。」




「守らなきゃいけないもの」
矛盾くんは見つけることができるのでしょうか。

青山不在タグがこの小説についているのですが、原作の状況によりこのタグを消去してよいか質問します。

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