とツイートをしてしまって、深夜に作業をしてしまったことがバレましたが、このお話はその直後に書いてますので、そういうことです。
矛盾たちも3年となり、継承した「チームサード」としての活動も一区切りした頃、3年生にとって避けては通れぬイベントが発生した。
そう!進路希望調査である!
数多の学生たちが「行けるレベル」と「行きたいレベル」の「ギャップ」と「現実」に死屍累々になる進路希望調査である!
「矛盾は、どこ行くんだっけ?やっぱ第一志望は雄英?」
「まぁ、第一志望は雄英にしとこうかな。一応、普通科も同時に受けれるやつにはする予定。2年から編入とかも一応あり得るからね。で、滑り止めの私立数校って感じかな。」
「何が、『雄英にしとこうかな。』だ!はっ倒すぞ!俺らみたいな普通の『個性』や弱『個性』はそんな選択肢ははなからねぇんだよ!あっても、経営科かサポート科だ!」
「玄山の『個性』だって、鍵閉められるんだから、伸ばせばロックロックも目指せるって。」
「だから〜。俺の『個性』は、『ある一方から動かせなくする』だけだからロックロックみたいに空間ごと固定だの空中に固定なんてのは無理なの。板を投げて固定したところで水平ベクトルには動いちゃうの!」
「それはそれで移動として使えて便利じゃん。」
「だから、横は抵抗を受けるから乗っても慣性の法則で落ちちまうのよ。」
とかなんとか矛盾と玄山がやってる間に伊賀さん達もやってきて、
「キーザンくんとムッさん。二人とも何じゃれてるですか?混ぜてほしいのです!」
「あっ。イカちゃん。今度、進路希望調査あるだろ?どこの高校にするか言い合ってたんだよ。」
「で、俺が雄英高校ヒーロー科、普通科、他私学って感じ。」
「こいつ、そのエリートオブエリートみたいな進路希望出すのに『にしとこうかな』とかいいやがったんだぜ?弱『個性』に対する嫌味でしかなくない?」
「まぁ、ムッさんならそうなるはずだから間違ってないのです。かく言う私もヒーロー科は目指すのです。」
「ほう!どこに行く予定?雄英?」
「この感じで進路を聞かれるとたしかに腹立つですね。」
「だろだろ〜!ホント、無自覚に自分と同じレベルの『個性』を要求してる感じが本当にムカつく。」
「まぁまぁまぁ。で、どこなのよ。」
「士傑高校です!」
「おお!東の雄英、西の士傑のあの士傑!」
「まぁ、第一志望というだけなのですけどね。学力的にも実技的にも。現実的なところも見ると、私学のどこかという感じになるですかね。」
「いや、それでもすごいよ。一緒に頑張ろうぜ。それで、そこで『イヤホンジャック』立てて盗み聞きしてる恥ずかしがり屋さんはどこ志望にするのよ。」
「うっさい!でも、ウチも雄英にしようかな。」
「ま〜た。『しようかな』ですってよ。奥さん。」
「奥さんじゃないのです。けど、たしかにクルですね。」
「えっ?あっ。いや、別にウチはヒーロー科じゃなくて、普通科受けてみようかなって。」
「えっ?なんで~?入学当初からずっと言い続けたよね?強そうな『個性』だって。それを武器にしないなんて宝の持ち腐れだよ。」
「いや、ウチが大地と同じレベルって言われると微妙だし、何より受かる可能性も怪しいし。そもそも、ヒーローになりたいのかすらもわかんないし。」
「響香ちゃん。それ、全然ロックじゃないよ。俺は、君に負け続けてるんだよ?」
「えっ?」
「正確な情報収集、スピーカーを通じての圧倒的な範囲攻撃がありながら、『イヤホンジャック』による指向性の付与。どれをとっても俺はまだ君に勝ってると思ってない。もちろん、それ以外のところで補ってるつもりはあるけど、まだ負けよりだと思ってる。こんなすごい『個性』でヒーロー科に来ないとか損失だって。」
「でも、音楽が好きだし、ヒーローも好き。どっちを選べばいいかなんてわかんない。」
「なら、選ばなくていいんじゃない?『ミュージシャンヒーロー イヤホンジャック』とかどうよ。現代のヒーローは、人気商売みたいな側面もあるんだからさ。ミュージシャンくらいやってても全然おかしくないよ。」
「そっか。そうだよね。よし!進路希望の紙書き直してくる!なってやる!ヒーローに!」
「その意気!その意気!」
耳郎ちゃんと言えば、『ミュージシャン』と『ヒーロー』の間で揺れ動いていた人でありますので、本編で恐らく語られていない『なぜ、ヒーローになると決めたのか。』を描かせていただきました。
ちなみに、基山くんの進路先もヒーロー科のある高校になります。自分もそこそこのエリートだってこと忘れてるぞ。基山くん!
青山不在タグがこの小説についているのですが、原作の状況によりこのタグを消去してよいか質問します。
-
取っていい
-
展開上仕方なければ取っていい
-
展開的に難しくなければ取らないでほしい
-
絶対に取っちゃだめ