夫からいきなり「矛盾が将来暗いところで活動できるかは君にかかっているかもしれない。」といわれた。
いきなり、そんなこと言われましても。そうは思いながら、話を聞いてみた。
夫は、いろんなことを話した。矛盾の『個性』が自然系であること。太陽と大地からエネルギーを得ているだろうと言うこと、私のトマトを食べるとエネルギーが溜まるらしいこと。
一通り話したあと、彼は、こう続けた。
「君は、サポートアイテムがあれば、体内に自然エネルギーを留めておくことができるんだよね?」
「まぁ、一時的に留めるくらいですから一日とかそこらですけどね。しかも、それは、トマトに注いだらすぐに無くなってしまうくらいの少量で。」
「うん。それを聞きたかったんだ。」
「えっ?」
「矛盾にもサポートアイテムが必要だろう。それこそ、自然エネルギーを貯蓄するためのものが。しかし、君と同じものでは、ヒーローとしては不十分。なら、エネルギーの塊を持っておけばいい。だろ?」
「なるほど?つまりは、私の作ったトマトを携帯できる形にして、それをエネルギーにすればいいのでは?と考えているのね?」
「まぁ、正解。だから、最初に矛盾が暗いところで活動できるかは君にかかっているかもしれないと言ったのさ。」
「でも、それだと今の矛盾のエネルギーと比べ、トマトのエネルギーが少なすぎない?大量にトマトが要るようになるわよね?」
「あぁ。矛盾が幼いから矛盾全体のエネルギーにしめる消費エネルギーが多すぎるんだろうね。ちゃんと大きくなれば、きっと消費エネルギーは大きな負担にはならなくなってくるよ。」
「でも、もし!もし、今のまま大きくなってもこのままだったら?」
「そのときは、仕方無い。」
「だめよ。あの子は将来ヒーローになりたいの。そんなの絶対にだめ!」
「じゃあ、僕たちが矛盾の夢を現実にしてあげるべきなんじゃないかな?今は、わからないことを嘆くんじゃなく、今できることをしてあげるべきなんじゃないかな?少なくとも僕はそう思う。」
「そうよね。今嘆いたところで矛盾の未来が変わるわけじゃないものね。なら、今できることを精一杯してあげましょ。」
それから、私は自然エネルギーを貯められるような塊の開発を依頼した。多くの会社はエネルギーが変化することをみて、それを拒否した。
あれから、数年が経過し、小学校に入った矛盾は、親がそんな心配をしていたことなどつゆもしらず、どんどん『個性』を伸ばしていった。扱えるバリアも最大限エネルギーを使ったら、大人でも越えることができない壁を二枚作ることができるようになった。具現は、矛盾に彼の得意技で、敵を拘束する四面鏡を教えたかったが、矛盾にはまだ早かった。
「矛盾はもう大きなバリアが二枚も作れるのか。」
「うん。まだまだいっぱい疲れて大変だけどね。」
「うんうん。じゃあ、矛盾にはこれを教えてやろう。矛盾!大きなバリアを体に纏わせるようにするんだ。」
「??????」
「あっ。まぁ、いきなり言われてもイメージがつかないか。なら、お手本を見せてあげるね?アーマードバリア!!」
そういうと、具現は、GUGENのコスチュームのようなバリアを身に纏い始めた。矛盾は、興味本位でそのバリアをたたいてみたが堅かった。
「わぁ。すごい!!まるで、バリアでできた鎧を着ているみたい!!」
「そうだろう。このバリアでできた鎧を矛盾にもつくって、着てほしいんだ。」
「う~ん。わからないけど、とりあえずやってみるね?バリアさん。俺のことを護ってね。アーマードバーリア!!」
すると、矛盾の腕にうっすらと薄いバリアのようなものができた。
「おお!!!すごいじゃないか。腕にアーマードバリアを出すなんて。今日は部分的に出せればそれでいいと思ってたから合格だよ。全身に出せるようになったら、ヒーロー活動にかなり役立つから全身出せるように特訓しないとね。」
「うん!!」
そのあと、矛盾は、来る日も来る日もアーマードバリアを練習した。本当に来る日も来る日も。
そうすると、少しの季節が流れていったある日、矛盾は、上半身をアーマードバリアで覆うことに成功した。それを見ていた具現は、驚いた。
なぜなら、彼がアーマードバリアを上半身に初めて纏わせるのに一年はゆうにかかったのにたいし、矛盾は、数ヶ月でやって見せたからだ。
「すごいじゃないか!!!もうそこまでたどりつくなんて!!もっともっと時間がかかるものと思ってたよ。この調子でいけば、下半身もすぐ纏えるようになるよ。」
「ほんとに?やったあ!!!」
そう言った本当にすぐだった。
その月の月末。矛盾は、全身のアーマードバリアを初めて着た。持続時間はあまり長くは無かったが、プロヒーローGUGENの技を再現できたと思えば嬉しかった。
青山不在タグがこの小説についているのですが、原作の状況によりこのタグを消去してよいか質問します。
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取っていい
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展開上仕方なければ取っていい
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展開的に難しくなければ取らないでほしい
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絶対に取っちゃだめ