「矛盾、全身を覆うアーマードバリアができるようになったんだな。ここからは『個性』というより、肉体の訓練だ。ついてこられるか?」
「パパの息子だよ?ついていくよ。」
「頼もしい返事だ。」
プロヒーローGUGENは具現化した武器と鎧で戦う武闘派だった。武闘派だったからこそ、ビームなどの飛び道具を鍛えるという発想はまず出てこなかった。
「『個性』も身体能力の一部だから、ヒーローは体が資本。強い武器も体が弱ければ使えない。武器を使うためには強靭な肉体がいるんだ。」
具現のこの言葉を信条に、矛盾は訓練を続けた。
とある日のこと、ママが景品で当てたレストランに来ていた。パパはお仕事が入ったらしく、遅れてくるようだ。
ちょこっと正装した俺とママは店に入り、席についた。
パパが来てからこーす?を始めるらしかった。
「おら!客は全員手を上げろ!死にたくなかったら言う事聞け!」
このお店には似つかわしくないような覆面を被って銃を持った男達が入ってきた。
「ガキどもを残してこの店から出ろ!」
『個性』は身体機能。子供より大人が強いのは間違いない話だ。
そうして、俺とフリフリのかわいいドレスを着た女の子がヴィランの人質となってしまった。
女の子は今にも泣きそうな顔をしているが、俺は冷静だった。俺は不安ながらも、こんなことを考えた。
覆面達は銃を持ってここに押し入った。
そう。「銃」を持っているのである。
超人社会となった現代では、銃を使う犯罪者は昔より少なくなり、多くは自分の身体能力の一部である『個性』を利用して制圧等を行おうとする。
もちろん、銃も生身の人間に打つにはとても強力で制圧能力も低いわけではないが、『個性』を使ったほうが入手の手軽さ含め、幾分か楽なはずである。
ともすれば、導き出せるのはこのヴィラン。戦闘に自信がないということではなかろうか。
ここでこの子を守れるのは俺しかいない。せめて、パパが来るまでくらいは守りきろうと。
「泣かないで。大丈夫。きっとヒーローが助けに来るよ。笑って。」
「泣いてなんかいませんわ!」
その少女は、俺の顔を見て微笑んだ。
「な~に話してんだ?オイ!こら!ヒーロー?助けに来るわけねぇだろ!」
そういうと、男は俺に向かって殴りかかってきた。
俺は訓練の成果を見せるときと言わんばかりに、バリアを張り、防いだ。
「ガキの分際で!『個性』使いやがって!俺を馬鹿にしてんのか!」カチャッ バヒューン
男は引き金を引いた。いくらバリアが張れると言っても、限度がある。耐久性もそんなに高くない。6発くらいは耐えられる耐久性はあるが、リロードされた瞬間に終わる。
それでも女の子を助けるためならと、必死にバリアを張った。そうしているうちに、矛盾は倒れてしまった。
後に聞いた話だと、俺が倒れたのはエネルギー不足で、その後、すぐにパパが来たらしくパパはすぐにGUGENになり、ヴィラン達を倒し、俺を救急車で運んでもらったらしい。
一緒に監禁された少女の証言により、その子のお父様がGUGENの事務所に俺宛のお菓子を送ってきた。トマトをおやつにしている俺からしたら、そのお菓子たちは普段食べてるものと違い、美味しかった。
また、そのお父様がGUGEN状態のパパに俺のことを色々聞いたらしく、知り合いのエンジニアに「自然エネルギー」の蓄積ができる薬のようなものを開発するよう頼んでくれた。
今回の作品は、ヴィランとの遭遇ととある少女との出会いですね。
青山不在タグがこの小説についているのですが、原作の状況によりこのタグを消去してよいか質問します。
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取っていい
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展開上仕方なければ取っていい
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展開的に難しくなければ取らないでほしい
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絶対に取っちゃだめ