インフィニット・ストラトス─黒き死神は常闇を舞う─   作:鴉@地獄よりの使者

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どうも、鴉です。

IS作品初投稿!

暖かく見守って頂けると嬉しいです。


序章─①─

死神と言われてどう言ったものを想像するだろうか

 

古代より死を司るものとされ、戦争を題材にした映画やアニメでは自分の部隊が壊滅してなおただ1人生き残り続ける者に贈られる渾名のようなものだ。

 

なんで今こんなに話をするかって?

今目の前にその死神がいるからさ、しかも前述の前者の方な。

こうなった経緯を少し話していこう。

 

 

──────

傭兵side

ここはドイツ某所の山奥。

俺はとある組織に雇われた傭兵だ。

特に特筆すべきものもないからここでは自分のことは省くとしよう。

 

ここではとあるシステムの研究、実験が行われている。

こんな山奥でひっそりやってんだ、やばい事以外の何者でもねぇよ。

子供の泣き叫ぶ声が聞こえるのは日常茶飯事、逃げた子供を連れ戻したりもした。

それにここに来て数ヶ月でいくつ死体袋運ばされたか分からねぇ。

しかも全員年端も行かねぇ子供だ。

 

何度ここから逃げ出そうとしたかわからない、ここはヤバすぎる。

そう思い始めてしばらく経った頃事件は起きた。

 

 

俺は一緒に雇われている傭兵たちと昼飯後のコーヒーブレイクとしゃれこんでいた。そんな中いきなり研究所内にけたたましい警報が鳴り響き、俺を含めた傭兵たちは侵入者がいるという区画へと急行した。

 

件の区画に着いた俺たちの目の前に広がっている光景はまさに地獄と行って差し支えなかった。

建物は見事に瓦礫へと姿を変え、所々では火の手も上がっている。

研究員と思わしき死体は人の原型を留めておらず辛うじて人であったモノというのがわかる程度だ。

そんな地獄の中に何か黒いものが立っている。

 

その頭には赤い単眼を黒い全身装甲のIS、両手には巨大な片手斧が握られている。

その斧からは血が滴り落ち、小さな肉片がこびり付いている。

 

その単眼の着いた顔をこちらに向けると左手に握った斧をこちらに向けて投げてきた。

その斧は俺の左隣に居た仲間を真っ二つに両断し後ろの壁に突き刺さった

一瞬全員が何が怒ったか判別がつかず動きが止まる。

そこを見逃すほど黒いISは甘くは無かった。すかさず俺たちの方へバーニアを吹かして接近してくる。

俺はとっさに携帯しているアサルトライフルを奴に向けて撃ちまくった。

その銃声を聞いてほかの傭兵達も撃ちまくった。

わかっている、俺たち歩兵が持てる火力でISに太刀打ち出来ないこと。

俺達がこうして戦っていることによって稼いだ時間で研究員たちは逃走していること。

 

俺達が捨て石に使われていること。

 

1人、また1人と仲間は減っていく。あるものは斧で体を両断され、あるものは足から出たドリルで体を貫かれ、またあるものは頭を掴まれ鉄の杭で頭を貫かれたりと人の死に方とは呼べない形で命を落としていく。

かく言う俺は辛うじて生き長らえていた。だが斧で両腕の肘から先がぶった斬られ戦力外となっていた。

最後の仲間が斧の餌食となりこの場で生きているのは俺とあのISのパイロットだけとなる。

 

俺は死を覚悟した。

だが黒いISは装着を解除し懐から出したスマホでどこかへ連絡し始めた。

少し話して通話が終わったのかスマホを懐へと入れ俺の方へと歩いてくる。

顔は仮面で隠されていてわからない、体格からして恐らく細身の男。

男が壁にも垂れている俺の顔を覗き込むようにしゃがみこう言い放った。

 

『生きたいなら俺と来い、死にたいなら介錯はしてやる。どちらを選ぶもお前の自由だ。』

 

俺ボイスチェンジャーで変えた声で放たれた言葉に少し動揺するがこう答える。

 

「こんなとこで死ぬのは真っ平御免だね……、仲間の血を啜ってでも生きてやるさ……。」

 

 

『交渉成立。ようこそ、死神旅団へ。』

 

 

 

それを聞くと俺は意識を失った。

傭兵sideout

───────

死神side

 

今回の俺たちのミッションは成功である。

目的は3つ

①当該施設、研究資料、機材の破壊。研究員の排除

②当該施設に監禁されている子供の救出

③当該施設の警備にあたっている傭兵「…………」の確保又は殺害

(生存していれば四肢程度ならなくても構わない)

1つめは既に達成、2つ目も研究員の排除途中に回収完了の連絡が届いている為達成、残るは3つ目の傭兵の確保。

 

上司に向けての報告も済ませ、傭兵の方へ足を進める。

しゃがんで目線を合わせてこう言い放つ。

 

『生きたいなら俺と来い。死にたいなら介錯はしてやる。どちらを選ぶもお前の自由だ。』

 

少し驚いた顔をすると二カリと笑うとこう答えた。

 

「こんなとこで死ぬのは真っ平御免だね……、仲間の血を啜ってでも生きてやるさ……。」

 

俺は仮面の下で二カリと笑いこう続ける

 

『交渉成立。ようこそ、死神旅団へ。』

 

 

死神sideout

─────────

 

 

 

 

ここにまた死神の元へと集った強者が1人。

これから世界はどう転ぶのか、今は誰も知る由もない。

それを見届けるのはあなただ。




次回出来るだけ早く投稿します。

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