うちの脳内コンピューターが俺を勝たせようとしてくる 作:インスタント脳味噌汁大好き
電脳戦の第2局で、大木は戦型をゴキゲン中飛車にすると宣言をした。第1局で圧勝し、余裕を見せた大木の発言により、掲示板は大いに盛り上がる。
【人類代表?対ソフト代表】2019年度将棋電脳戦スレ part16【大木晴雄】
654:名無し棋士
第2局ハジマタ
655:名無し棋士
戦型予告って大木にメリットあるの?
656:名無し棋士
初心者だからソフトの強さがイマイチ分からん
657:名無し棋士
>>656
人間がタンクローリーと相撲するようなもの
658:名無し棋士
>>656
チーターと100メートル走するようなもの
659:名無し棋士
例えが酷いのに的確で笑う
660:名無し棋士
マジか……マジでゴキ中するのか……
661:名無し棋士
大木の対局前インタビュー内容
◆将棋電脳戦第2局前夜祭(5月18日)
将棋電脳戦第1局で大木五冠(18)はソフトを相手に103手で勝利。3年前から続く電脳戦での人類とソフトとの因縁の対決は、今年も人類の勝利となるか。
注目を集める電脳戦第2局の前夜祭では、大木五冠が対局前日に戦型をゴキゲン中飛車にすると宣言した。第1局でソフト側が指し、大木五冠に負けた戦法であり、もしもこれで大木五冠が勝利すれば、残念ながらソフトは人類にまだまだ敵わないことへの証明となるだろう。
▼大木五冠(戦型宣言の意図について)「相手は私の言動を聞いて戦型を変えることが出来ないので、大した問題ではないと思います。当然、ブラフではありません。ゴキゲン中飛車はまだまだ奥が深く、未知の領域も沢山あるので、ソフトがそこまで足を踏み入れられるかが勝負の境目になりそうです」
662:名無し棋士
要約:往復ビンタするわwww
663:名無し棋士
第1局でこちらが使って負けた戦法を、相手が第2局で使って負けるのが「往復ビンタを食らう」だっけ?
664:名無し棋士
インタビュー記事は大木の言葉を抜粋せずそのまま載せたな
665:名無し棋士
笑っとる場合か
666:名無し棋士
Wあいちゃん可愛い
667:名無し棋士
ソフトを上から目線で見下せるのって大木ぐらいだよな
668:名無し棋士
惚れたから掘らせて欲しい
669:名無し棋士
何で大木って男人気もあるん?
670:名無し棋士
小っちゃくて可愛いからって見た
実際に可愛いかは疑問
671:名無し棋士
>>667
九頭竜もソフトが千日手を選んでたら指し直しで負けただろうしな
672:名無し棋士
今回の電脳戦って人間に近づきたいAI対AIに近づきたい人間って感じがする
673:名無し棋士
その構図は去年からそうだったぞ
674:名無し棋士
>>672
どっちがAIなんだ……
781:名無し棋士
相変わらず序盤のペースがおかしい
782:名無し棋士
大木もソフトもノータイムペースだ
783:名無し棋士
早さには慣れろ
784:名無し棋士
天衣ちゃんとあいちゃんってどっちが強いの?
785:名無し棋士
>>784
プロ棋士と女流棋士の違いを勉強しておいで
786:名無し棋士
>>784
天衣ちゃん一択
大木ロボの愛弟子だぞ
787:名無し棋士
それを言ったらあいちゃんも竜王の愛弟子なんだよなあ
788:名無し棋士
穴熊か開戦かで主張し合うの可愛い
789:名無し棋士
ここで意見が分かれるのはスタイルの違い
790:名無し棋士
あいちゃんの方が守備寄りのスタイルだよね
791:名無し棋士
天衣ちゃん当たり
792:名無し棋士
さす弟子
793:名無し棋士
性格分かれるよなぁ
794:名無し棋士
勝負事だから当然勝つことにこだわる人は多い。
そのために取る手段はバラバラなのが面白い。
795:名無し棋士
もう大木有利か?
796:名無し棋士
??「いくら強くても、わしは今の将棋を面白くないと思うよ」
797:名無し棋士
>>796
おは日本将棋連盟関西本部総裁
798:名無し棋士
人間になりたいAIとAIになりたい人間の将棋とか面白くならないはずが無いんだな
799:名無し棋士
え
800:名無し棋士
角引いてどうするの
801:名無し棋士
解説役が2人とも黙ったぞ
802:名無し棋士
序盤なんてどう指しても勝てると言った大木の真骨頂だな
803:名無し棋士
きょとんとした顔も可愛いです天衣お嬢様ぁぁあああ
804:名無し棋士
ソフトの評価値は下がった
……大木がソフトの上を行ってるからソフトの評価値が正しいものだと思えないな
805:名無し棋士
ソフトの評価値が一旦下がり、一手も進んでないのに何故か上がって行く大木の対局ではよくある光景
806:名無し棋士
深く読むと大木の方が優勢になるんだろうな
未だにソフト側が大木に追い付いてないのは怖いわ
807:名無し棋士
Sリーグの方は大木以外の2人から勝つための読み合いになるだろうな
中盤で、大木は3三にある角を4二へ引く。この1手を境にしてより激しい攻め合いが開始されるが、どう見てもソフトの攻めは限定された、大木に誘導された攻めだった。ソフトが大木の用意したレールに乗らされたまま、一方の大木は中央突破に成功する。ソフト視点では銀に出られ、桂に跳ねられ、相手の駒が全部捌ける展開となった。
「これは、潰れてます。大木先生の恐ろしい手順により、逆転のスベもありません」
「……夜叉神先生、ここへの歩の打ち込みは、どうでしょうか?」
「歩……?あ、ソフト側が指したようです。先手、6三歩です!?」
しかしソフト側も、大木の陣地に歩を打ち込んでとっかかりがないところから攻め筋を創り出す。それはあいが天衣に聞いていた手順であり、あいの異質な終盤力を誇示する結果となった。
「成り捨てて、歩を並べて、再度歩を打ち込む……でも、1手差で師匠には届かないわ」
「天ちゃん、大木先生」
「ぅあ、大木先生の玉までは届きませんね。1手差で届きません。大木先生の勝ちです」
あいから小声でミスを指摘された天衣は、慌てて師匠呼びを訂正して大木先生と言い直す。2人は大きな将棋盤の駒をペタペタと張り替え、詰みまでの手順を示した。人間同士の対決であれば、2人が示した手順で合っていただろう。
しかしながら、ソフトは最後で思い出王手を連発する。明らかに無駄なのに、一手でも多く指すために延命を続ける。それを大木は最短手順で詰ませて、結局1手差での勝利となった。
ソフトの終盤力は、元々群を抜いて強い。特に詰将棋は得意であり、詰む場面ならそれを逃さない。それでも大木が勝てていたのは、そのソフトの終盤力を発揮させないようにしていたからに他ならない。しかし今日の対局で、大木の封じ込めは失敗したように天衣は見えた。