俺の名はジョー ~メカフェチジジィと世界を喰らう~   作:稚拙

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 急にロックマン書きたくなって書き始めちゃいました。
 スパッと読了できる、簡素な小説にするつもりです。


ジジィ起つ!!の巻
転生編


 俺の名はジョー。

 量産型の戦闘用ロボットだ。

 

 ―――という前置きはともかく、こう見えても俺、ちょっと前まではフツーの大学生だったんよ?いやホント。

 ところがある日、下宿先への帰り道でトラックに轢かれちまって、気づいたら緑のボディのジ○ンのモビルスーツみてぇなモノアイが眩しいステキフェイスになっちまってたってワケ。最近食傷気味の『転生』ってヤツだ。

 まったく同じ顔の同型機(兄弟)たちが何人もいるってのも気持ち悪いんだが、何故か違和感は感じん。ま、量産型らしいし。

 

 やることも無く数日が過ぎたある日、同型機(兄弟)に連れられてやってきたのはだだっ広いホールのような場所。そこには同型機(兄弟)だけではなく、人型のみならず非人間型の同類(ロボット)たちがやんややんやとひしめいていた。……つーか、ココってこんな大所帯だったのか。

 その中央のひな壇に、何やら怪しげな風貌のじーさんが立った。側頭部だけトゲトゲした白髪、頭頂部は見事にハゲ上がって、照明を反射してミラーボールみたく眩しく輝いていた。白衣を羽織ってグラサンを掛け、ドクロ柄のネクタイを締めた、『いかにも』なじーさんが、拡声器を手にまくしたてる。

 

「我が愛しいロボットの諸君!苦節ウン十年……ついにこの日を迎えることができた!今日、この時より!ワシの悲願、ワシの大願となる計画をここに始動する!!」

 

 じーさんは拡声器を放り投げ捨てると、肉声で絶叫した。

 

「世界征服じゃーーーーーーーーぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

 瞬間、俺の周りの同類(ロボット)たちが大いに湧き立ち、「世界征服!世界征服!!」とシュプレヒコールを上げる。

 正直―――俺はこの状況にヒいた。

 え?ナニソレ?マジで言ってんの?

 今時、アニメやゲームのワルでも単純に世界征服なんて言って実行しようとする奴いねーぜ?『人類の救済』うんぬんとか、『世界の再生』とか、『宇宙に平和を』とか、常人には理解できねーハタ迷惑なお題目掲げるのがお約束よ?それがなんの前振りも無しに世界征服?ノリだけで生きてんのこのじーさん?見た目通りのファンキーな人生送ってきたの?

 俺―――もしかしなくても、トンでもねぇブラック企業に『就職』しちまったんじゃねーか……?

 隣に立ち、この状況に大いに興奮していた同型機(兄弟)に、俺は思わず問いかけた。

 

「……なぁ兄弟」

「ん?なんだ?」

 

 

「………………あのジジィ……………………大丈夫か?」

 

 

 

 20XX年 アルバート・W・ワイリー(Dr.ワイリー)による世界征服計画発動

 世界中で作業用・工業用ロボットが暴走、破壊活動を開始

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