書きたいシーン・設定集   作:ぬがー

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主人公は色々あって士傑に進学した切島くん。もしくはインタビューしてる誰か。
切島はトップヒーローになるのが目標じゃなくて、次は恐怖に負けず守れる「漢気のあるヒーロー」を目指してるので自分磨き向けの学校に進学したとかそんな感じ。



ヒロアカ「ぼくのかんがえたさいこうのひーろーこう」

 世間でヒーロー校と言えば「東の雄英、西の士傑」と言われ広く知られている。

 片割れの雄英高校と言えば、No.1ヒーローにして平和の象徴オールマイトを始め、No.2ヒーローのエンデヴァー、No.4ヒーローのベストジーニストを輩出した名門。雄英体育祭や雄英文化祭などのイベントや積極的なインターン活動などで知名度も非常に高い。

 一方、士傑はというと、あまり民間では知られていない。士傑出身のヒーローがビルボードチャートでトップ10に入ることすら稀だ。

 なのに揺ぎ無く雄英と並び立つ名門校として語られている。

 そんな謎多き士傑高校の日常について、一人の学生に注目して見ていきたいと思う。

 

 士傑高校の生徒たちの朝は早い。

 自宅から通学する雄英高校とは違い、士傑高校は全寮制だ。生徒たちは移動時間を削減できた分の時間を自己研鑽に充てている。

 軽く食べ物をつまんで栄養を補給し、体を動かし目を覚ます。

 それが終われば朝食だ。各々の体質や“個性”に合わせてメニューは決まっている。決まっているがヒーローは体が資本、誰のメニューを見ても量が多く苦戦している生徒も多い。

 今回注目する切島は“個性”が肉体の強度を上げる“硬化”であり、殴られやり返すという体を張った戦闘スタイルだ。当然食事の量も多い。気合いと根性で無理やり詰め込み、どうにか完食した。

 

 食事が終われば授業が始まる。

 午前中は通常の学業。吐き戻しかねないほどに詰め込まれた腹では集中するのすら厳しいが、最難関校の一角だけあって授業内容も難しく進行も速い。

 切島も士傑高校に進学で来ただけあって勉強はかなりできる方だが、この中では並程度。ついていくだけで必死だ。

 

 午前の授業が終われば昼食。

 この時もメニューは決められている。しかし朝食のように多くはない。

 理由は単純で、ここで詰め込んでも午後の授業で吐くからだ。

 

 そしてついに始まる実技訓練。

 雄英では入学してすぐに戦闘訓練や災害救助訓練などを行っていく。実際の現場に近い状況を知り、そのために必要な力を理解するためにシミュレーターなどを用いた訓練を重視するようだ。

 逆に士傑だと、入学してすぐは基礎トレーニングと“個性”伸ばし訓練を念入りに行う。

 その理由を教師に聞いてみた。

 

「自分を理解していない子供に現場を教えて訓練させても、十分な成長は得られないと士傑高校では考えています。

 そのために現場で通用する体作りと、自身の“個性”の実態を知るための訓練をまず施すことになっています」

 

 その重要性を生徒に説明するための資料だと、過去に起こった事故のデータを教師は取り出した。

 水を出す“個性”の少女が山火事を起こしてしまった時の資料らしい。

 これだけ聞くと意味不明だが、それは彼女の“個性”の実態が認識を食い違っていたことから起きた悲劇らしい。

 山で小火が起きた時、その少女は自分の“個性”で水をかけて消そうとしたそうだ。

 だが彼女の“個性”は本人の思っていた「体に蓄えた水分を指から放出する“個性”」ではなく「体に蓄えた水分を呼び水に、周囲の水分をかき集め指から放出する“個性”」だったのだ。結果、火を消そうと過去最大の出力で発動した“個性”は周囲の木々から水分を奪い切り、水が放出されるより早く火が回り一気に大火事となった。

 これは一般人が起こしてしまった事故だか、プロヒーローでも似たような経緯で事故を起こした事例もあるらしい。

 こういった事故に備えるために士傑では基礎トレーニングを通しての自己の把握を重視するのだと言う。

 またこの指導方針は生徒にとっても有益らしい。

 

「オオオオオオォォォォォッ!」

 

 切島が全身を硬化させ、それをサポート科―――アイテム開発担当の雄英とは違い、体のメンテナンスやオペレーターなど後方支援技術を身に着ける学科。授業でヒーロー科の手伝いをすることも多い―――が計測する。計測結果は身長174cm。なお切島本来の身長は170cmだ。

 

「身長増加4cm! 全身も同様の比率で大きくなれてます! これを10分キープ! 今回はゴム弾を撃つので、体で受け止め続けてください!

 

   ・

   ・

   ・

 

 10分来ました! 次は前腕部15cm伸長、他増加なしで全身硬化です!」

 

「オラッ伸びろ―――――ッ!」

 

 サポート科生の読み上げるトレーニングメニュー通りに切島が硬化と維持、解除を繰り返す。

 切島も入学前は自分の“個性”を体が硬くなるだけのものと認識していたらしい。しかし入学直後からの“個性”伸ばし訓練により、“個性”発動時に自身の体が僅かながら膨らんでいることが判明した。

 大きな体は民間人の盾となるヒーローとしては大きな武器だ。ゆえに限界より少し上を目指して硬く大きくなるのを繰り返し、徐々に上限を上げていく訓練を行っている。

 また“個性”発動により小さな棘ができていることも判明したので、自在に体から棘を生やす訓練も同様に行っている。最終的に硬化した状態で体がどれだけ砕かれようが「棘を生やして傷を埋めて、元に戻せば完治している」という疑似的な再生能力獲得が目標らしい。

 他にも過去の類似“個性”のデータから、硬化した肌が砕け落ちても元に戻らず硬いままにできると予想されており、自分で棘を砕いて投擲などもできるようになるような訓練も行っているそうだ。これらの機能を全て実用レベルで体得してようやく戦闘訓練や救助訓練に参加することを認められる。

 なおその過程で“個性”の仕組みに関して誤解が見つかったり、新たにできそうなことが増えると延長となる。一つ上の学年の肉倉は触った相手の肉塊化だけだったのが「自分の体を変形・肥大化させる」「本体から切り離して飛ばす」などの新機能を見つけてしまい、基礎トレーニングが中々終わらなかったらしい。ヒーロー仮免試験は6月に受けて、滑っても9月にもう一回チャンスのが普通だ。しかし彼が受けられるのは9月の試験だけになりそうなので、滑ればインターン参加は来年度まで遅れることになる。こんな事例も時折出してしまうこともあるのは士傑高校の教育方針の難点だろう。

 

 訓練を授業時間終了まで行い、放課後は任意での参加となる。

 任意で参加と言っても、用事もなく参加しない生徒はいない。移動時間すら惜しんで訓練漬けの生活を送り、夢見たようなヒーローになると意思を燃やす学生が集まってきたのが士傑高校だからだ。訓練メニューも事前の申請を受け、それ用の物が作られている。

 

 訓練が終われば夕食。

 ここでも体作りのため、朝食時に負けないくらい大量に食べないといけない。あまりの疲労感で体は食事を拒むが、それでも栄養を摂取は必要不可欠だ。時間をかけて個人に合わせた食事を食べきる。

 

 それ以降は自由時間だが、遊んでばかりもいられない。明日の午前中の授業は予習前提のハイペースで行われることは確定だからだ。才能あふれる者は別だが、切島レベルだとサボればついていけなくなる。

 同学年の者で集まって教え合い、終われば少し遊んで就寝。成長ホルモンが多く出るゴールデンタイムはしっかり寝ろと厳命されているし、そもそも疲れて眠いからだ。

 

 士傑高校のヒーロー科生はこのような生活を週6日で行う。日曜日だけは自由時間だが、希望者は申請すれば訓練を行えるそうだ。誰も訓練していない日などなく、雄英体育祭が放送されている日ですらそうだと言う。

 このような学校生活を送ったヒーローの卵たちは、卒業後もストイックなヒーローになり、国民からの支持率を意識せずやりたいヒーローをやる。結果的にランキング上位に上がることは少ないが、警察からの覚えは良いものが多く、同業者からも競争相手になりにくいので好意的に受け入れられている。縁の下の力持ちを多く輩出していることが、不動のツートップとして雄英と並び称される所以なのだ。

 




このルートで実戦レベルまで鍛えた切島の戦闘スタイルは鎧の巨人と顎の巨人と獣の巨人(王家の血なし)の複合か使い分け。
死柄木弔の崩壊でも崩れる体を硬めることで相殺可能。9月の仮免試験に間に合えば頂上解放戦線との戦いでは前線で体を張り、ギガントマキアから芦戸を守って砕かれまくりながら立ち向かい続けるとかするかも。
敵ボスキャラが即死攻撃してくるなら唯一それを耐えきれる“個性”持ちが主人公張るのはありだと思う。切島主人公のヒロアカ二次とか読みたい。
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