このユーなのは付き合ってる前提です
「なのはの授業参観、ユーノ君も一緒に来ないかしら?」
「はい?」
ユーノはその日休暇を取り地球に訪れていた、そこそこの期間の休日を取れたのでその間高町家のご好意で宿泊していた。
そんな時友人高町なのはの母──高町桃子からそんな提案を受けていた。
「授業参観、ですか?」
「うん、そうよ……もしかしてそっちの学校には授業参観って無いの?」
「いえ、あるにはあるんですがなにぶん僕は飛び級でトントンっと上がった物で、そういう経験が少ないものでイメージしづらくて……そもそもとして僕みたいな部外者が行っても良いんですか?」
「部外者って、もーユーノ君? ユーノ君は私にとっては既に息子のような存在なの、家族と言っても過言ではないわ。だから部外者じゃありません、分かりましたか?」
「は、はい? そういう事でしたら僕もご一緒させていただきます」
「うん、それなら1時間後に出発するから準備今のうちにすませておいで」
「わ、分かりました」
一時間後最寄りのバス停でバスに乗り学校へと向かう。学校最寄りのバス停で降りると学校の敷地内に入り、下駄箱付近の受付で首から下げるタイプの名札を貰い教室へ足を進める。
なのは達の教室に着くと既に授業ははじまっていた為、静かに後ろの扉を開けて先に来ていた方々に習い静かに並んだ。
(えーっとなのはっと…………居た!)
なのはは僕らが来た事に気づいては無いのか真剣に黒板を写しながら先生の話を良く聞いていた、ソレを見て改めてなのはは少女なのだという事を再確認した。そのままユーノな授業の風景を見ていたのだが……
(何か、さっきから視線が痛いな。学校の敷地に入ってから何かとすれ違う人達に好奇の目で見られる、日本人の見た目では無いのは分かるけど言う程の物なのかな?)
そう不思議に思いながらも授業の風景を見続けていた、そうこうしている内に授業は終わり生徒達は帰りの会迄各々の親へ向かっていった。なのはも帰りの身支度を終わらした後に席を立ち此方へ向かってきた。
「あれ? ユーノ君も来てたの?」
「うん、桃子さんに誘われてね。それにしても授業を受けてるなのはを見るのは初めてだったから新鮮だったな」
「そ、そうかなぁなんか照れるな」
そんな風に話してると桃子さんが2人に向かってこう話した。
「あーそうだ2人共、親達はこの後集まって先生達お話しなきゃだから帰りは2人で帰ってくれる?」
「うん」
「分かりました」
「ありがとうね2人共」
その後なのはは帰りの会を済ませ、桃子さんは先程言った通りに先生と共に何処かへ行った。
「じゃあ帰ろっかユーノ君」
「そうだね」
そう言いながらなのははユーノの手を取り帰路に向かった。
「そういえばアリサ達を置いてきて良かったの?」
「え゛?!」
夕陽の光が差し掛かる街道、なのはに頼まれて〝聖祥小の制服〟と同じ見た目のバリアジャケットに身を包むユーノはそう尋ねた。
「いつもはアリサやすずか達と帰ってるんでしょ? 桃子さんに一緒に帰ってとは言われたけどそれならアリサ達と一緒でも別に良かった気はしたけど……」
「うぅ、それは……ゆ、ユーノくんっていつもは頭良くて閃き良いのにこういう時だけ鈍いのはちょっとずるいと思うの!」
「えぇ?! ずるいって何がさ!」
「だから……えっと、あのーそのー…………」
「──? なのは?」
「聞いても笑わない?」
「笑わないよ」
「じゃ、じゃあ言うね」
そう意を決してなのはは顔を赤くしながら真っ直ぐ答えた。
「──ユーノ君と放課後デートしてみたかったの!」
「…………へ?」
「ほらぁ! そんな反応するから言いたくなかったのー!」
そう言いながらなのはは繋いでる方の手を激しく上げ下げし、その心の内を表した。
「いや笑ってないからいいじゃん!」
「ソレはソレとしてそんな素っ頓狂な反応もされたくなかったの!」
「そんな理不尽な?!」
そんな風に言い合う2人の顔は、今も尚照らし続ける夕陽の様に真っ赤に燃え上がっていました。