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???(篝火影二) 17歳 レベル76
天職:役者
筋力:45000
体力:28000
耐性:20000
敏捷:36000
魔力:300000
魔耐:20000
技能:完全演技[+千変万化][+武器操術補正]・完全擬態[+イメージ補強力上昇][+衣服投影]・文才[+心象投影]・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作][+効率上昇][+身体強化]・裁縫・家事・我流武器操術[+槍術][+拳術][+剣術][+弓術][+鎧術][+鎌術][+鋸術][+扇子術][+奏術]・生成魔法・言語理解
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・完全演技[+武器操術補正]……影二が独学で身につけた武器の使い方によって、演技への補正がかかる。剣術ならば剣士系のキャラクターへ補正がかかる。
・完全演技[+千変万化]……以前よりもスムーズに演技に入ることができる。脳領域の一部を使う事で、演技をした記憶をストックすることができる。現在の上限は100体。
・我流武器操術………影二が、ハジメ製の武器を鍛錬した事で得たそれぞれの武器の操術を統合したもの。記述されている術に補正がかかる。
・裁縫・家事……オスカー・オルクスの屋敷で率先して家事を行なっていたため自然と身についた。地球にいた頃からそこそこ出来たため補正がかかる。裁縫は独力で会得。擬態+演技でしなくともそこそこの品は作ることができる。
俺たちが和やかな地下での生活を過ごして1週間が経った。全員が各々の準備を終えた。武装を作り、衣食住を整え、己を鍛え、誰かが誰かを襲い、誰かが誰かの邪魔をし、誰かが誰かに折檻されたりもした。
俺たち3人は外へ繋がっている魔法陣がある部屋で最後の確認をしていた。
「ユエ、俺の武器や俺たちの力は、地上では異端だ。聖教教会や各国が黙っているということはないだろう」
「んっ……」
「兵器類やアーティファクトを要求されたり、戦争参加を強制される可能性も極めて大きい」
「んっ……」
……俺の名前が呼ばれなかったのはまあこの際いいだろう。
「教会だけならまだしも、バックの神を自称する狂人どもも敵対するかも知れん」
「んっ……」
「特に、影二。お前は地上に出ている時は……いや、人がいる時は人間体になっておけ。ステータスを弄れるんだったらユエのを参考に適当な物にしろ」
「承知しています」
ハジメに貰った武器を使ってみたいしな。俺の存在が明るみに出れば討伐隊が組まれるレベルだろう。存在感に、知能の高さ、更には武器まで使い、そのステータスは恐らくこの世界(神域以外)の全てを超越している。その気になればいかなる力でも行使することができ、何よりも人間が嫌いだ。……自分でもいうが、俺はぶっ壊れのどチートだ。神の使徒が何千、何万とこなければ問題ない。
「お前はそう真面目そうなのに偶に……いや、偶にじゃないな。割とふざけるけど、俺とユエだけじゃそうはならない。お前のそういう行動に助けられてることだってある。な、ユエ?」
「んっ……ストッパー……ムードメーカー……的?」
「ユエさん今的って仰いましたね……ええ、ある意味では正しいですけども……」
最近、ユエさんの俺に対してのあたりが厳しい。
「ははっ……相変わらずだな。……お前ら、今から始まるのは世界を敵に回すかもしれないくらいヤバい旅だ。命がいくつあっても足りないぐらいな」
「今更……」
「ええ、元より私はそのつもりですので」
恵里の為ならば……世界……いや、エヒトなんぞ通過点にあの神様ですら殺してみせよう。
「ユエさん。貴女の仰っていた『甘え』の意味、ここでの生活で貴方方を見ていて理解しました。決めましたよ、私は。例え、彼女に見向きもされなくても、私が望む『幸せ』は、彼女が……私の隣で、私を見て微笑んでくれる事です。例えバケモノでも諦めるようなことはしません。ええ、ユエさん。吸血鬼の元王女様に保証されているのです。これほど心強い事はありませんから。これは私を引っ叩いてくれた貴女に対する決意表明です」
「……頑張って」
サムズアップで微笑むユエさん。毎日毎日、夫婦みたいなハジメとユエさんを見て何度も考え思った。彼らは『幸せ』なのだろうってな。俺は『幸せ』とはなにかよく分からない。最初から『幸せ』そうな家族なんてなかったし、
俺にとっての『幸せ』は、『幸せそうな恵里を見ること』じゃなくて、『幸せそうな恵里と
俺は自分でノートに記したじゃないか。恵里に正体がバレて勢いで告白したあの日。『狂気的なまでに
「話は纏まったな。よし……俺がユエを、ユエが俺を守る。それで俺たちは最強だ。全部なぎ倒して世界を越えよう」
「んっ!!」
「……私は?」
「お前は元から最強だろ?だから、いつか超えてやるよ。俺たち2人でな」
ニヤリと笑いながら宣戦布告してきたハジメ。隣を見ればユエさんも寄り添ってこちらを見ている。
「ほぅ……受けて立ちましょう。期待させていただきますよ」
そして、俺たちは魔法陣を起動させた。
◇
〜中村恵里視点〜
(……面倒だな〜)
やぁ、偶に唐突に飛んでくる僕視点だよ。え、メタい?気にしちゃダメだよ〜
なんでも、ヘルシャー帝国とかいう国から使者が来るのだという。今?って僕は思った、わざわざ迷宮攻略を中止してまで来させるくらいならもっと時期があると思うんだ。でも、帝国についての話を聞いた感じ、なかなか使えそうだと思ったんだよね〜。なんでも、300年前に傭兵が建てた国らしくて完全実力主義らしい。上手く使ったら、光輝くんを頂点に置いて影二と一緒に裏から支配したらすごく楽しそう。
まあ帝国の話を、王国の王宮に着くまで馬車の中でずぅ〜っと聞かされた僕たちにとってはもう飽きたことだけどね。そんな僕たちが王宮について馬車を降りたら、10歳くらいの金髪碧眼の美少年がトコトコと走ってきた。
「香織!よく帰った!待ちわびたぞ!!」
なんで僕たちは含まれないんだろうねぇ?まあ興味ないからいいけどさ。あ、ちなみに今香織の名前だけを呼んだのはこのハイリヒ王国の王子ランデル・S・B・ハイリヒ。香織も罪だねぇ……こんな幼い男の子を骨抜きにしちゃうなんて。影二もそこそこモテてたけど、ここまで陶酔するほどの子は居なかったねぇ。
「ねえエリリン。ランデル殿下ってやっぱり……」
「うん、そうだと思う。で、でも、ちょっとあからさま過ぎるよね……」
鈴が話しかけてきた。ランデル殿下は僕たちのことは眼中にないようだし別で話をしてても気にしない。こういうところは楽でいいよね。そんなこんなでランデル殿下があらゆる手段で香織を自分のそばに居るように説得している時、光輝くんが言った。
「ランデル殿下、香織は俺の大切な幼馴染みです。俺がいる限り、絶対に守り抜きますよ」
わぁ〜光輝くんたらかっこいいこと言うねぇ。多分僕が同じ状況でも同じこと言ってくれるんだろうなぁ♪……その他大勢にも。影二は僕にだけ言ってくれるのに。
この後出てきたリリィ……ああ王女のリリアーナ・S・B・ハイリヒね。リリィの説明によると、帝国の使者が来るまで3日あるらしいから僕はその間に水系統のオリジナル魔法でも考えよっと。……ん?言ってなかったかな?僕って、全属性適性があるらしいんだよね〜。いや〜困っちゃうな〜♪
◇
やっと3日経ってついに帝国の使者がやって来たらしい。僕たちは王宮の謁見の間で使者さんたちが挨拶しているのを見ている。……なんか、1人だけ変な人がいるなぁ。護衛って言われてたけど、なんかおかしい。どこか演技っぽいんだよね。そういえば帝国は実力至上主義だし、そのトップも強者なんだろう。って事は、強者を求めて皇帝自ら来てたりするかも……?
「使者殿、よく参られた。勇者方の至上の武勇、存分に確かめられるがよかろう」
「陛下、この度は急な訪問の願い、聞き入れて下さり誠に感謝いたします。して、どなたが勇者様なのでしょうか?」
「うむ、まずは紹介させていただこうか。光輝殿、前へ出てくれるか?」
「はい」
国王に呼ばれた光輝くんが前に出ていく。今更だけど、召喚された頃より随分と凛々しくなったなぁ……
もう召喚されてから何ヶ月経ったかな。これだけ長い期間影二と離れたことなんてなかったのに。あっても数日、僕が鈴や香織、雫の家にお泊まりに行った時とかだけだし。仮面夫婦ならぬ仮面家族なだけあって別に寂しいとかそう言う事はなかったけど、影二がいないって事だけは少し嫌だったかな、あの頃は。
「ほぅ……貴方が勇者様ですか?ずいぶんとお若いですな。失礼を承知で申し上げますが、本当に六十五階層を突破したので?確かあそこはベヒモスという化物が出ると記憶しておりますが……」
なかなか煽るねぇ……少なくとも今喋っている使者より、光輝くんの方がステータスは高いはずなのに。多分経験とかの差なんだろうね。とりあえず僕は護衛の変な人の方を注意しておこうかな。見た感じ、イシュタルだけは興味深そうに護衛の人を見ているから気付いてそうだし。いざとなったらあのジジイが止めるでしょ。
「えっと、ではお話ししましょうか?どのように倒したとか……あっ、六十六階層のマップをお見せしましょうか?」
光輝くんは不安げな表情をしながら使者さんに話しかけている。へぇ……光輝くんでもああいう顔するんだ。
「いえ結構。それよりも手っ取り早い方法があります。私の護衛の1人と模擬戦でもしてもらえませんか?それで、勇者殿の実力も一目瞭然でしょう」
「えっと、俺は構いませんが……?」
ああなるほど。最初からこれが目的だったんだね。実力至上主義な帝国のやり方としては最も身近かも。野蛮だね、でも扱いやすそうだから候補に入れておこっかな。
「構わんよ。光輝殿、その実力、存分に示されよ」
国王が一瞬だけイシュタルの方を向いた。やっぱりあのジジイの方が立場が上みたいだねぇ。この国は裏から支配するには難しそうかもね。教会が面倒臭そう。
聖剣を持ち、鎧をしっかり身につけた光輝くんの対戦相手は、僕が怪しいと睨んでいた護衛の人だ。大きめの剣を持っているけど、構えもせずに腕をぶら下げていた。全く強そうには見えないけど、隙がない。……こりゃあ、まだ僕じゃ勝てないね。……適当に強そうな人を殺して、その魂を下ろして近接戦闘術を手に入れないと……本当だったらメルド団長とかがいいんだけど……時期が悪いんだよねぇ。
「行きます!!」
おっと、始まったみたい。光輝くんは早速『縮地』を使って高速で相手の懐に踏み込むと、そのステータスを持って剣を上から振り下ろした。あ、光輝くん死んだ?
バキィ!!
「ガフゥッ!?」
大きな音と、悲鳴と共に光輝くんが吹き飛ばされた。ふざけているようにしか見えない護衛はいつのまにか剣を振り上げて、光輝くんに反撃していた。どうやらみんなには見えていなかったらしい。なんで僕だけ見えたんだろうね?影二の演技をずっと見てたから目も良くなったのかな?
ちなみに、死んだと思ってたのは、多分護衛の人が手加減でもしたんだろうね。
「ふぁ……」
「エリリン……大物だね。この状況であくびとか……」
「い、いや、昨日遅くまで起きてたから……」
思わず欠伸をしてしまった。どうやら鈴以外にはバレてないみたい。昨日はオリジナル魔法の魔法陣を組んでたから夜更かししちゃったんだよねぇ……まだ完成には程遠いけど、なかなかいいアイデアが思い付きそうだから楽しみにしててねぇ〜。問題は、対象の体の血液にどうやって干渉するかなんだけど……
「すみませんでした。もう一度、お願いします」
「戦場じゃあ、『次』なんて無いんだがなぁ……」
まるで、剣道の練習のように、打ち込まれても2回目3回目をお願いする光輝くん。……ちょっと不甲斐ない?いやいや、光輝くんが頑張ってるんだから応援しないとね。
……ん?光輝くんが『限界突破』を使ったっぽい。体から純白のオーラが出てる。ああ、じゃあもう実況解説はしなくていいかな。この勝負は光輝くんの負けだよ。
「それくらいにしましょうか。これ以上は、模擬戦ではなくただの殺し合いになってしまいますのでな。……ガハルド殿もお戯れが過ぎますぞ?」
「チッ、バレてたか。相変わらず食えない爺さんだ」
数分ほど打ち合った2人だけど、途中でイシュタルのジジイが止めた。まあ『限界突破』まで使っちゃったんだもん。実力はもう示せてないからね。ああ、実力は確かに見せたけど……多分、あちら側が期待していた『勇者』には程遠いんだろうねぇ……
護衛が耳のイヤリングを外すと、その姿が歪み別の人が出てきた。ああ、授業で見た顔だね。
「ガハルド殿!?」
「皇帝陛下!?」
ガハルド・D・ヘルシャー。ヘルシャー帝国現皇帝であるその人だよ。……こんな事だろうとは思ったけどね。全く……疑わしきは罰せよって影二は言ってたけど、まさしくだね。先手を打っておけば良い人を『縛魂』出来たのにな〜。
「どういうおつもりですかな、ガハルド殿?」
「これはこれはエリヒド殿。ろくな挨拶もせずに済まなかった。ただ、どうせなら自分で確認した方が早いだろうと一芝居打たせてもらったのよ。今後の戦争に関わる重要な事だ。無礼は許していただきたい」
無駄に芝居がかった声音とジェスチャーで平謝りしている。ふむ……影二は、時にはわかりやすい演技も有効だと言ってたけどなるほどね。『この人なら仕方ないか』っていう印象を持たせる事も大切なんだ。流石影二、演技のことなら世界一だね。
と、まあこんな変な感じで模擬戦が終わっちゃって、夜の晩餐会で帝国は勇者を認めるっていう言葉があったから訪問の目的は果たせたみたい。
晩餐会が終わり、僕が部屋に戻ろうとしている時にたまたまガハルド陛下に出逢ったから会釈したんだけど……
「お前、名前は?」
「え……あの、どうしてですか?」
突然名前を聞かれて、内心驚きながらも、困惑している演技をした僕。
「さっきの模擬戦……いや、謁見の間に居た時からお前だけは俺を見ていた。アーティファクトで身バレしないようにしていたにもかかわらずだ。ふっ……少し興味があってな」
「はぁ……中村恵里です。『中村』が名字で、『恵里』が下の名前です」
「中村恵里……か。なるほど、覚えておこう。あの勇者よりもお前の方が覚悟ができているようだ。なんなら俺の愛人にならないか?見込みがありそうだかr……「お断りします。私には勿体無いですし、もうすでに想い人がいますので」……お、おう……随分とはっきり言うのな」
全く、変な事を言わないでほしい。そういうのは雫とかにでも……ん?あれ……どうして『想い人』って言った時に光輝くんより先に影二の顔が出てくるの……?
「それなら、明日の明朝、訓練場に面白い子がいるのでそちらに行ってください。きっと気に入りますよ」
「お前……真顔で他人を売れるのかよ……ガッハッハッ!!余計気に入った!!お前にそこまで言わせる男が気になるが、良いだろう。お前の言う通り、その女を俺が気に入ったら、お前に言い寄るのはやめておこう」
「ふふ、その場合はいい女を紹介したって事で、私が帝国に行った時優遇してくれてもいいんですよ?」
「俺に対してそこまで強欲になれるとはな。それがお前の本性か。王国には黙っておいてやろう。面白い女が雑な理由で処されては俺が面白くないからな!!また会おう中村恵里よ!!」
そう言って、ガハルド皇帝陛下は去っていった。付き人の男の人がすごく申し訳なさそうな顔で礼をしていったけど、戦闘脳ばっかりじゃないんだね。ちょっと安心したよ。さて……雫、ゴメンね〜。……全く思ってないけど(笑)僕のために人柱になってよ♪ちなみに、僕の専属のメイドはもう堕としてあるから僕に従順だよ。今も後ろに控えている人ね?
翌日、雫がガハルド陛下に愛人にならないかと言われたとか言う騒動があったらしいけど、僕は何も知らないね。例え、その騒ぎがあった後にガハルド陛下に向けて笑ったら、少し目を逸らされたけど、僕は何にもし〜らない♪
……分かってるよ。僕は、僕が本当に好きなのは誰なのか。でもさ……影二はなんて言ってたと思う?『
はぁ……壊れてることが取り柄だったのに、これだけ純粋に影二のことを愛してるだなんてねぇ。もうヤンデレって言えないかも。でも、光輝くんを好いている限り、影二は……影二だけは僕の事を見てくれているから、頑張れるよ!!
さあて、じゃあこれからどうやって光輝くんを落とそうか。
〜ハジメ〜
影二がユエに向かって決意表明している時。
(ん……?貴方方を見ていて『幸せ』をちゃんと理解するって……でも、それが分かるためにはやっぱ外的要因が無いといけないから……なッそう言うことかッ!?!?
あの野郎……俺とユエがヤってたの知ってたな!?いや……でも、それを考えれば俺たちのおかげで影二の心境に変化が生まれたんだし……まあいいのか?……それにしても、アイツ、無駄に深読みするから変な解釈してるんだろうなぁ。……影二の過去から察するに……まず、最初の人生で親も他の人間も暴力を振るっていて……俺たちの世界でも大体同じようなもんだから……ッ!?アイツ……誰かからの『愛』を受けたことがない……?いやそんな事は……ないとは言い切れないか。これからはもう少し気を遣おう。また暴走されても困るしな)
変なところで、面倒見の良さが発揮されてしまったハジメであった。
影二が演じるキャラの性能に制限は必要?
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いる
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いらない
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どうでもいいから続き書けよ
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もはや、他作品キャラやめて
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どうでもいいから恵里との絡みを増やせ