マギレコRTA ワルプルギス討伐ルート円環の使者チャート   作:イナバの書き置き

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アニメにホミさんが出たので初投稿です。


第2回

 小細工を弄するRTA、はぁじまるよー!

 

 前回は、調整を終えて家路へ向かう魔法少女達(総勢1名)。不幸にも黒塗りの魔女結界に衝突してしまう。

 後輩を庇い全ての責任を負った三浦に対し車の主、暴力団員谷岡が言い渡した示談の条件とは……。

 と言った事になっていました。

「犬も歩けば棒に当たる」ならぬ「魔法少女も歩けば魔女に当たる」。正しく魔境神浜ですね。

 

 まあ特に見逃しておく理由も無く、寧ろ経験値の足しにしたいので、魔女をバラしたいなって……(殺意)

 

 と言う訳で早速初戦闘征くぞオオオオオオ!ダイナモ感覚!ダイナモ感覚!YO!YO!YO!YEAH!

 

 ハイ、変身したら装備を確認しましょう。

 願いを「小説の結末を変えたい」とした為、武器は穂先が万年筆の形の槍ですね。しかし「槍」である事は非常に重要です。

 と言うのも「改竄」を発動する為の接触判定は武器にも存在しており、投げ付けてから遠隔で「改竄」する事が出来る特性を持っています。

 ですので、最低でも「投擲可能」かつ「命中時対象に突き刺さる」武器でなければ長所が潰れてしまいます。

 態々願いに「小説の」と言う単語を入れたのは、武器種を御崎海香と同じ槍に固定する為でもありました。

 

 

 衣装は焦げ茶色の軍服ですね。アレはやや着崩しているので軍隊っぽさはゼロですが、風にはためく肩マントが良い感じに渋さを演出しています。

 ソウルジェムの位置は……左胸ですか。まるで勲章でも付けているかのように飾り立てられ目立っていますが、まぁ良いでしょう。アレの耐久で心臓をぶち抜かれたら戦闘不能になる(再走不可避)ので、危険度は大して変わりません。

 

 変身も終わったので戦闘突入です。

 近寄る使い魔は片っ端から突いてやりましょう。兎に角経験値稼ぎです。先端が万年筆である以上斬撃を繰り出せないのが辛い所ですが、慣れればどうと言う事もありません。

 しかし無理は禁物です。最序盤なので苦戦はしませんが、念には念を入れて一匹ずつ丁寧丁寧丁寧に捌いて差し上げると良いでしょう。

 

 使い魔を串団子にしつつ先に進めば、最奥には魔女が待ち構えています。

 ……と、既に誰かが交戦していますね。

 この様に、魔女結界では他の魔法少女と遭遇する事があります。神浜では地区によって様々な魔法少女との出会いがあるので、それを楽しむのもこのゲームの醍醐味です。

 

「──れいちゃん!?こんな所で何をしているんですか!」

 

 何ってそりゃ……お前……魔女退治だよ。と言う訳で今回遭遇したのはみふゆさんです。

 偶々鉢合わせただけなんでしょうが、何か凄いビックリしてますね(他人事)。

 

「みふゆ、手伝うよ」

 

「いや、そんな事より──」

 

「今は倒すのが先決でしょ」

 

「……分かりました。でも後でたっぷりお説教させてもらいますからね!」

 

「ん、考えとく」

 

 怒ったり呆れたり、忙しそうですね。まあ適当に会話を流しつつ、戦いに加勢しましょう。

 現在は此方の距離が遠いので、先ずは槍を投げて隙を作ります。

 早速──

 

ジャベリンは!こう使う!

 

 命中を確認したら即座に「改竄」します。対象が「魔法」であればMPの消費はほぼありませんが、魔法以外を対象にした「改竄」の効果は短時間のスタン付与のみ、その上マッハでソウルジェムが濁ると言うクソ仕様です。

 プレイ中の描写から考察するに対象の思考に介入し、書き換える事で行動を妨害しているようですが、3秒程度で活動を再開されているので効果そのものも産廃レベルです。

(スタンする槍持ってるだけの魔法少女とか)これいる?

 

 と言うかアレの仕事はこれだけです。終わり!閉廷!以上、皆解散!君もう帰って良いよ!

 酷い言い様ですが、後はみふゆ大先生にお任せすればちゃちゃっと片付けてくれます。

 まぁみふゆさんは実力者なので、少しでも隙を作ってあげればチャクラムで滅多切りにして魔女の刺身を作ってくれますね。

 アレは槍の再生成も出来ないので、離れた所でぼーっと眺めていれば工事完了です……(撃破)。

 

 結界が消え、グリーフシードがドロップしました。先程の改竄1回で大分穢れが溜まっているので、みふゆさんに使っていいか聞きましょう。

 

「えぇ、別に構いませんよ。それよりですね──何で1人で外に出てるんですか!?

 

 えぇ……(困惑)

 どうやらアレは家から出しちゃいけないレベルのダメ人間みたいです。普通に赤ちゃんみたいで可愛いと思う(狂気)。

 とまあみふゆさんの説教を受けながら帰宅──しません。どうしても今日中にやっておかなければならない事がもう一つあります。

 そう──

 

「FM神浜のウワサって、最近どうしてんの?」

 

「え?どうしたんです急に」

 

「何か魔女の動き見てたら思い出しちゃって……」

 

 今回改竄するウワサは「FM神浜のウワサ」っ。チャーミングなパラボラアンテナと、均整の取れた体(嫉妬)。まだ生後1ヶ月未満のこのウワサは、私の調教に耐える事が出来るでしょうか。

 ハイ、こいつはイベント『FM神浜 Holy Radio Station』で登場したウワサですね。

 このウワサはマギレポ世界にしか存在しないブツで、「凝集」と「拡散」の性質を持つ電波を発して本編世界に干渉していました。

 ですので本来この世界には影も形も無い筈なのですが、本作においてはアニメ版とストーリーが折衷されているので、今日も電波塔から元気に配信しています。

 そこでこいつをコッソリ改竄し、放送内容を「魔法少女の救済」に変更して宝崎へ発信させればアラ不思議、放送を聴いたいろはちゃんが予定より早く神浜に来るって、RTA走者の間でもっぱらのウワサ。キャーステキー!

 

 ……大分ふざけましたが、まあそう言う事です。態々いろはちゃんを半月待つのも馬鹿らしいので、此方から呼び込みます。

「改竄」は発動中、音や光と言ったエフェクトが一切発生しません。燃費についても、ウワサは「柊ねむの魔法」と言う判定なのでMPの消費は微々たる物です。なので適当に撫でている振りをすればバレる事はありません。堂々とやります。

 

「様子見に行って良い?」

 

「また小説のネタ探しですか」

 

「うん。みふゆは先に帰ってなよ、弁当買ってきてくれたんでしよ?」

 

「ダメです。貴女を1人にしておいたら何をしでかすか分からないので、私も一緒に行きますよ」

 

 みふゆさんも甘々ですねぇ。

 なのでサクッと行ってサクッと改竄しましょう。

 道中は暇なので11.4倍に甥のKMR、加速します。

 

 

 

 ハイ、到着しました。

 神浜は中央区、電波塔の屋上です。

 市内で一番高い建物なだけあって、視界を狭めるビルも無く空が広く見えます。

 通常プレイならボケッと眺めて過ごすのも有りですが、これはあくまでもRTA。サッサと仕事に取り掛かりましょう。

 

「おー、いるいる。元気にしてそうで良かったよ」

 

「れいちゃん、コレどう見ても機械だと思うのですが……」

 

 FM神浜のウワサは……随分端の方にいますね。大抵の場合はヘリポートのド真ん中に居座っているのですが、たまに移動したりします。

 

 早速近付いて撫で回す……と見せ掛けて「改竄」発動!お前を毒電波発信機に仕立てや……仕立て上げんだよ!最大出力もだ!(グレンキャノン)

 此処で手間取ると延々ウワサを撫で続ける羽目になるので、落ち着いて冷静に行動しましょう。

 

「よしよし。よーしよしよし。本当に良い子だねお前」

 

「ペットじゃないんですから……早く帰りますよ」

 

「はーい。今行く」

 

 ……ヨシ!(現場猫)

 タイムは36(秒)……普通だな!

 まあ魔法少女に変身している訳でも無いですし、こんなものでしょう。そして仕事を終えたので、ここにもう用はありません。帰って飯食って寝ます。

 では諸君、サラダバー!

 

 

 

■■■

 

 

 

「……」

 

「……」

 

 無言。私とれいちゃんの間を沈黙が支配していますが、別にそれは不思議な事でも何でもありません。食事は静かにするもの。行儀の問題でもありますから、当然の事でしょう。だからこそ、この沈黙が心地良いのです。2人で決めたルールが守られている証ですから。

 

 それにしても、今日は厄日なのでしょうか。

 れいちゃんは書き置きだけ残して何処かに行ってしまいましたし、探しに出てみれば今度は魔女。本当は2人で昼御飯を食べている筈だったのに、と嘆かずにはいられません。

 踏んだり蹴ったりとはこう言う事を指すのでしょう。

 

『通った……みふゆ!』

 

『ええ、一気に決めます……アサルトパラノイア!』

 

 れいちゃんと協力して魔女を倒したのは良いけれど、ややオーバーキル気味であったのは否定出来ません。

 魔法少女の戦闘能力は精神状態によって大きく変化するもの。傲りは油断を生み、苛立ちは攻撃から精密さを奪う。私の場合、「2人の時間を邪魔された」と言う思い込みが過剰な攻撃となって表れてしまいました。

 

 それ程までに、私はれいちゃんに入れ込んでいる。

 何故なのでしょう?

 放っておけないほど生活能力が無いから?

 共に魔法少女の解放を目指す同志だから?

 それとも──

 

「みふゆ」

 

「はい?」

 

 対面でレトルトのペペロンチーノを貪っていたれいちゃんが、此方を心配そうに見ている。

 表情に出ていましたか。やはり私もまだまだ甘い。

 

「……怖い顔してる。何かあったの?」

 

「……いえ、何でも無いです」

 

 咄嗟に誤魔化してしまいました。

 けれども、それで良いのです。こんな事、誰に言っても幸せにならない。もし本当に「そう」なのだとしても、胸に秘めたままの方が良い。だって──

 

「目を離したら貴女が死んでしまいそうだから」なんて、言っても仕方ない事ですから。

 

 私はもう、あんな思いをしたくない。

 

 

 

■■■

 

 

 

 おはようございます(社畜)

 先程寝ると言ったな、アレは嘘だ。RTA走者に休息の2文字は無いのです。当たり前だよなぁ?

 寝た振りまでしたのはみふゆさんの監視から逃れる為です。これからやる事は彼女がいると大幅なロスが発生するので、最悪わざと迷子になってでも振り切る必要があります。

 それでは──

 

ただ今より小さいキュゥべえ(環うい)捕獲作戦を開始する!

 

 と言うのも、いろはちゃんがういに関しての記憶を取り戻すには小さいキュゥべえに触れる必要があるのです。しかし此方がFM神浜を利用した事で、本来より大幅に早くストーリーが始まります。

 その時に万が一「砂場の魔女の結界に小さいキュゥべえがいない」状況が発生すると、話が全く進まなくなります。ですがそれは大変よろしくないので、此方で捕まえて放り込んでやろうと言う作戦です。

 

 それでは早速、奴をとっちめに行きます。

 

 今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

■■■

 

 

 

『2:00』

 

宝崎の夜を彩るFM神浜、HOLY RADIO STATION』

 

『さあ今夜も始まりました。魔法少女の皆様いかがお過ごしですか?それでは早速ポップでノリノリ、最初のナンバーをお聴き下さい──』




・アレ
対魔法特化すぎて魔女に弱いクソザコナメクジ。これでベテランとか恥ずかしくないのかよ。

・FM神浜のウワサ
最初は「均整の取れてない体」って書こうと思ったけどアニメ見返したら美脚だしバランスもとれてたやつ。
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