魔女の結界 出会い
ここはどこ?
気がつけば私桜木桃花は不思議な場所にいました。壁一面色々な色のペンキをぶちまけられたようにどす黒く、目の前も薄暗い。そんな道がずっと続いています。
私は学校から帰っていたはずです、それにこんな道見たことない。
「誰か……誰かいませんか!」
しかしなんの反応もない、仕方なく歩いていると、ふと目の前に影が見えた。
「あの!すみません!誰かいるんですかッひっ!」
私は目を疑いました。目の前には異形の物体がいたんです。人型はしてますが、顔がある所には目が1つしかなく顔は真っ白で、胴体から首まで真っ黒に染められた化け物でした。
「こ、来ないで下、さい!」
絞り出した声はなんとも情けないものでした。そして必死に逃げました。しかしその化け物は猛スピードで追いかけてきます。そのスピードは私より早かったです。
30m、25m、20m、10mと距離が近づいて来ます。5mに近ずいた時もうダメだと目を瞑りました。しかしいつまでたっても来ると思われた衝撃が来ません。
恐る恐る止まり、目を開けて振り返ると、胴体が真っ二つになった化け物とそのすぐ側に1人の少女が2振りの肉切り包丁をだらりと構えていました。
呆然としていると、その化け物を倒したであろう肉切り包丁を持った少女が振り返りました。少女は私くらいの歳で紅と黒の服を着ていて、髪は銀色で眠たそうな目で私を見ていました。
「えー……あー……うん……大丈夫……ぽいね……うん。」
「え?あっはい大丈夫です。ありがとうございます!」
「そう……ですか……じゃあ出口まで送るので……うん。」
「ありがとうございます……あの今のはなんですか?それにここは……」
「ああ……確かに……巻き込まれてしまいましたし……無関係は難しいですね……うん……わかりました……一応話しときます……あれは私達は使い魔と呼んでいます……魔女が生み出したものです……ちなみにここも魔女が生み出した結界です……うん……質問どうぞ……」
「わ、わかりました!では魔女とはなんですか?」
「う〜ん……絶望から生まれた化け物?……とだけ……言っときます……この世で起きる自殺とかは……幾つかは魔女が原因……らしいです……」
「そうなんですか……」
「まあ……あれを見せられたからといって……すぐに信じるのは……難しいと思うので……そんなものがいる程度に……覚えとけば……いいと思うよ?」
「では……あなたは?さっき私達はって言っていたのであなたみたいな方が他にもいるんですよね?」
「へ〜……意外と鋭いですね……そうですね……私みたいなのは何人かは知りませんが多数いますよ……私達みたいに魔女を倒す者を魔法少女と呼んでいます……」
「魔法少女……」
「まあ……傍から見たらなかなかファンタジーですよね……魔法少女はキュウべえと呼ばれてる……なんて言いましょう……マスコット?と契約してなることができます……その時に願い事を叶えて貰えます……」
「願い事を……ですか?」
「はい……人によるらしいですが……だいたいなんでも叶うらしいですよ……」
「なんでもですか!」
「はい……なんでも……です……まあキュウべえを見ることができない人は契約出来ませんが……」
「そうなんですか……」
「ん?……何か叶えたい願いでもあったんですか?……叶えたら叶えたでそれから魔女狩り地獄ですのでおすすめしませんが……」
「いえ!特にある訳じゃないんですが……またこんな風に結界に迷い込んだらまた助けてもらえるか分からないから……」
「確かにそうですね……私もたまたまこの結界に来ましたし……いつまでもあなたに張り付いてる訳にもいきませんですしね……そういう考えなら……1度キュウべえにあってみますか?」
「えっ?そんなすぐに会えるものなんですか?」
「まあ……何故か呼べば来るので……それに私もここまでやってまた貴方が使い魔か魔女に襲われたら目も当てられませんしね……最低限面倒はみますよ……」
「ありがとうございます!……あのちなみに名前を教えて貰えませんか?」
「ん?……名前ですか……まあいいですが……私は白野兎と申しますいつまで面倒見るかわからないですが……まあ……よろしくです……」
「私は桜木桃花です!よろしくお願いします!白野さん!」
これが私と白野兎さんそして魔女狩りの騎士団との出会いでした。