さて……ここから前に進むと千聖市です。千聖市に入ったらもう後戻りは出来ないと思って下さいね。行きますよ!」
「はい!」
「はい……」
「ああ!」
「了解です。」
「大丈夫だ。」
「問題ない。」
そして私達が一歩進んだ瞬間。
「……皆さん、先に向かっていてください。」
「……わかりました。」
「1人で大丈夫か……って愚問か。」
「あっ、あの何を……」
「まあ……囲まれてもめんどくさいですしね。桜木さん訳は後で話します。先に行きましょう。」
「わ、わかりました。」
「はい、皆さん後で加わりますので先にやっておいてください。」
そして私達と花見さんは別れて行動することになりました。
花見可憐視点―
「……もう出てきてもいいんじゃないですか?」
「やはり気づかれましたか気配は消していたはずですがね。」
私が振り向くとそこには西洋の騎士のような魔法少女がいました。
「私の周りでは気配をいくら消しても意味ありませんよ?」
「確かにそうですね、花見可憐。肉体強化の応用の聴覚強化ですか……やはり厄介ですね。離しといて正解でした。」
「やはり私達の情報は知られてますね……薔薇の連合からですか?」
「そうですね。それに薔薇の連合には情報を盗むのが得意な魔法少女がいるんですよ。私達のチームにはそういうメンバーがいないので羨ましいですね。本当はスパイを疑って貰うのが1番だったんですが……まあそう上手くはいきませんか。」
「それは無いですよ。私達はお互いを信じてるんです。だからスパイを疑うなんて論外なんですよ。」
「新人でもですか?」
「同じですよ仲間なんですからね。それにいいんですか?そんなペラペラ喋っちゃって。」
「いいんですよなぜなら──私がここであなたを殺すので。」
「簡単に言ってくれますね。私が誰か知って言ってるんですよね?」
「もちろんですよ、才能に恵まれたエリートさん。私の嫌いな人種です。凡人がいくら努力しても追いつけない絶対の高い壁。」
彼女の顔には親の仇を見たような、それでいて恨めそうな表情が浮かんでいました。
「私は凡人だった才能が全てじゃないと、人一倍努力をした。周りが遊んでる中私は運動も勉強もしたでも勝てなかった。私達凡人の努力なんて才能を持ったエリートの少しの努力であっさり抜かされるんです……だから私は願ったんです。絶対の公平さを!」
そう言った彼女から水色の円が広がりました。
「……これは。」
「ここは今から公平な場所ですよ。生まれ持っての才能や魔法少女の才能じゃない今までの努力値がものを言う場所です。『競走はどんな世界だろうと常にある。だから公正さは必要だ。公正の元でしか人は成長しない』私の好きな言葉ですよ。花見可憐私は貴方を倒して更なる高みを目指します!」
「私だってただ才能にあぐらかいて魔法少女やってきたわけじゃないんですよ。努力値でも負けません!」
「では名乗りましょうdoreiku所属草薙陽菜乃(くさなぎひなの)いざ参ります。」
「魔女狩りの騎士団団長花見可憐迎え撃ちます!」
そして私の人形の刃と草薙陽菜乃の剣がぶつかった。
桜木桃花視点―
「あの……花見さんとどうして離れたんですか?」
「桜木は本当にに鈍感だな……敵だよ敵、それも私達も可憐に言われるまで気づかなかったレベルの気配隠しができる魔法少女だ。相当できるぜ。」
「えっ!ならみんなで迎え撃った方が」
「人数が揃っていたらな。私達は少数だ下手に構って他の魔法少女に囲まれたら洒落にならん。」
鮫島さんが言いました。
「それに可憐なら多少囲まれてもどうにかなるだろうしやばければ逃げるだろう。それに先に俺たちが薔薇の連合を潰せばいいだけの話だ本当にあの場面で挟み撃ちにする予定だったなら本拠地は人手が薄いはずだ。大将を倒せばだいたい終わる。」
「まあ……そういうことです……私達の今日の目標は薔薇の連合の打倒……それを成す為にはあそこで別れるのは正解だったと思います……変にdoreikuとかと衝突しても余計にこっちの被害が出るだけですからね……」
「わかりました……今は花見さんを信じます!」
「それしか今は出来ませんしね。まあ可憐さんが強いと言ってもその辺の魔法少女に負けるとは思わないので私は特に気にしませんがね。」
「確かにね〜可憐が負けるとことか昔なら兎も角今は想像出来ないしね〜」
「そうですよね……花見さんなら大丈夫ですよね……」
けど何故でしょう、心がざわめきました。嫌な予感がするんです。花見さん……どうか無事でいてください!
まあまあかな?