神獄塔メアリスケルター 希望の炎   作:謎のコーラX

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エピローグです


第18回

「……ふぅ、身体が慣れてきたかもな、この修練にも」

 

あれから何週間、俺の身体も出来上がってきた、俺は自分の部屋で昼食をとろうとしている。そんなとき、

コンコンココンココン、というドアノックが聞こえてくる。

 

(あぁ、何時ものか)

 

「マモル入るよー!、言われなくても入るけどねー!」

 

そう言って扉を開けて、見た目だけなら眼鏡をかけた、ピンク髪のツインテールの美少女……だが、かなり性格がくそ明るい。

 

「またボッチ飯ー?、ダメだよー、誰かと一緒に食べたほうが美味しいよ、それに中身も肉オンリーとかないないよ、もっと野菜も食わなくちゃ、副作用もなくなったんだし、あ、でもヒカリたんの作ったものならなんだって」

 

「早口だし、長い、で、いったいなんのようだ」

 

「んー?、ただ一人で食べてるのが悲しくてお誘いだよー?、さぁさぁさぁ一緒にゴーゴーだよ!」

 

そう言ってそいつは俺の手をとって、無理矢理部屋から出させられる。

こいつは、ドロシー、俺らと同い年くらい、本人が言うにはビチピチの17歳だそうだ、ただただ明るい性格で、薄暮のやつらのムードメーカー的なやつだ、戦闘能力は女だからか無く、銃もまともに扱えない、一般人、人を元気にさせるカウンセラーにも似てるかもな。

 

「おーい!、マモルをつれてきたよー!」

 

食堂まで連れてこられると、そこにはヒカリの他に、カエデ イツキ タクミが座っていた、各々好きなものを食べていて、俺が現れると食べるのをやめて俺を見る。

 

「おー、きやしたねマモル、ささ、あっし達と食べやしょう」

 

タクミ、31歳。特技は機械いじりで、一人称が一定しておらず話すたびに変わる、薄暮のエンジニアで、銃などを治し、ここの整備などもやってるやつだ。無論一人ではないが。

 

「ドロシーが呼んでくるといって、5分12秒、5分までに来たら奢るという賭けでしたから、少しオーバーしましたので僕の勝ちですね」

 

「くーー!、私の負けかー、おいドロシー、もっと早くこれなかったのかしら」

 

イツキとカエデ、幼なじみどうじであり、カエデは戦闘、イツキは参謀の役割を持っており、二人で花坂の補佐をしている、前のジャバウォック掃討でも活躍して、何人か死人がでたが、潜伏場所はわかっている、黎明だ。

 

「はぁ、どうせ戻ってもこいつが戻しにくるんだろ、食うよ、食ってやるよ一緒に」

 

「あはは、ごめんねマモル、私も無理矢理はいけないとはいったんだけど」

 

「ヒカリは悪くねぇ、こいつが一切曲げないところが悪いんだ」

 

「なによー!、そんなこと言うやつは食ってやるわー!」

 

ドロシーは俺の皿の肉を食おうとする、素手で、俺は食いながら逃げる。

 

「おらぁ!、よこしなさいよー!、そのミート!」

 

「誰がやるか!」

 

ヒカリはそれを楽しそうに笑いながら見ていた、だが、俺達はそれでも……こ(・)の(・)世(・)界(・)が(・)擬(・)態(・)化(・)さ(・)れ(・)た(・)も(・)の(・)だと知っている。

 

○

 

「──ほう、やはりイツキ君の言うとおり、いると、黎明に」

 

「はい!、俺達は見ました!、あの茶髪のガキ、あの力、間違いありません!」

 

元校長室を使ったリーダーの部屋、そこで勧(・)誘(・)から戻ってきた兵士から2体のジャバウォックの片割れがいたとの報告をリーダーは受けていた。

 

「なるほど、それはまた……あの甘いやつらのことだ、仲間にしたのだろうよ、それで、あ(・)れ(・)の調整はどうなっておる」

 

マチ達と会ったときとは違い、リーダーは重々しい空気を放っている、それを受けている兵士3人は全身が震えていた。

 

「は、はい、話では完成してるとのことです」

 

「そうか、それは良かった、では、再び向かうか、準備をしてな」

 

「は、はい!、では俺らはこれで……」

 

3人は急いでこの場から離れたいのか、小走りで部屋から出ていった。

 

「──さて、どうなるかね、マチよ、ほほほ」

 

リーダーは壁にかけられた包帯を巻かれた刀を見ながら、そう呟いた。

 

○

 

「がっ!──あ──」

 

誰も通らない空き地、そこは赤い鮮血で辺り一面を染めており、その中心には2つの死体が転がっていた、いや、一つはまだ息があるが、両腕が焼け焦げ、顔もほとんど判別できないほど焼けただれている。

 

「こんな……こんな、我がまけるな」

 

マチは無慈悲にマッチを生きている一体の顔に振り下ろし、確実に絶命させた。

 

「──お前らがいけないんだ、マチにジェノサイド化させたことが敗因だ」

 

「──バカな、黒月でも酒呑様ほどではないがかなりの強者の二人がこんな……」

 

「さて、お前はどうする茨木童子、この姿だと良心が無いんだ、確実に殺せると思うが」

 

「──はは、そうだな、では全速力で逃げるとするよ」

 

茨木童子は壁を蹴って、この場から去ろうとするが、それを見逃さずマチは両手の大きなマッチを投擲する、顔に少しかすったが、なんとか茨木童子はこの場から去った。

 

「……はぁ」

 

マチの髪も戻り、赤い地面にしりもちをつく。

 

「本当にやなんだよね、この姿、人だって敵対するなら殺すから……はぁ、本当にマチはマッチ売りの少女の転生体なのかね、まぁ……とりあえず服どうにかしよ」

 

血まみれの服に嫌な思いをしながら、マチもこの場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




2章も無事終わりました、なん章が終わるかは未定なり
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