旧学生街エリア、最奥の核がある場所、そこに大量のメルヒェンがなだれこみ、核を狙ってやってくる、それを護ってるのは2体のお菓子で身体を覆ったナイトメア、そして淡い金髪で、眼鏡をかけた少女、長い髪の一部を三つ編みにしヘアバンドをしており、もう一人も淡い短い金髪の男で、その身長は2メートルはあり、顔はイケメンと言って差し支えない美貌をしている、男は少女に近づくメルヒェンを片っ端から投げ飛ばしていっている。
「はぁ……はぁ、ヘンゼル、大丈夫?」
「えぇ、大丈夫よ
「それは、良かった、グレーテル、いた!?」
ヘンゼルは肩の怪我を抑えて苦悶の表情になる、さすがに何時間もメルヒェンと戦ってる、一体一体が弱くてもこのままだと物量で突破されるだろう。
グレーテルも戦いたいが武器がないため足手まといだ、核を諦めようとした時、せまってくるメルヒェンの数が減ってくる。
「これは……来たようね」
「ここが例の部屋かな、グレーテル!」
ジャック達は核の部屋にたどり着いた、前の世界のこともあって最短でここにたどり着くことができた。
「あら、マチ、それにジャックも一緒なのね」
「──グレーテル、もしかして──
「……えぇ」
ジャックは喜ぶべきか悲しむべきか悩んでいる、グレーテルは他の血式少女のわかってない反応からジャックに近づいて能力を使用する。
「この子、借りていくわね」
「あ、マチも行くぞ」
「ぼくも行くよ」
「おつうちゃんが行くなら私も」
マチ つう 人魚姫はグレーテルに触れて共に転移する。
転移した先にはメルヒェンがいたがマチが全て狩り尽くした、落ち着いた辺りでグレーテルと話をする。
「ジャック、あなたも前の世界の記憶を持ってるみたいね、マチに関しては多少驚いたけど」
「マチは前の世界のこと教えられた第一号だ」
「グレーテル、きみは何時から前の記憶を?」
「あら、私だけではないわよ、ヘンゼル兄さんもナイトメアの頃の記憶を保持しているわ」
「ヘンゼル兄さんって……もしかしてあの大きな人!?」
「えぇ、わかってはいたけどあそこまでイケメンとは思わなかったわ」
その後、どちらの今の状況を話し合った、ここのナイトメアはヘンゼルとグレーテルの父と母的な存在が護っており、記憶を思い出したのはごく最近、こちらのヘンゼルは血式少年、黎明にいけないのは今襲ってきているメルヒェンの対応、黎明の今のトップがフユという女性、薄暮という組織などを話し合った。
「──それにしてもまたウィッチクラフトで世界が擬態化したのでしょうけど、いったい誰がなんのためにしたのでしょうね」
「ぼくのような理由だと考えるならマチだろうけど……、それだとマチがナイトメアになるのかな」
「悪い冗談だなつう、マチの前の記憶が戻ればいいんだろうけど、てか候補ならフユやジジイが入るんだが、あと血式少年のヘンゼル」
「前の擬態化はぼぬと姫だけだったけど、今回はいなかった人達が多いわけだね、薄暮なんて組織初耳だし」
「これは謎が多いわね、ところで大丈夫なの、アリスを一人にして」
「あ……」
「あぁ、それなら大丈夫だ、アリスならマチからこれからグレーテルと話し合うことを伝えた、それでも暴走する可能性があるが」
「あとあまり待たせるといけないね、ナイトメア、ヘンゼルとグレーテルの父と母が危ないだろ」
つうのその言葉にマチが答える。
「うん、それなら……あー、うん、それはヤバイ、よくナイトメアとは戦うなとは言ってきたが……グレーテル」
「わかってるわ」
ジャック達がグレーテルの能力で戻ると、そこには赤ずきんとシンデレラを残して倒れ伏す血式少女達と2体のナイトメア、そして核の前には左腕がない茨木童子と巨体の二足歩行の獣とその肩に乗る少女がいた。