作者のきつね。です。
頑張ります。
0.幻想入り
「あーあ。何もやることねーや」
そんなことを呟きながら俺は歩く。俺は佐藤 太郎 フツーの大学生だ。フツーに高校から大学に進学し、フツーに大学生活を過ごしている。名前からしてわかる通り、今の今までなにか特別なことがあったわけでもなし、平々凡々な人間だ。
「家に帰ってゲームでもするかね、かーえろ」
俺がそう言って横断歩道を渡ろうとしたとき、急にダンプカーが突っ込んできた。なんだ、俺の人生これで終わりか。てゆーかなんでダンプカーやねん。トラックこいよトラック。
『どっちも同じようなもんでしょ』
なんか誰かの声が聞こえたけど、いーや。
次に生きる時は普通じゃない刺激的な生活をしたいな。
そんな事を考えながら俺の意識は落ちるのだった。
「はっ!」
そして俺の意識は覚醒した。周りを見渡せば、白い世界。
マジか!これもしかして最近流行りの転生って奴!?
だったらー
「やあ、お目覚め?」
俺が声のした方を向くと、所謂“ロリ巨乳”といった感じの少女が立っていた。なんだこの子は、かわいい。おっぱいおっきい。揉みたい。
俺の思考が全てゲス方向に向かって回転していると、
「そ、そんな目で見ないでよ…恥ずかしいじゃん…」
照れている女神がいた。ってアカン。俺はロリコンちゃうねん。
とりあえず用件とゆうかなんでこんなことになっているのかを聞かなくては。
「で?なんでこんな事になってんの?まず、君は誰だい?」
「ああ、そうだったね。僕はミロ。女神さ。それで、君がここにいる理由だけれど、君はダンプカーに引かれて死んだ。そこは覚えているかい?」
その問いに俺は、
「ああ、覚えている。そして引かれる直前に君の声が聞こえたのも」
そう、引かれる直前に聞こえた声はこいつのものだった。それは確実だ。だって凄く鮮明に覚えているから。
「ああ、それね。君が死ぬ直前にも関わらず、余りにもくだらない事を考えている物だから、つい突っ込んじゃったんだよね。だってヤバイでしょ。仮にも死に直面したっていうのに、そんな轢かれる車の種類とかって!そんなことは良いんだよ!ここに君がいる理由ね!」
なんか1人でぷんぷんしてるミロさん。そんなぷんぷんしてるところもとってもかわいい。めっちゃ愛でたい」
「声…声に出てるから…恥ずかしいからゃ…みょう…もうやめて…」
「おっと、声に出てしまっていた様だ。でもそんなこと言いながら嬉しそうに照れているところもとても可愛い」
「もうわざとだよね!?だって今度は最初にもかぎかっこついてたもん!」
おっとメタいぞ?ミロさん?とってもメタいですぞ?
「とっ、とにかく!君は死んだから此処に居るならわかった!?」
「ああ、わかった」
そんな事言われるまでもなくわかってたさ。だって俺ダンプカーに轢かれたんだもん。死なない訳ないやん。
「それで、普通は死んだら天国か地獄かのどちらかに行くんだけど、君は普通過ぎてどちらにも行けないの」
今なんと?普通過ぎてどちらにも行けないだと?じゃあ俺はこのままミロたんとラブラブイチャイチャ空間を過ごせると?ヒャッハァァァー!
やったぜー!」
「まだ口に出てるってばぁ!そんな恥ずかし事言ってこないでー!」
かわいい。マジで。もう俺ロリコンでいいわ。むしろこの子に靡かない男なんてあの伝説のbeast先輩くらいやろ。
「も、もう!それで、君が行けない理由はこれまで余りにも普通の人生を送り過ぎて、悪い事もいい事も同じくらい、普通に過ごしてきすぎているから。だから、君は“転生”をして、今度こそ普通じゃない人生を送らなくちゃいけないの。わかった?」
へー。そんな事で転生さしてもらえるんだ。だったら少し我儘聞いて貰えねえかな?
「転生する世界は指定できたりするのか?」
俺がそう聞くと、ミロたんは、
「勿論だよ。それと、名前も考えたら?佐藤 太郎とか普通すぎだよ。
あとオプションでイケメンにしてあげるよ!じゃあ行くよ?1 2 3 …ドーン!」
ボワッ
そんな効果音と共に俺は煙に包まれた。そして煙が晴れた何か変わったのかな?一応ミロに聞いてみよう。
「どうだ?」
ミロたんはなんだか口元を押さえて驚いている。そんなに変わったんか?
ミロたんはなんかボソボソ言っているし。
「ヤッバ…スッゴイ僕好みのイケメン…なんかさっきの発言が頭の中に反芻して…あああー!」
ミロたんがなんだか叫び出したので、心配して近づくと、
「こ、こっちこないで!ハイ!鏡見て自分の姿を確認して!」
なんか拒まれた。ショック。でもって鏡見てみるとうおっ!誰だこのイケメン!ってレベルのイケメンがいた。ミロたんスゲ〜
あっ。こんなイケメンならあの世界でやっていけんじゃね?
ミロたんにいってみよ。
「行きたい転生先が決まったぜ。東方projectの世界だ!」
俺は高らかにミロたんに告げた。
「わかったよ。君の転生先は東方projectの世界ね。で?名前はどーすんの?」
そうだ、名前を考えてなかった。そうだ、こんなのいいんじゃね?
「じゃあ 神代 輝《かみしろ ひかる》なんてどうよ?」
「へえ、いいじゃないか?由来とかはあるの?」
「神であるミロたんがスッゴク輝くように綺麗だったから。」
「ッ…!きゅ、急にそういうの良くないよ…その顔をで言われると余計にときめいちゃう…」
うむ。やはりチョロ可愛いなミロたんは。
そーだ、あと一つ聞きたかったんだ。
「東方の世界だと普通に生きない為には能力が必要だと思うんだけど、
どう思う?」
俺がミロたんに問うと、ミロたんは赤面した顔のまま答える。
「そっそうだね。じゃあー「言っといて何だけど、能力いらねーや。イメージで戦えるんだろ?幻想郷って。だから能力いらねー。あ、この扉から幻想郷に飛ぶのかな?じゃあ行ってきまーす!愛してるよ、ミロたーん!」「ええっ!ちょっ、ちょっと待ってよー!」
という事で、俺は幻想入りしたのだった。
という感じで。今回は終わります。
高評価、お気に入り登録、コメントなどくれると嬉しいです。
それでは次回。