東方狂幻録〜普通に生きちゃいけない男の物語〜   作:きつね。

10 / 16
はいどうもこんにちは。作者のきつね。でございます。
色々な事情が詰め詰めで書く暇がありませんでした…
少ないですが読んでくださっている方々、すいませんでした。
では、本編どうぞ。


壱章 紅魔館でのバイト生活
9.紅い館へお邪魔します


あ、ありのまんま今の状況を話すぜ!なんか少女に懐かれてベタベタとされつつ、頬擦りをされているぜ!何を言っているのかわからないと思うが、俺にも分からねえ!

元はといえば、アレはー

 

ー回想ー

 

 

「おっじゃましま〜す!って美鈴さん寝てますね…」

 

俺は昨日の夜にこの“紅魔館”で働くことを早苗さんに提案され、(半ば強制的に)今日の朝にここへ連れてこられた。

そして今その館へ着いたのだが、門の前に居る門番らしき女性が鼻提灯を出して寝ていたのだ。

 

「う〜ん。美鈴さんの許可がないと此処入れないからな〜どうしたもんでしょう?」

 

その女性の様子を見て早苗さんは困っている。まあそりゃそうだよなぁ。普通は門番の許可なきゃ通れないもんな。肝心の門番寝てるけど。

 

「あはは…それで?この人が起きるまで待ちますか?」

 

「いや、この様子じゃなかなか起きないでしょう。だから起こすのがいいと思うんですよね」

 

「起こす…ですか。じゃあ揺さぶったりしてみますかね?」

 

「いや、そんなまどろっこしいことしなくていいわ」

 

「「!?」」

 

俺と早苗さんが2人で考えこんでいると、いなかった筈の後ろから銀髪のメイドが現れた。

 

「ってなんだ、咲夜さんじゃないですか。驚かさないでくださいよ」

 

「あら、ごめんなさいね?ところで貴方誰?」

 

急に現れたメイドは早苗さんに軽い挨拶をした後、俺に話を振ってきた。女性を待たせるのは良くないので俺はすぐに返答する。

 

「どうもこんにちは。昨日この“幻想郷”にやってきた外来人です。名前は神代 輝。輝って呼んでください。貴方は?」

 

「あら、ご丁寧にどうも。私はこの“紅魔館”の完璧で瀟洒な従者、十六夜 咲夜よ。以後お見知りおきを。それで早苗?なんの用で今日は来たのよ?」

 

「それがですね、咲夜さん。今日はお願いがあってきたんです」

 

「何?信仰してくださいってお願いなら聞けないわよ?」

 

「そんなんじゃないですよ。お願いっていうのはですねー『チュドーン!』は!?なに!?」

 

早苗さんが俺の話をしようとした瞬間に大きな爆発音がした。

すると、焦ったようにメイドの人は呟く。

 

「チッ。妹様かしら。悪いけど、早苗!また後日にしてくれるかしら?」

 

そう言ってメイドの人は消えた。なんの前触れもなく。一体どんな能力なんだ?

 

「仕方ないですね…一回戻りましょうか神代さん」

 

早苗さんはそう言うが、俺は絶対に残らなくちゃいけない気がした。

 

「いや、あそこに向かおう早苗さん。すっごく嫌な予感がする」

 

「え?そうは言いますがね、神代さん。多分あの爆発音がした原因は、“フランドール・スカーレット”とと言うめちゃくちゃに強い吸血鬼の仕業です。私はまだしも、貴方行ったら死ぬかもしれませんよ?」

 

「それでも行かなきゃダメな気がするんです。アレは此処で止めなきゃいけない。下手をすれば霊夢とかまで危険かも…」

 

「え!?それは良くないですね。此処は止めに行きましょう!そうすれば守矢の巫女の印象も上がるかもしれませんしね!」

 

霊夢の話題を出した瞬間一気に意見が変わった。この人チョロいな。あと後半部分がめっちゃゲスい。

 

「じゃあいきましょう早苗さん」

 

「はい!」

 

ーーー

 

 

そして俺たちは爆発した原因の場所にやってきた。おーおーぐちゃぐちゃ。すると、奥から爆発音と声が聞こえてきた。

 

「くっ…おやめください妹様!」

 

「あはははははは!もっと頑張ってくれなきゃつまらないわ!咲夜!」

 

金髪の少女がさっきのメイドにめちゃめちゃ弾幕を撃っていた。これは不味いかも。これは弾幕ごっこじゃない。メイドにする気はないが、これは“殺し合い”だ。

 

「あはははははは!もっと!もっと!もっと頑張ってよ!頑張んなきゃ壊れちゃうよ!?」

 

「くっ!幻符 殺人ドール」

 

そうメイドが言うと、幼女の周りにナイフが現れた。しかし幼女は焦る様子もなく、

 

「キュッとして…ドカーン!」

 

そう言うと周りのナイフが吹き飛び、メイドさんも吹き飛ぶ。

 

「あれ?咲夜?もう壊れちゃったの?つまんなーい!あ!腕とか壊せば動くかな?」

 

狂ってる。俺はそう感じた。俺がまずいと思ったのはこれか。

 

「なら俺が相手になろうか?お嬢さん。」

 

ひとまず、あのメイドさんから注意をそらなくちゃな。

 

「あれ?お兄さんだーれ?でもまあいいか!相手になってくれるの!?なら壊してもいいんだよね!?」

 

「なっ!神代さん無茶です!貴方が叶う相手じゃない!」

 

「大丈夫です、早苗さん。とりあえず、そのメイドさんを安全な場所に避難させてあげてください。あと傷の手当ても」

 

「〜〜!どうなっても知りませんよ!」

 

さて、早苗さんとメイドさんはいなくなったな。

 

「ねえ!早くしようよ!」

 

「ごめんね。待たせたな。じゃあ、どうぞ?」

 

「あはははははは!お兄さん、簡単に壊れないでよね!いくよ!

禁忌 クランベリートラップ!」

 

さて、頑張りますかね。まずはこのスペルをどうにかしなきゃな。

 

「無符 何もなかった。いいね?」

 

俺がそうスペルを唱えると、少女の弾幕は消える。これは名前はふざけてるが、相手の弾幕を消し去る便利なスペルだ。それを見た少女は、

 

「あはははははは!面白い!面白いねお兄さん!私を楽しませて!

禁忌 ファーオブアカインド!」

 

少女がそのスペルを唱えると、目の前の少女が4人に増えた。なるほど、ポーカーから取ったのか。そのまんまだな。

 

「ボサッとしてると壊れるわよ!禁忌スターボウブレイク!」

 

なるほど、すごく威力高そうだな。しかも4人に増えているから量が多い。でも、なんも関係ないがな。

 

「反射 フルカウンター」

 

俺は全ての弾幕を弾き返し、少女は驚いていた。そのせいか、弾き返ってきた自分の弾幕に被弾した。

 

「きゃあっ!分身が!」

 

「悪いが、止まる気はないぞ。陽符 サンライト」

 

早苗さんはこの少女が吸血鬼だと言っていた。なら太陽の光なんて辛いだろう。

 

「やあ!熱い熱い!」

 

「やっと隙を見せたな。とりあえず、眠っとけ。幻符 夢への誘い」

 

「なっ!…zzz」

 

「よっと。これで大丈夫かな」

 

俺は寝て地面に落ちていく少女を抱き上げ、彼女の中の暴走した“狂気”を取り除いた。

さて、あのスペルは浅く眠られる技だからそろそろ起きるだろう。

 

「う、う〜ん」

 

噂をすればなんとやらと言うやつか、少女が目を覚ました。

 

「そうだ!わたし、私!あの、黒いのに」

「落ち着け。お前の中の“狂気”は取り除いた。ひとまず安心しろ」

 

俺がそう告げると、少女は涙目でこっちを向いて

 

「うわーん!怖かったよ!私が私じゃなくなるかと思った!怖かったよーーー!」

 

「よしよし。よく頑張ったな。ところで、君の名前は?」

 

「フラン、フランドール・スカーレット。フランって呼んでね!」

 

「そうか。俺は神代 輝だ」

 

「よろしくね!私のお兄様!」

 

ーーー

 

そう言って俺は懐かれて今に至る。

俺に頬をスリスリと擦り付け、「お兄さまぁ〜」と甘い声で甘えている。この絵面は見られたらヤバー

 

「神代さん!音がしなくなりましたけど大丈夫ですかってうわあ…神代さんそういう趣味だったんですね…」

 

「ちょっと待て早苗さん!?何を考えてる!?」

 

「いえ別に?ロリコンだったなんてと思って引いているわけじゃないですよ?」

 

「絶対そうだろ!違う!違うからぁぁぁ!」

 

こうして、俺は早苗さんにロリコン扱いされて軽く引かれるのだった。

 

 




はい、こんな感じで。今回は終わります。
色々と忙しくて、小説をかけませんでした、すいません。
それですが、これからなんだか忙しくなりそうなので、不定期に更新という形にしたいと思います。暇が有れば書くようにするので、気長にお待ち下さい。
高評価、お気に入り登録、コメントくれると嬉しいです。
では、また次話で。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。