かまきりさん様、☆8評価、有り難う御座います。モチベーションに直結するので、凄く有り難いです。あと、2000UA超えました。ビックリ。これからも頑張っていきます。
では、本編どうぞ。
雲一つない青空に恵まれた絶好の仕事日和、俺は紅魔館で窓拭きをしていた。
「いや〜やっぱり仕事はいいなぁ」
社畜めいた言葉を呟きながら。
レミリアに執事として雇って貰うことを承諾してもらったその日、さっそく俺は夕食とデザートのプリンを振る舞った。そして貰った感想は
「あっ美味しい!貴方…口だけじゃないようね。ところでプリンはおかわりあるのかしら?」
「わー!とっても美味しいよお兄様!これだったらフラン毎日お兄様のご飯食べたい!」
「んなっ…凄く繊細な味付け…どうやったらここまで…ブツブツ」
などと俺の飯を食べたレミリア、フラン、咲夜さんは三者三様の反応を見せてくれた。
取り敢えず認めて貰えたので、俺は紅魔館では夕食担当になった。朝、昼は咲夜さんが作り、おやつと夕食を俺が作ることに決まったのだ。
そしてあれから3日が過ぎ、業務も慣れてきた俺は、窓を拭きながら天気を気にすることができるくらい余裕ができたのだ。
ん〜本当にいい日だ今日は。きっとこういう日はいいことが起きるに違いなー『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』…そんな都合のいいことはないようだ。
ーーー
あと少しだった窓拭きを速攻で終わらせ、俺は叫び声のした方へ向かった。
「またなんですか?美鈴さん」
「いやははは…今日はとってもお日様の光が気持ちよくて…ついウトウトと」
「はぁ。いい加減眠らないように頑張ってくださいよ…」
このナイフが頭に刺さってる中華服の女性は紅 美鈴(ほん めいりん)さん。この紅魔館で門番として働いている、かなり古参の従者だ。
よく昼寝をして咲夜さんに怒られている(物理)。
今日は思いっきりナイフを刺されている。しかし、この人も妖怪なので、ナイフを軽く刺されたぐらいじゃ痛いぐらいでしかない。まあだから思いっきりやられてるんだろうけど。
「それより、神代さんはこんなとこ居ていいんですか?まだお仕事中でしょ?」
「誰のせいっつーか誰の叫び声のせいで来ることになったと思ってんですか…取り敢えずいつも通り回復しますね」
「有り難う御座います。本当に助かります〜」
俺は美鈴さんのナイフが刺さっていた場所に回復魔法をかける。
魔理沙の能力便利だよな〜。マジで。
「あら?なんでこんなとこに貴方がいるのかしら?」
声が突然聞こえた方に振り返ると、我らがメイド長、十六夜咲夜さんがいた。また能力で時止めてきたんかな。
「美鈴さんの治療をしていただけですよ。午前のノルマは終わらせてあるので、少し時間を割いた次第でしたが…なにか問題がありました?」
「相変わらず仕事が早いわね。ま、終わってるのなら好きになさい?でも、これに回復魔法なんてかけなくていいわ。これが居眠りしているのが悪いのだもの」
と、美鈴さんに対して辛辣な言葉をかける咲夜さん。
まあ確かに悪いのはこの人だもんな。咲夜さんの言ってることもよくわかる。
すると、美鈴さんが
「いや〜勘弁してくださいよー咲夜さん。咲夜のナイフ痛いんですもん。神代さんが治療してくれないとキツいんです〜」
「だったらナイフを刺されないように仕事に励みなさい。そうじゃないとご飯抜くわよ?」
「勘弁してください〜ご飯は私の活力なんです〜」
「だったら寝ないことね。簡単でしょう?」
「神代さ〜ん。助けてくださ〜い。ご飯抜かれたくないです〜」
「いやそう言われても…頑張って寝ないで下さいとしか言えませんよ」
「(´・ω・`)」
「そんな顔されても…」
「はいはい。もう終わりにしなさい。美鈴も貴方も仕事に戻るわよ。美鈴はまた寝たら…わかってるわね?」
「うえええ〜」
「ははは…頑張ってくださいね」
そして俺は咲夜さんと一緒に館へ戻っていく。そろそろ昼ごはんの時間だし、しっかり食べて午後からも頑張ろう。
館の廊下に差し掛かった頃、咲夜さんが思い出したように俺に告げる。
「そうそう、貴方この紅魔館の大図書館には行ったことあったかしら?
案内してない気がするのだけれど」
「あー、案内してもらってないですね。館を回った初日に話は聞きましたけど、行ってはないと思います」
「そう。だったらお昼までの間に行ってきなさい。午前の仕事は終わっているのでしょう?」
「まあ終わってるので行ってはおきたいですけど。ちょっと場所が…」
「安心しなさい。ちゃんと案内つけるわよ。シエル!シエルはいるかしら?」
「はい、メイド長」
そう言って目の前に小学生ぐらいの幼女が現れる。
妖精メイドのシエルさんだ。妖精メイドの長、妖精メイド長をしており、咲夜さんがとても信用している部下だ。因みに、家事は超一流で、能力を持っている。能力は“管理下の道具を操る程度の能力”で、一度管理下においた道具を修復したり、動かしたりすることができる。どの程度で“管理下”となるのかはわからないが、かなりメイド向きの能力と言えるだろう。管理下のおいたモップと雑巾を自動で動かしてたりしているのを見たことあるが、見事としか言いようがなかった。
そんなもんだから、レミリアにも気に入られている優秀な女性だ。
咲夜さんはそのシエルさんにこう話す。
「この人、まだ大図書館に行ってないらしいから、案内してあげてくれるかしら?」
「かしこまりました。では、神代様。行きますよ」
そして俺はシエルさんの後に続く。やがて、地下に降りて、大きな扉の前にやってきた。
「神代様がここに来たことないのでしたら、ここの主であるパチュリー様にも挨拶をしなくてはなりませんね。パチュリー様は主様のご友人でして、しっかりとした態度で接してください」
シエルさんは俺に注意をする。まあ執事だから当たり前だけどなそれぐらい。
「ええ、解っています。では、中へ入りましょう?」
「そうですね。何度も言いますが、くれぐれも無礼のない様にお願いしますよ?」
そう言ってシエルさんは扉を叩き、、中に居るであろう、パチュリーという方は声をかける。
「失礼します、パチュリー様。シエルで御座います。新人の従業員の案内をしてもよろしいでしょうか?」
すると、中からは女性の声が聞こえて来る。
「入りなさい」
そしてシエルさんが扉を開けると、そこには本で埋め尽くされた、圧巻の図書館だった。天井まで届く、巨大な本棚。その中は本で一般で、正に“大図書館”であった。
そして、奥には大きな机と椅子があり、そこに腰掛ける不思議な雰囲気を放つ女性がいた。
「あら、新しい従業員って男性なのね。てっきり女だと思ってたのだけれど」
「紹介します、パチュリー様。彼は新しく雇われた執事の方です。神代様、自己紹介してください」
シエルさんが少し紹介してくれたのに続いて俺も自己紹介をする。
「初めまして、パチュリー様。この紅魔館で執事として働いております、 神代 輝です。よろしくお願い致します。ご要望がございましたらなんなりとお申し付けくださいませ」
「ふーん。私は魔法使いのパチュリーよ。滅多にこの図書館からは出ないから、余り会う機会もないけれどね。あ、一応レミィの友人で、ここに住まわせて貰ってるわ。よろしく。あとは…こあ!いらっしゃい!」
「はい!なんでしょうパチュリー様?」
「新しい従業員らしいわよ。挨拶しておいたら?」
「はい!えっと、小悪魔です!種族は悪魔で、パチュリー様に仕えてます!同じ従者どうし、よろしくお願いしますね!」
「ご丁寧にどうも、小悪魔様。新しい執事の、神代 輝と申します。よろしくお願いします」
「私にはそんな様なんて要らないですよぉ。こあと呼んでください!」
「では、こあ様とお呼びしますね」
「ちーがーいーまーすー!敬語も様もいりません!こあとお呼びください!」
「ですが、こあ様も敬語を…」
「私は元々なので気にしないでください!とにかく!様も敬語もやめてくださいね!」
「わ…わかりました…こあs…こあ…」
「少し敬語が抜けてませんでしたが、よしとしますよ!」
うーん、中々難しいな。紅魔館の住人には敬語しか使わないつもりだったからなあ…俺が思案していると、パチュリー様がこんな事を言いだす。
「あら、あなたたち仲が良さそうね。くっついちゃえばいいんじゃないかしら?」
「ふえっ!?」
こあが変な声を上げながら顔を真っ赤にしている。あれ?揶揄われてるって気付いてないんかな?
「なっなにを!?パッパチュリー様、何を変なことを!?///」
「何よ。彼にこあって呼んでもらった時なんか嬉しそうだったじゃない。好きなんじゃないの?」
「ちっちがいます!アレはなんというか、そのー!」
なんかスゲー慌ててるなぁ。まあ、そろそろ声かけときますか。
「ははは。私なんかではこあの様に美しい女性とは釣り合いませんよ。
パチュリー様もご冗談がお好きな様で」
「うっ美しい!?」
「では、もうそろそろ昼食の時間ですので、テーブルメイクに向かわなければなりませんので失礼します。シエルさん、行きましょう」
「ええ、そうですね。」
そう言って俺は図書館を後にする。
後ろで顔を真っ赤にしているこあをパチュリー様が揶揄っていたようだが、話の内容はわからなかった。
はい、こんな感じで。今回は終わります。
今回は輝君従者タイム。これからもしかすると、殆ど輝視点でしか書かないかも…まあ書くとこは書くので、方式は変える気はないです。
あ、艦これの小説を書き始めたので、そっちもお願いします。
いつも通り、高評価、お気に入り登録、感想くれると嬉しいです。
では、また次話で。