Nの意志   作:徒し雅

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今回は海軍サイドです。
色々思う人もいると思いますが、勘弁してください。


閑話1

マリンフォード海軍本部で、ちょっとした噂になっている海賊がいた。

 

「次の議題だが...。ここ近年、名を上げてきたルーキーについてだ」

 

会議室は一瞬ピリッとなる。

 

「幾度も我々の送った者達を倒し。遂には、成り立てとは言え少将を倒したセイン海賊団。こいつらの懸賞金をどうするか。誰か意見はないか?」

 

ざわつく会議室。

そこに一人の男が手を挙げる。

 

「俺は最低でも五千万は下らねぇと思います。そいつらちょっとばっかしヤバそうです」

 

これに対し、五千万!?、しかしなぁ、そこまでか?と皆否定的な反応をする。

 

「ふんっ。たかがルーキーにそんな額を付けるなど愚策だ。奴らを思い上がらせるだけだ」

 

確かに、少将の件も偶然じゃろ、しかしなぁ、と再び会議室がざわつく。

そこにまた手が挙がる。

 

「セイン海賊団の危険度はどの位だ?海賊行為など」

「今のところ被害は聞いてないな」

「取り敢えずは様子見ってことでどうだ?」

 

最初に発言した人以外は賛成の意見を示す。

 

「ではそういう事で決定だ」

「新たな追っては出さないのですか?」

「そこも今後次第だな」

「あそこの基地はどうするんですか!」

「あそこに基地は必要無いだろ。セイン海賊団があそこら一帯を縄張りにしているようだしな。勝手に他の海賊共を掃除してくれるさ。こちらは人手不足、互いに潰しあってくれるんだから有難いね」

「しかし!」

「くどい!これは決定事項だ」

「ぐっ、わかり、ました」

 

会議が終わり、ぞろぞろと幹部達が退出していく。

そんな中、男は肩を落として椅子の背もたれに寄りかかる。

 

「センゴク少将、頑張ってましたね」

 

そこに一人の女性が話しかける。

 

「おつるか、俺は納得がいかん。これでは海賊共の思うがままだ。今の海軍は全く抑止力になっていない」

 

男、センゴクは拳を握りしめる。

センゴクは海軍の現状に納得がいっていなかった。

海軍の掲げる正義も、天上人への姿勢も、そして汚職の蔓延る(はびこる)幹部格。

少将の自分では何も出来ないがどうにかしたいと、そう切に思っていた。

 

「センゴク、ならば変えましょう。私達が変えるのです。私と貴方、今日は何故か居なかったけどガープ、この3人で、ね?」

「俺らで、変える、か。そうだな。俺らで変えよう」

 

後日、若くして少将の座に座るつる、センゴク、ガープは3人で密かに誓いを立てた。

自分達の力で少しづつ、海軍の現状を変えていこう。

自分の正義に誓って。

 

「所でガープ?貴方、この前の会議はどうしていなかったの?」

「ガッハッハッハッ!寝坊した!」

「ガープ、お前という奴は……」

「ガッハッハッハッ!」

 

 

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