Nの意志   作:徒し雅

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さぁ、再開だ〜!おまっとさんでした。3日に1回のペースでいきます!

セイン視点を三人称に修正しました。


吸血姫は東の海に舞い戻る

あれから一ヶ月、騒ぎに騒ぎ、最後はセバスやウーノにセインは怒られた。

 

ーーーあいつらも騒いでいたくせに、げせぬ。

 

船は完成した。

大きさは100人はおろか、その倍は乗れるだろうもので、はりきって作ったと言っていた船長室もセインの好みに作ってあった。

武装は砲台左右前後合わせて50門、一発の力は小型船を大破させるくらいしか出来ないが。連射速度が速い。

デッキにはバリスタがいくつか装備してある。

セイン達は分かっていないが、海軍の軍艦よりも火力はでかい。

 

 

 

「さて、ついに私達は海に出る。そこで海賊としての名前を決めた。名前はセイン海賊団、海賊旗はドクロにコウモリの羽、そして私の好きな薔薇の花をあしらったものにした。船員はこの黒の制服を着てもらう。因みに私は黒のゴシックロリータドレスに黒薔薇を散りばめた物を着る。各々改造して自分好みにするといい!」

 

セインは満足気にふぅ、と一息ついた。

 

「では明日は空中宮殿で私がかつて持っていた海に行こうか。今ではイーストブルーと呼ばれているらしい。なんでも最弱の海と呼ばれているとか、まぁいい。各自明日までに準備しておけよ。では解散」

 

セインがかつて治めていた-----と言っても治安を守るぐらいだが-----海は今のイーストブルーと新世界の一部である。

彼女達は上空からの移動を主としていたため風が吹かないなどは苦にもならないので、新世界も、普通の海もなんら変わりがなかったので彼女達の時代では新世界というくくりはなかった。

 

 

 

 

全員が解散した後、謁見の間でセインとセバスは明日からのことを話し合っていた。

 

「セバス、お前は残って宮殿の指揮を取れ」

「承知しました」

「明日から楽しい海賊の時間だ」

「留守はお任せ下さい。では明日の準備をいたしましょう」

「あぁ、頼む」

 

ーーー明日から楽しみだ……。

 

 

◆◆◆

 

次の日

 

「セイン様、イーストブルー上空に到着しました」

 

セインは影で船を覆っていく。

 

(空中宮殿が見つかるのは面白くない)

 

 

「よし、今から降りるぞ!」

 

船が影に沈んでいく、そして、宮殿からその姿を消した。

 

 

 

 

イーストブルー、そこは最弱の海として有名である。

しかし、海賊がいないということではない。

むしろ強者が少ないからこそ、チンピラの様な者たちまで海賊を名乗りだし、海賊が増えるので治安は一向に良くならない。

そして、今日も海賊達は強奪を繰り返すのであった。

 

 

 

イーストブルーに出てから数日、セイン達はシルバー島のシルバー港の酒場で昼食をとっていた。

 

「んむ?外が騒がしいな。海賊船が海軍にでもばれたか?」

「セイン様それはないかと、わざわざ港から離れた海岸に停めてありますし、影による隠蔽もしてます。海軍の駐屯基地もこの辺にはないです。何より居残り組から連絡がありません」

「ふむ、じゃあ何が?」

 

バンッ!ドコォ!ガシャァン!

セインが首を傾げると同時に酒場の扉が蹴り飛ばされ。

セイン達のテーブルを巻き込んだ。

 

「動くな!俺らはザァコ海賊団だ!殺されたくなけりゃ金と酒と食料だしな!!」

 

ザァコ海賊団を名乗る男達数人は銃と剣を構えて脅しをかかける。

一方、セインは吹き飛ばされた昼食とワインを呆然とながめて、ワナワナと震えている。

付き添っていた親衛隊の女性組ウーノとトリア、クインはさっとセインを後ろに庇う。

(ちなみ)みに他2人の親衛隊の男性組デュオとクアトルは買い物に行かされていてここにはいない。

 

「おお?むちゃくちゃいい女が3人もいやがる!」

「こりゃあ上玉だ、船長が喜ぶぜ」

 

ウーノ達を見た海賊の下っ端達は下品な声で笑いながら近づいて行く。

ウーノ達は戦闘態勢に入ろうとして突然ビクゥっと背筋を伸ばして固まる。

 

「どけ、お前達。そのゴミどもは私がヤる……」

 

その言葉に3人は慌てて後ろに下がる。

 

「おやぁ?お嬢ちゃブファ」

「へっ?ブフォォォ」

 

セインは海賊達を次々に外めがけてぶっ飛ばしていく。

 

「はわわ、セイン様がお怒りに」

「わ、(わたくし)代わりのものを注文してきます」

「クイン、ご飯よりワインを早く持って来て!食べるものは僕が用意するから」

「わかりましたわ」

 

ウーノがはわわと狼狽え、クインがワインを取りに行き、トリアがワインのツマミを影から出しているうちにセインによる制裁は終わりを告げた。

 

セインは不機嫌オーラを降り撒きながらイスに座る。

すかさずクインがワインを入れ、トリアがツマミを置く。

ウーノは未だオロオロしている。

セインはワインを飲み、ツマミを口に入れるとある程度満足したのか立ち上がり、店を出て行く。

出るついでに外に山となっていたゴミ(海賊)を蹴飛ばす。

クインがお金をテーブルに置いて、トリアがウーノを引きずりながら店を出る。

店内は終始固まったままだった。

 

「ふんっ、気に食わん。……ん?どうやらデュオとクアトルもあっちでバカどもをしめてるようだな」

 

セインの声にやっとウーノが正気に戻った。

 

「セイン様どうなさいますか?」

 

その問いにセインはザァコ海賊団のものであろう船を眺めながら。

 

「潰す」

 

とだけ口にした。

 

 

 

 

「船長、街に行った奴ら半分ぐらい帰ってきてません」

「あぁん?何処かで道草でも食ってんのか?」

「あっしが見てきましょうか?」

 

『ウァァア』

 

「なんだ今の叫び声は!」

 

叫び声や誰かが海に落ちた様な音、何かの破砕音が伝わってくる。

状況をつかめないでいると部下が慌て部屋に飛び込んできた。

 

「船長大変でさぁ!黒いドレス着た銀髪の女の子と黒い軍服の様なもの着た銀髪の女が3人が暴れてる!」

「はあ?早く取り押さえてここに連れて来い!」

「その必要はないな」

 

凛とした声が響き、ドレスを着た少女が報告に来た男を蹴り飛ばす。

 

「船長は誰だ?」

 




書き方が安定しないかもです
自分に合った文章の形を早めに掴みたいです。
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