「ヤァっ!」
モデルXに変身しているエール。バスターを撃つ練習をしており、ヴァンがその様子をしっかり見ていた。
「もうちょっと、狙いを定めて。集中するんだ」
「集中・・・・・集中・・・・・」
目を瞑って心を落ち着かせ、軸がブレない様にしてバスターを構え、一気に放った。
「おぉ~随分センスあるな」
エールの放ったバスターは見事的の真ん中部分である、赤いマークに命中した。
「凄いじゃないか!俺が初めてやった時よりも上手な気がするよ!」
「そう?何か頑張れそうな気がするよ」
ヴァンに褒められ、嬉しそうに笑うエール。それからモデルZX、HX、FX、LXも試してみた。そして・・・・・・
「じゃぁ、コレも試してみようか」
「うん!」
モデルPを受け取ったエールは、そのまま前に突き出し、光に包まれた。
紫色のロックマン、モデルPXへと変身した。
「どうだ?俺も見るのは初めてだからさ」
「えっとね・・・・・・あっ、あそこに隠し通路がある!」
エールは壁の方に指をさしていた。ヴァンは流石にそれはないなと笑いながら、指さす方へ向かった。
「まさか~そんなこんな場所にあるワケ・・・・・・・・えっ!?」
壁に手を当てると、スイッチを押したのか、突然壁が開き、通路が現れた。
「こりゃ、驚いたな。こんな隠し通路を見破れるとは」
「この中にセンサーがあるらしくて、隠し扉とかを見つけてくれるの」
これがモデルPの力か・・・・・・中々役に立ちそうだな~
俺達が話していると、プレリーから通信が入った。
「みんな、集合して!ライブメタルの反応を検知したわ!」
俺達は急いで司令室へと向かった。
「ライブメタルの反応が出たって本当か!?」
「えぇ、場所はここよ」
モニタ―が示していたのは、エリアEの近くの古い施設のあるエリアIだった。
「それと、この付近で何やら不思議な現象が起きているらしいの」
不思議な現象?一体何なんだろうか・・・・・・・・・・・?
「この施設から不気味が声が聞こえるらしいの。それにここに訪れた人達が次々と行方不明になっているらしいわ」
何だって・・・・・・・・・・それって、イレギュラーによってさらわれているって事なのか!?
だとしたら早く助けにいかないと・・・・・・・・・
「オイオイ、それってよ・・・・・・お化けなんじゃねぇか!?」
急にバリアンが震えながら体を埋めていた。何やってんだ?
「冗談じゃねぇぜ・・・・・お化けのいる所に行くなんて冗談じゃないぜ!!」
「オイ、何言ってんだ!そんな馬鹿な事が・・・・・・・」
「不気味な声が聞こえて、ヒトが次々といなくなる、そんなのお化けの仕業に決まってるじゃねぇか!!」
バリアンは酷く怯えているのか、声が震えていた。
「もしかして、バリアンってお化けが苦手なんじゃ・・・・・・・・」
「あら・・・・・そんな一面があったのね」
プレリーとエールは笑っていた。いや、流石にバリアンがお化けが苦手だってのを聞くと・・・・・・・・流石に俺も笑ってしまう。
「何だよ、そんなに怖がって、本当にお化け何ているワケないだろ~」
「そうよ、とにかく、何があるか分からないから3人共、気を付けて」
「マジかよ・・・・・・・俺も行くのかよおおおおおおおおおおおおおお!!」
俺とエールはミッションへ向かうのを嫌がるバリアンの手を引っ張りながら、トランスサーバーまで向かい、エリアIへと転送された――――――――――――――――――――
エリアI――――――――――――――――――――
「うわぁ・・・・・・酷い雨だな」
吹きすさぶ暴風雨に錆びれた施設。確かに何がいてもおかしくはないけど・・・・・・・・
「ホラ、行くぞ。外になんていたら風邪引いちまう」
「うわぁ・・・・・いかにも出そうだよ・・・・・絶対お化けが出そうじゃねぇか!!」
だから、お化け何て出るワケないって・・・・・・・・・そんな中俺達は雨の中を掻い潜り、建物の中へ入っていった。
中は暗く、まともに見えたもんじゃない。
「暗いな・・・・・これじゃ前に進めたもんじゃない」
「待って・・・・・・これなら見えるんじゃ・・・・・」
エールはモデルPXに変身した。そのままエールは前が見える様に先へ進んでいった。
「うん、良く見える。2人共、着いてきて」
「これは頼りになるな~」
暗くて見えない以上、エールを頼りに先へ進むしかなかった。バリアンの奴、エールの肩を掴みながら歩いてやがる・・・・・・・全く、本当にお化けが出るワケがないってのに・・・・・・・・・・
「うわぁ・・・・・ヤバいって・・・・本当に出るって・・・・・コレは」
「お化け何ているワケないでしょ。ホラ、扉が見えた」
ようやく暗い所からおさらばだ・・・・・・・・・エールが扉を開け、更に先へ進んだ・・・・・・・・・・
「それにしてもやけに静かだな・・・・・・流石に不気味だな・・・・・」
イレギュラーもいる様子はない。俺達の足音以外、何も音はしない。こればかりはエールもこれには不安を感じていた。
「早く終わらせようぜ・・・・・・・こんな所、いてたまるか・・・・・」
「だな・・・・・さっさと終わらせ・・・・・・・・」
静かな空間の中、突然、何かが飛び去る様な音が聞こえた。俺は警戒する様にして、後ろを振り向いた。
「なっ・・・・・何!?」
「分からない、だが何かいる。気を付けろよ・・・・・」
「やっぱりいるんだよ!!コイツはお化けの仕業だって!!」
そんな事言ってる場合じゃないぞ・・・・・・・やっぱりイレギュラーがいるんだ!
すると、突然何かが飛んでくるのが見えた。ZXバスターを構えるが、上手く狙いが定まらない。
「気を付けろ!イレギュラーだぞ!!」
現れたのは、ライオンの頭に大きな羽の生えたキメラみたいなイレギュラーだった。
「ここは俺に任せろ!!2人は先へ行ってくれ!」
俺はあのイレギュラーの相手を引き受ける事にした。
「バリアン、エールを頼んだぞ!!」
「いっ・・・・・行こう!」
「あっ・・・・・・あぁ」
モデルFXに変身したヴァンの方を振り返りながら、エール達は奥の扉へ進んでいった。
「ハァ・・・・・・ハァ・・・・ヴァン、大丈夫かな?」
すぐ倒して戻って来るよね?きっと・・・・・・・・大丈夫、私はヴァンを信じている。必ず戻って来るって。
「それにしても・・・・・・バリアン、もう大丈夫でしょ?」
「あっ・・・・・・あぁ、やっぱりお化け何ているワケないもんな!!」
調子に乗る様にしてバリアンは立ち上がった。その瞬間突然雷が鳴り、2人して驚いてしまった。
「キャッ!?」
「うわぁ・・・・・・っ!?ビックリさせんなよ・・・・・」
一息ついて銃を構えるバリアン、雷は鳴り続けている中、何やら影が見えた。
「何だい?まさか奥にいる奴らを助けに来たってのかい?」
コレは・・・・・・・フォルスロイド!?こんな時に・・・・・・・・・・・首の長い扇風機みたいな奴・・・・・・ここは私がやらないと―――――――――――――――!?
「うわああああああああああああああああああああああ!!お化けだあああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「誰がお化けだ!!失礼なオッサンだね!」
バリアンはフォルスロイドをお化けだと勘違いして、驚きながら、腰を抜かしていた。
それを聞いたフォルスロイドもあまりの驚きに怒っていた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
バリアンは意外とお化けが苦手、また意外な一面が見られましたね。
ハリケンヌを前にエールはどう戦うのか?お楽しみに!