ロックマンZX Re:   作:イオ・りん

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ロックマンZX Re:File③

エリアC――――――――――

 

「ただいま・・・・っと」

 

エリアBを出た俺は家へと帰っていった。

あの日から俺とエールは共に暮らしている。昔からの仲ってのもあるし何よりアイツを1人になんてできなかった。

 

「アレっ、エールいないのか・・・・・?」

 

玄関を出てリビングを見渡してもエールの姿はなかった。

 

「買い物でもいったのか?」

 

すると洗面台の扉が開いた音が聞こえ俺は後ろを振り向いた。

 

「あっ・・・・・・・」

 

「なっ・・・・・・!?」

 

後ろを振り向くとシャワーを浴びていたのか、タオルを巻いているのエールの姿が目に入った。昔からの仲とは言え風呂上がりの女の子が目の前にいる、いくら何でもコレは目のやり場に困る。

 

「えっと・・・・・・・」

 

エールは状況を理解したのか顔を赤らめ見られたくない所を手で隠してその場に座り込んだ。

 

「なっ・・・・何でこんな時間にシャワーなんて!?」

 

「だって・・・・・油汚れやオイルの臭いが気になったから・・・・・・」

 

そういや、奥の部屋から確かにオイルの臭いがする。どうやらエールが時計を修理した時に付いたものだろう。

まぁそれなら仕方ないか、と俺は納得した。

 

「それにしても早かったね、遅くなりそうって言ってたのに」

 

それからしばらくして着替え終えたエールが話しかけてきた。

 

「あっ・・・・あぁ、ちょっとな、またしばらくしたら戻らなきゃならないんだけどな」

 

「ふーん、じゃぁお昼は食べてく?」

 

「あぁ、そうだな」

 

エールは台所に入り昼ご飯の準備を始めた。

 

「あっ、俺も手伝うよ!」

 

「いいよ、ヴァンが手伝ったらまた爆発しそうだし」

 

うっ・・・・痛い所突いてくるな・・・・・そういやこの間手伝った時にちょっと爆発しかけたような・・・・・・

そうこうしている内にエールの料理が完成した。

 

「おっ、オムライスか、では!」

 

俺はスプーンを手に取り一口頂いた。うん、上手い!こう、卵が口がとろけてご飯がいい感じの柔らかさで・・・・・・・や

っぱエールの作る料理は最高だな~

 

「ねぇ、ヴァン」

 

「ん、何だ?」

 

「運び屋の仕事って・・・どう?」

 

「んおぅ・・・・楽しいよ、先輩も優しいし」

 

エールはヴァンに運び屋の仕事はどうかと聞いてきた。その表情はどこか俯いていた。

 

「そっか・・・・でも危険な時もあるんだよね?」

 

「まぁ・・・そこまで危険ってワケじゃないよ!」

 

こんな状況じゃ・・・・・言えるワケないもんな、ついさっき危険な目に遭ったって。

 

「家族を失って、ヴァンまでいなくなったら私・・・・・・・」

 

エールは震えていた、過去のトラウマに今も悩まされている。また何時イレギュラーが襲い掛かるかという恐怖に・・・・・

そんな彼女の身を案じてヴァンはその手を優しく握った。そして優しく微笑んだ。

 

「心配すんな、俺はいなくならないよ、今度は俺がエールを守ってみせる、約束だ!」

 

そうだ・・・・・今度こそ絶対に守るんだ、俺が・・・・・・・俺が・・・・・・・・・・

 

 

昼を食べ終え、ヴァンがガーディアンベースへ向かおうとした時、エールがヴァンの手を掴んだ。

 

「ねぇ、もう出るならさ、一緒にコレ渡しに行くの付き合ってよ」

 

「おぅ、構わないぜ」

 

俺はエールと一緒に直した時計を依頼主に渡しに向かった。

 

「すいませーん、直した時計返しに来ましたー」

 

「おぉう、すまないねぇ、何時も感謝しているよ」

 

時計を直してほしいと依頼したのは長いひげが特徴のレプリロイドのおじいちゃんだった。よく昔の物を直して欲しいと頼む常連さんだ。

 

「また何か直して欲しい物があったらよろしく頼むね」

 

「うん、それじゃぁね、おじいちゃん」

 

エールも大人しい性格だが感情がないってワケじゃない、たまに友達と買い物にだって行くし笑う時は笑う、こうしてみれば普通の女の子なんだよな・・・・・・・・・

 

「どうしたの?」

 

「あっ・・・・いや、何でもない、それじゃ俺はここで、気を付けて帰れよ!」

 

「うん、いってらっしゃい!」

 

一仕事終えたからかエールは微笑んで俺を送ってくれた。自分で言うのも何なんだがちょっと嬉しい。

 

 

 

 

 

そして俺はトランスサーバーに辿り着き、先輩から受け取った青いカードキーを取り出した。

 

「えぇっと・・・・・・ココにカードキーをっと」

 

トランスサーバーのカードキーリーダーにカードキーを挿入した。

 

『ガーディアンベースへの転送を開始します』

 

いよいよガーディアンベースへ向かうのか・・・・・・どんな所なんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

転送はすぐさま終わった俺が目を開けると・・・・・・・・・・・・・

 

「ん・・・・・・ってえぇ!?」

 

窓を見るとそこは雲の上だった。突然の事で俺は驚きが隠せなかった。

 

「驚いたか?ここがガーディアンベースだ」

 

後ろを振り向くとそこには先輩であるジルウェがいた。

 

「ガーディアンベースは空飛ぶ船なんだよ」

 

「へぇ~こりゃすげぇな」

 

マジかよ、ガーディアンベースって空飛ぶ船だったのか!

 

「さっ、行くぞ、みんなお前を待ってるぞ」

 

「あっ・・・・あぁ!」

 

俺は先輩の後について行った。トランスサーバーの部屋を出てまっすぐの扉にはいって行った。

 

「お待たせしました」

 

「ごくろうさま、ようこそガーディアンベースへ」

 

そこは作戦指令室みたいなところだった、奥の方にはプレリーが座っていた。

 

「改めまして、私がこのガーディアンの司令官・・・・・・プレリーです」

 

「ふむふむ・・・・・・ってえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

突然の一言にヴァンは驚きを隠せずにいたのであった。




今回の変更点:エリアCでのガーディアンの転送許可のテストのミッションが無しに

ヴァン君はラッキースケベですね~
こんなテコ入れは今後も入れてきますのでお楽しみに
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