「驚きました?」
まさか、プレリーがガーディアンの司令官だっただったなんて・・・・・・・・
まぁ言われてみれば、一人だけ何だか偉い人って感じの服だからな。
「そりゃ、驚くっての!?」
「コラコラ、司令官にその口の利き方はよくないだろ」
ヴァンの馴れ馴れしい態度にジルウェが注意した。
「構いませんよ、あっ、フルーブ!」
「これは皆さん、お揃いでしたか」
司令室にフルーブが入ってきてヴァンとジルウェの間に入った。
「ヴァンさん、ライブメタルを預からせてください、それとさっき入手したコンピューターチップも」
「おっと、そうだったな、ハイっ!」
ヴァンはフルーブにライブメタル モデルXとコンピューターチップを手渡した。
「ジルウェさんも、モデルZのメンテナンスもしないと」
「そう言えば最近中々してなかったからな」
ジルウェもフルーブにモデルZを渡した。
「では解析が終わるまで少々お待ちください」
フルーブは司令室をでて研究室の中へ入っていった。
「コホン、皆さんはイレギュラーが何故現れるのだと思いますか?」
そんな事、考えた事がなかったな・・・・・・ただの故障であんな酷い事が出来るなんて思えないし・・・・・・・・・・
「実の所、私にも分かりません、一度はヒトとキカイは争うのをやめました。ですがまたイレギュラーは現れました」
「そこで俺達ガーディアンはその原因を調べている所なんだ」
へぇ・・・・先輩って運び屋の仕事もしながらそんな事も・・・・・・・・やっぱすげぇや。
「そして調べる中で私達はある科学者の研究所を発見しました」
「その科学者って?」
「ガーディアンの初代司令官、私の・・・・・・お姉ちゃんです」
そういや・・・・・始めて会った時も「お姉ちゃんが残した」って言ってったな。
「で、その研究所から見つけたライブメタルを運んでたのさ。俺はモデルZを調べていた最中に偶然選ばれたのさ」
「その昔、ヒトとキカイの為に巨大な悪と戦った戦士達、彼らの意思を受け継いで完成したのがライブメタルなの」
確か授業でもそんな事言ってたな・・・・・・・・レプリロイドを一掃しようとしたネオ・・・・・・なんだっけ?と戦って最後は衛星なんちゃらを破壊して平和が訪れたとか先生が長い話をしていたな・・・・・その事だったのか。
「ライブメタルに何か手掛かりがあるかもしれないのです、そしてそのライブメタルに選ばれた者の事を・・・・・・私達はロックマンと呼びます」
「ロックマン・・・・・・なんかカッコイイな!」
「まぁ、俺もそこに関しては同意だな」
それにしても・・・・・プレリーが司令官、あんな女の子がここの皆を率いてるなんて・・・・・・大変だろうな。
よく見ればヌイグルミを抱たりして・・・・・・・本当は不安でしょうがないんだろうな。
お姉さんが行方不明って事だし、一番動揺しているハズなのに・・・・・・・・
「ヴァン・・・・・?」
「おっ・・・・・オイ!?いくら何でも失礼すぎるだろ!!」
ヴァンは無意識にプレリーの頭を撫でていた。突然の事にジルウェはヴァンの肩を掴んだ。
「あっ・・・・ゴメン!!何か・・・・・凄いなって思ってさ」
「ジルウェさん!気にしないでください・・・・・・・・」
プレリーも急な事に帽子で顔を隠しながら下を向いていた。
「なんか・・・・・エールの事思い出しちゃってさ、ちょっと似てるんだよな、本当は怖いけど凄い頑張ってる所とかさ」
「そうですね・・・・・・確かにいざ現場に向かった時とか、仲間が傷つくのを見るのは辛いし怖いかもしれない、でも、だからこそ頑張らなきゃって思うんです」
「本当、凄いんだな」
プレリーの笑顔を見てヴァンは顔を少し真っ赤にして横を向いていた。その隣でジルウェは愛想笑いをしていた。
「その・・・エールさんって人は、どんな方なんですか?」
「俺の小さい頃からの幼馴染でさ、イレギュラーに襲われたのがトラウマになって、エリアの外に出るのを怖がっているんだ」
「そうだったの・・・・・・・辛い思いをしたのね」
その話を聞いたプレリーは胸を手で押さえた。イレギュラーによる被害者の現状を聞いて自体の重さを改めて理解した。
「でもさ、アイツ凄いんだよ!小さい時計から作業用のマシンまで直すしさ、それに料理も滅茶苦茶美味いんだ!!」
ヴァンの奴、何だか楽しそうだな。普段はあんまこういう事人には言わない奴だからな。
「そうなの、それなら是非一度ごちそうになりたいわね」
プレリーはヴァンの話を聞いて楽しそうに笑っていた。ヴァンも一緒に笑いながらエールの話をするのであった。
「あぁ、プレリーならきっと喜んでくれるよ!!」
そんな楽しい話をしている束の間――――――――――
『エリアDにて、イレギュラー反応発生、戦闘要員は転送後、ベースの指示を待て!繰り返す―――――』
「何!?イレギュラーだと!!」
「しかもエリアDって・・・・・・セルパン・カンパニーの近くじゃないか!!」
エリアDにイレギュラーが現れた、映像が映し出され確認すると既に地獄絵図が完成している様に思える程悲惨な状況だった。
「こうしちゃいられない・・・・・・・・」
ヴァンは司令官を飛び出しフルーブのいる研究所へ向かった。
「オイ、ライブメタルの解析は終わっているのか!?」
「えっ・・・・えぇ今さっき終わった所で」
ヴァンはカプセルに入ったモデルXを取り出し研究室を飛び出す。トランスサーバーに向かうヴァンをプレリーが止めた。
「待ってヴァン!今回のイレギュラーは今までとは違うわよ!!」
「違うって・・・・・・どういう事だよ!?」
「コンピューターチップの解析から、イレギュラーを任意で操れるプログラムを発見したの、つまりコレは誰かの手で意図的
に起こされたって事なのよ」
「まさか・・・・・・黒幕がいるって事か!?」
「そうなるわね・・・・・黒幕の狙いは恐らくライブメタル、これは貴方たちをあぶり出す罠なのかもしれない・・・・」
罠って・・・・・・そんなの関係あるか!!今もこうしてイレギュラーに襲われている人がいるんだ・・・・・そんなの黙って見ていられるか!!
「それでも俺は行く・・・・このままじゃイレギュラーの好き放題だ!!」
「ですがヴァンさん・・・・・・」
「待てヴァン、まさか1人で行くだなんて言うなよ、俺もいる事を忘れるな」
「先輩・・・・・・・」
「1人じゃ手一杯になるからな、2人で戦えば1人でも多くの人を助けられる、だろ」
「分かったわ・・・・・・2人共、無茶しないで」
ヴァンとジルウェがトランスサーバーを使ってエリアDへ転送されるのをプレリーは祈る様に手を握りながら見守った。
エリアDにて――――――――――
「街が・・・・・もうこんなに・・・・」
破壊される街の光景を目にしたヴァンはイレギュラーの恐ろしさに手が震えていた。
「心配するな、イレギュラーも倒すしお前の事も守ってやるさ、先輩としてな」
そんな彼の肩をジルウェが優しく叩いた。
「あぁ、・・・・・・ってそういやどうやって変身するんだ?」
最初の時は無我夢中でやったから・・・・・詳しく覚えてないんだった。
「はぁ・・・・ロックオンって叫べばいいんだ」
「そっか・・・・・・じゃぁ・・・・」
ロックオン――――――――――!!その叫びと共に俺の身体には青いアーマーが装着された。
先輩も赤いアーマーを装着し1本の剣を取り出した。
「俺が前に出る、サポートを頼むぞ!」
「あぁ!!」
この時、俺はあんな事になるだなんて知りもしなかった・・・・・・・・・・・
「ククク・・・・・・ロックマンが2人も、これは面白そうな事になるなぁ・・・・・・」
鎌を持った男が塔の上で不敵に笑っていた・・・・・・・・・・・・・・・・
次回、いよいよ黒幕が登場、そしてついに・・・・・・・・・・・・・・・
ここからRe:要素がどんどん出てきますよ!