ロックマンZX Re:   作:イオ・りん

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いよいよ、あの瞬間です!!
ついに黒幕も登場・・・・・・・・・・・・・・ここからがRe:の本領発揮です。


ロックマンZXRe: File⑤

「ウォォォォォォ!!」

 

イレギュラーに向かってバスターを連発し次々と倒していくヴァン。

 

ジルウェが先導しながらZセイバーで目の前のイレギュラーを叩き斬っていく。

 

「油断するなよ!敵は数が多い、あまり飛ばし過ぎると後が大変だぞ!!」

 

既にヴァンとジルウェはイレギュラーに囲まれていた。1体の敵の力は今のヴァン達

の前では大した事ないが、数百のもイレギュラーを前では消耗戦となると思われる。

 

「先輩、どうやら街の人達は殆ど避難したっぽいぜ」

 

あぁ・・・・・その様だな、狙いは当然俺達、しかし妙だ、これだけのイレギュラーが現れるなら操る奴もいるはずだが・・・・・・消耗しきった所を攻めてくるのか・・・・・とにかくここを切り抜けないと!!

 

「ハァっ!!」

 

エネルギーをチャージしたZセイバーの一撃から発生された衝撃波でイレギュラーを粉砕した。

 

「よしっ、俺も!!」

 

ヴァンもチャージバスターを二発同時に放ち無数のイレギュラーを貫いた。

 

「よし、先へ進もう。あの先はセルパン・カンパニーの本社近くだ!!」

 

「おぅ!」

 

ヴァンとジルウェは更に先へと進んだ。エリアを経由するシャッターの近くで倒れているガーディアンの男を発見した。

 

イレギュラーと交戦したのか、身体はボロボロで右腕が破壊されたのか腕からケーブ

ルがむき出しになっていた。

 

「オイ、大丈夫か!?何があった!」

 

ヴァンが男の肩を掴んで尋ねる。

 

「あっ・・・あぁ、気を付けろ・・・・・・恐らく、イレギュラーを操っている奴ら

が奥にいる、とてつもない強さだ・・・・・」

 

あの奥に・・・・・イレギュラーを操っている奴がいるのか!?こんな事をして・・・・・絶対に許さねぇ!!

 

俺は先輩が慎重に行動しろというがそれを振りきって奥へ進んだ。

 

「この先か・・・・・アレは―――――!」

 

「あん・・・・コレは驚いたぜ、もうこっちに辿り着いたのか」

 

「プロメテ・・・・あの子が新たなロックマン?」

 

そこにいたのは鎌を背負った黒い恰好の男と杖をもった白い恰好をした女の子だった。2人共俺達と似たような姿をしている・・・・・・アイツらが黒幕なのか!?

奴らの周りには倒れているガーディアンの仲間達が沢山いた。間違いない・・・・・こいつらが―――――

 

「お前らか!イレギュラーを操っているのは!!」

ヴァンはバスターを突きつけた、男はゆっくりと歩いてこちらに向かって来た。

 

「パンドラ、手を出すなよ。準備運動にも飽きて来た所だ、肩慣らしには丁度いい」

 

パンドラは後ろに下がり杖に座って宙に浮かびだした。

前の方からジルウェが合流した。

 

「ヴァン!!」

 

「先輩!コイツらだよ・・・・・・コイツらがイレギュラーを!!」

 

2対1か・・・・・いいぜ、まとめてかかってこい!!

鎌を構えたプロメテは一気に走り込んでヴァンに向かって鎌を振るった。

 

「危ない!!」

 

その鎌をジルウェがZセイバーで防いだ。

 

「先輩!」

 

セイバーで防いでいるが後ずさる様に押されている。プロメテのパワーはジルウェを凌駕していた。

 

「今の内だ・・・・・バスターを!!」

 

「あっ・・・・・あぁ!!」

 

ヴァンがバスターにエネルギーをチャージしながらプロメテの背後に周り込んだ。

 

「コレで―――――!!」

 

ヴァンがプロメテに向かってチャージバスター放った。しかし――――――――――

 

「バカめ―――――!」

 

プロメテはあっという間に空高く飛んでいった。放たれたバスターはジルウェの方に向かって行った。

 

「しまっ―――――!?」

 

咄嗟にZセイバーで防ぐが、バスターの威力が強力だったため、ジルウェは力負けしてその衝撃で弾き飛ばされてしまった。

 

「うぁっ―――――!?」

 

「先輩!!」

 

ヴァンはジルウェの方に走り出した。立ち上がろうとするジルウェ、しかしダメージが大きかったか立ち上がれずにいた。

 

「何だ、もうおしまいか?だったらコイツで―――――――!」

プロメテがヴァンとジルウェの元に接近しようとした、その時―――――――――――

 

「待ちたまえ、プロメテ」

 

その声と共にプロメテはその場に止まった。

 

「なっ・・・・何だ、アイツは!?」

 

俺達の目の前に現れたのは、赤い髪の巨漢の男だった。あの男・・・・・・どこかで見た事がある気が・・・・・・・

 

「なるほど、モデルX、青のロックマン、モデルZ、赤のロックマン、興味深い奴らだ」

 

ライブメタルの事を知っている!?じゃぁ、アイツもあの2人の仲間なのか!?

 

「その力、もう少し見てみたいものだな」

巨漢の男がライブメタルな様な物を取り出すとそいつは先輩の方へ向かって行った。

 

「なっ・・・・・何を!!」

 

ライブメタルメタルの様な物は先輩に不気味な光を浴びせた。光を浴びた先輩は突然苦しみ始め、赤いオーラの様な物が現れ始めた。

それと同時に巨漢の男達はその場から転送される様にして消えていった。

 

「せっ・・・・・先輩!?今助けて・・・・・」

 

ヴァンが手を伸ばそうとするが、ジルウェはその手を振り払った。

「ヴぁっ・・・・・ヴァン、オレを・・・・・・オレをタオせ――――――――――!!」

 

立ち上がった先輩、その目は赤く不気味に光り出し、セイバーを俺の方に突きつけて来た。

 

「そんな・・・・・何だよ、ソレ・・・・・・」

 

辞めてくれ・・・・・先輩はそんな人じゃない!!あの光のせいか!?あの光のせいでイレギュラーみたいに操られてしまったのか!?

 

「タァっ―――――!」

 

ヴァンに向かってジルウェはZセイバーを振るった。

 

「くっ・・・・・」

間一髪回避して後ろに下がるが、左腕に切り傷が入っていた。

早い・・・・・何て速さだ。暴走している影響で力が増しているのか!

 

「このままじゃ先輩が・・・・・どうすれば・・・・・」

 

俺が考えているとモデルXが声を掛けて来た。

 

『ヴァン、チャージバスターを放つんだ、足元を狙えば致命傷は避けられるハズだ』

そっ・・・・そうか、それなら――――――――――!

 

「ウオアァァァァァァァ―――――!」

 

Zセイバーにエネルギーをチャージしヴァンの方へ走り出すジルウェ。それと同時にヴァンもバスターにエネルギーをチャージし始める。

 

「テェヤアアアアアアアアアアアアアア―――――――!!」

 

チャージされたZセイバーをヴァンに向かって一気に振り下ろす。

 

「チャンスは一回・・・・・」

 

Zセイバーが地面に直撃するギリギリの瞬間、ヴァンはその一撃を後ろに下がって回

避した。

 

「そこだ―――――――!!」

 

ヴァンはチャージショットをジルウェの足元に目掛けて放った―――――――――

 

「グァっ!?」

 

放たれたバスターの衝撃でジルウェは後ろに吹き飛ばされ地面に叩きつけられて倒れた。

 

「ハァ・・・ハァ・・・先輩・・・・」

 

ジルウェを心配すヴァン、彼の元へ走り出すが・・・・・・・

 

「ウッ・・・・・・ウオアァァァァァァァ!!」

 

ジルウェは立ち上がりZセイバーを握り締めヴァンの方へ飛び上がった。

 

「先輩・・・・・目を覚ましてくれ!!」

 

「アアアアアアアアア!!」

 

Zセイバーがヴァンに向かって振り下ろされようとしたその時―――――――――――

 

「ギャアアアアアアアアアア!!」

 

ジルウェの上空から稲妻が発生し、そのままジルウェに直撃し、その場に倒れ込ん

だ。

 

「せっ・・・・・先輩!!」

 

「見せてもらったぞ、お前達の力、大した事はなかったがな」

 

俺達の目の前に巨漢の男達がまた現れた。何なんだアイツは・・・・・・

 

「ガーディアンどもが見つけたライブメタルは鉄クズ当然だった様だな」

 

「ガーディアンの事も知っている・・・・・・お前・・・・・何者なんだ!?」

 

「私か?私の名はセルパン、究極のライブメタル、モデルVのロックマンにして新世界の王となる男だ」

 

セルパン・・・・・セルパン・カンパニーの・・・・・・・・・・・何でそんな奴が!?まさか・・・・・・これまでの事も全部奴の仕業なのか!?

 

「全部お前が・・・・・お前がやったのか!?お前のせいで母さんは・・・・・エー

ルは・・・・みんな―――――!!」

 

俺は怒りのあまりにセルパンに向かってバスターを構え、エネルギーのチャージを始めた。

 

「腕・・・・振るえてる。怒り?・・・・それとも・・・・恐れ?」

 

「こんなザマならあの赤のロックマンの方がまだやり応えがあったぜ、とんた期待外

れだな」

 

「黙れ・・・・・黙れ―――――!」

 

ヴァンのチャージバスターはセルパンに向かって放たれた・・・・・・しかし。

 

「ヌルいな」

 

プロメテの鎌に弾かれ、そのままヴァンの方へ反射、直撃してしまう。

 

「うあっ―――――!?」

 

バスターの直撃を喰らったヴァンはその場に倒れ、ダメージの影響かアーマーが解除された。

 

「パンドラ、パスコードを吸い出しておけ」

 

「分かったわ・・・・」

 

パンドラの帽子の様な物が2つに分離して、ヴァンとジルウェの持つライブメタルから何かを吸い出し始めた。

 

「さて、コイツらにはもう用はない、ここで始末するか?」

 

「奴らの始末ならイレギュラー共に任せればいい。また何時もの様に私の警備隊がイ

レギュラーを撃破する。何も変わらぬ日常の風景があるだけさ」

 

「パスコードの吸いだし・・・・終わったわ・・・・・」

 

やっぱり・・・・・奴らが・・・・・・ちくしょう、俺は・・・・・・何も出来ないままで!!

 

悔しがる俺を見下す様にしてセルパン達は姿を消した。ダメだ、力が入らない、こもままじゃ・・・・・・・・

 

「ヴァン・・・・・・諦めるな・・・・・・」

 

先輩・・・・・目覚めたのか・・・・・だけで先輩もボロボロだ・・・・・

 

「モデルZ・・・・俺の頼みを聞いてくれないか・・・・」

 

『お前が言いたい事は分かる、だがそんな事をすればお前は・・・・・・」

 

いいんだ・・・・・ヴァンには・・・・帰りを待っている人がいる・・・・・アイツには・・・・可能性がある・・・・・モデルX、Xとは未知数って意味があるんだろ?

俺が生き残るよりも・・・・・ヴァンに・・・・・

 

『お前の覚悟、確かに受け取った。本当にいいんだな?』

 

先輩・・・・一体何を――――――――――!?

 

「ヴァン・・・・・みんなを・・・・頼んだぞ・・・・」

 

「先輩・・・・・先輩―――――!?」

 

モデルZが現れると同時に先輩は光になって消えていった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんな・・・・・俺が・・・・・・俺が無茶したばっかりに・・・・・・・・

 

「ヴァン、こうなったらやるしかない」

 

モデルX・・・・・何をしようと言うんだ?

 

「俺とモデルX、2つのライブメタルを使うんだ。それ以外にお前がこの場を切り抜ける方法はない。お前に覚悟はあるか?」

 

倒れている俺の目の前にイレギュラーが囲んできた。俺は一歩も動けない、このままじゃハチの巣だ。

 

「だけどコレにはかなりの負荷がかかるかもしれない。だけどヴァン、君になら出来る」

 

「後はお前次第だ、俺達はお前を信じる」

 

モデルX・・・・・・モデルZ・・・・・・・俺は守りたい・・・・・・奴らの手から守りたい・・・・・・エールを・・・・・・ガーディアンのみんなを・・・・・・俺に力を・・・・・俺に守る力を――――――――――!!

 

ヴァンがモデルZへ手を伸ばした瞬間、凄まじい衝撃波発生しイレギュラーを吹き飛ばしていく。

彼の両手にはモデルXとモデルZを握り彼の身体にアーマーを発生させる。

立ち上がったその姿はジルウェの変身した時の様に赤く、黄金の髪の様なコードが束になって風でなびいていた。

Zセイバーに似たような剣と握り締め目の前のイレギュラーを切り裂いた。モデルXとモデルZで変身ダブルロックオンした姿、ロックマンモデルZXゼクス。ヴァンの新たなる姿。

 

『ヴァン・・・・・僕達の力を・・・・・』

 

『俺達の力をお前に託す。あの男が残した魂と共に』

 

「ハァ・・・・・ハァ・・・・この力でセルパンの野望・・・・・・を・・・・・」

 

力を使い果たしたのか、ヴァンはその場に倒れ気を失ってしまった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

「ん・・・・・ヴァン・・・・・ヴァン!!」

 

「っ―――――!?」

 

俺が前を覚まして最初に見えたのはプレリーだった・・・・・ベッドの上で眠っていたのか・・・・・・

 

そっか、俺はあの時・・・・・気を失って・・・・・それでガーディアンベースに回収されたんだな。

 

「よかった・・・・・・」

 

プレリーの目は潤んでいた。心配させちまったな・・・・・・・・・・・・

 

「エリアDのイレギュラーは一掃されました、ヴァン・・・・・・アナタのおかげよ。民間人への被害は今の所0よ」

 

そっか・・・・・民間人の被害はなかったか・・・・・・だけど・・・・・だけど・・・・・・

 

「うっ・・・・・うぅ・・・・・・先輩・・・・・」

 

戦闘機を記録は見せてもらったわ。ジルウェさんが・・・・・・・あんな事に・・・・・・・無理もないわ。その気持ちは・・・・・私には分かるもの。

 

「うっ・・・・・・うああああああああああああああああああ!!」

 

「ヴァン・・・・・・」

 

自分のせいでジルウェを失ってしまった事を悲むヴァン。自分が無茶をしたせいで、自分が無力だったから、自分を責める様にして泣き出した。

 

「せんぱい・・・・・・せんっ・・・・ぱい!!」

 

「大丈夫よヴァン、泣かないで、私達がいるわ」

 

泣き止まないヴァンを、プレリーは抱きしめ彼の頭を優しくなでた。

 

「よしよし、大丈夫、大丈夫だから」

 

子供をあやす様にしてヴァンの背中を優しく叩く。涙を拭い、ヴァンはプレリーの肩を掴んだ。

 

「ありがとう・・・・・・俺、戦うよ、これ以上奴らの好きに何てさせない!」

 

「ヴァン・・・・・アナタの戦いを見て分かった事があるの。全ての原因はヒトやキ

カイを狂わせる力を持つライブメタル、モデルV、それがイレギュラーを発生させる元凶だと言う事が」

 

モデルV・・・・・・確かセルパンが持ってたモノだな・・・・・・・!

 

「ジルウェさんを操ったのは小型化したカケラの様なものだわ」

 

「アレだけでイレギュラーを操れるってのか・・・・・・!?」

 

「おそらく、本体そのものはどこかに眠っていると思われるわ、新世界の王・・・・・・・一体何を意味しているのかしら?」

 

アイツが何をしようとしているかなんて関係ない・・・・・・・俺はアイツを許さない!絶対にアイツの野望を阻止して見せる・・・・・・・・絶対にだ!!

 

時を同じく、ガーディアンベースの最下層では・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「何だ?またイレギュラーが現れたのか?」

 

「言葉に慎め、バリアン」

 

「ハイハイ、けどいいのかよ?俺をこんな所に閉じ込めて、イレギュラーをぶっ潰し

たいのだろう?」

 

ガーディアンの隊員たちとは異なる紫色の服を着た銀髪でゴーグルを首に掛けてそ寝べっている男バリアンが牢屋に閉じ込められていた。

 

「っく・・・・・コイツ・・・・考えている事はイレギュラーみたいだな・・・・・・」

 

目の前にいたガーディアンの隊員はため息を尽いていた。

 

「確かライブメタルってのがガーディアンベースに届いたそうだな・・・・・・」

 

バリアンはニヤリと笑っていた。




セルパンって1000%おじさんと気が合いそうなしますね。
黒幕だし自作自演だしセコイし。

そして遂にオリジナルキャラの登場です。
ガンダムに例えるとスレッガーやムウやウルフに相当するキャラです。
果たしてヴァンにどんな影響を与えるのか?

名前:バリアン

種族:レプリロイド

イメージCV:杉田智和

ガーディアン初代司令官が現役だった頃から活動しているレプリロイド。
高火力の武器を好みエリア構わずイレギュラーを破壊する。
モチーフはロックマXに登場したVAVA(ヴァヴァ)とロックマンゼロ4に登場したクラフト。
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