「救難信号?」
「えぇ、エリアFから救難信号がキャッチしたの。それにあそこにはイレギュラーやライブメタルの反応も確認されているわ」
エリアFって・・・・・・・雪山じゃなかったっけ?だったら早くいかないとマズいんじゃないか!
「分かった、遭難者も救助してライブメタルも回収してくるぜ!!」
って言って思いっきり飛び出したのはいいけど、こんなに寒いなんて・・・・・・・・・ハァ、防寒してくりゃ良かった。
と言いたいところだが、ロックマンになっていればそこまで寒さなんて大した事ないし、水の中だって潜れる。
丸腰だったら俺が遭難している所だったぜ。
「さて・・・・・・この辺じゃないな」
プレリーから貰ったレーダーで救難信号を確認しているが、反応を示す緑色の光が点灯しない。
って事は、更に奥って事か・・・・・・・・
それから俺はイレギュラーを倒しながら、湖の中を潜り、寒い中泳ぎながら先へ進んでいった。
「ハァ・・・・・・あんな湖まで潜って探索なんて聞いてないぞ・・・・ん?この反応は・・・・・・どうやらここの様だな」
レーダーを取り出して見ると、緑色の光が点灯していた。この辺りか・・・・・・ここに救難信号を出した人がいるんだな。
「オーイ!誰かココにいるんだろ?いたら返事をしてくれー!俺は助けに来た者だ!」
おっかしいな・・・・・確かに近くにはいるはずなんだが・・・・・・・・
俺が辺りを見渡していると、上の方から熊の様なイレギュラーが俺に向かって巨大な雪玉を投げて来た。
「うぉっ!?っく・・・・・・こっちは遭難者救助で忙しいってのによ!!」
雪玉をZXセイバーで真っ二つに斬りながら、イレギュラーの攻撃を掻い潜った俺は逃げた先の扉の中に入り込んだ。
「ふぅ・・・・油断もありゃしねぇ」
さらに奥へ進んでいると、また扉を発見した。レーダーを見ると救難信号の反応が強くなっていた。
急いで俺はその扉を開け中へ入った。
「オイ、大丈夫か!?助けにき――――――」
中へ入ると、そこには誰もいなかった。あるのは古いコンピューター端末だけだった。
「おっかしいな、確かにここであっているハズなんだが・・・・・・・・」
すると、プレリーから通信が入った。
『確かにここで間違いないわ。一体何がどうなっているのやら・・・・・・・・』
プレリーが考え込んでいる間に、バリアンが通信に割って入って来た。
『ひょっとすると、罠かもしれないな。他に何か見当たらないか?』
「って言っても、何処かにイレギュラーが隠れてそうな所はなさそうだし・・・・・・・・って何だ!?」
『どうしたの?何があったの!?』
「わっ・・・・・分からないけど、急にコンピューターが動き出したんだ!!」
俺はどこもイジッた覚えはない。なのに突然コンピューターが起動した。画面にはメッセージと映像が映し出され始めた。
【我々ももう長くない、このデータが心優しき善人に託される事を祈って伝える。我々ガーディアンの調査隊はこのエリアで不思議な金属のカケラを発見した。そのカケラはまるで意思があるかの様に私達に語り掛けた。リーダーはそれをライブメタル、モデルVと名付けた。それからライブメタルの研究は続けられたが・・・・・・調査隊の殆どが体の異常を訴えた。そしてリーダーは私達の安全を考慮して調査隊から外し、1人で調査を続けた。しかし、間もなくして調査隊は全滅した。1人の裏切り者の手によって・・・・・・・・・・・】
「どうやら、データはここまでの様だな」
データが途切れたと同時に取り出されたデータディスクを俺は手に取った。
『コレって・・・・・・お姉ちゃんの・・・・・初代司令官の調査隊のレポートね!』
『なるほど、初代司令官さんはモデルVの研究を進めていたって事か』
『救難信号はこのデータを発見される為に発せられていたのね・・・・・・でも、まさかお姉ちゃんの調査隊が全滅していたなんて・・・・・・・・バリアン、何か心当たりはあるかしら?』
『よくは分からねぇが、何処か遠くのエリアで調査を行うってのは覚えているぜ、裏切り者か・・・・・・・恐らくセルパンの野郎の事だな』
『って事はお姉ちゃんもその時に・・・・・・・・・』
プレリーは酷く落ち込んでいた。行方不明である初代司令官がセルパン手に掛かっていたのかもしれないと思い、帽子で顔を隠しながら涙を拭っていいた。
「プレリー・・・・・・」
ヴァンは何て言えばいいのか分からなかった。今の自分にどうする事が出来るのか、プレリーに何をしてやれるか。
『オイ、落ち込んでいるヒマはねぇんじゃないか、今の司令官はアンタなんだろ。だったらシャキっとしろ!』
『そっ・・・・・そうね、ゴメンなさい』
バリアンの言っている事はちょっとキツイかもしれないが、正しくも聞こえる。確かに司令官がしっかりしてなきゃ、他のガーディアン達も不安になっちまうからな。
「大丈夫だって、まだダメだって決まったは限らないだろ、希望はある、必ず!」
『ヴァン・・・・・バリアン・・・・・心配かけてゴメンなさい、それと・・・ありがとう。ライブメタルの反応はロックの掛かっている扉の先にあるわ。ロックはこちらでハッキングして開けておくわ』
「あぁ、サンキューな!」
『頼むわね、ヴァン・・・・・・・・・・っ!?』
プレリーは何かの反応を検知した。
「どうした!?」
『これは・・・・・・エリアGで大規模な火災が発生しているわ!!しかもコレはイレギュラーの仕業のだわ!』
「何だって!?」
クソっ・・・・・・・・こんな時に!だけどライブメタルも回収しなけらばならないし・・・・・・・・・・・・・
『坊主、お前はそのままライブメタルの回収にあたれ。エリアGには俺が行く!』
『バリアン、貴方・・・・・・・・』
『なぁに、イレギュラーぐらいなら俺でも充分だろ。それに今はそうするしかないと思うが?』
『分かりました・・・・・・・ヴァンにはそのままライブメタルの回収にあたってもらいます。バリアン達にはエリアGへ向かってイレギュラーの撃退と人命救助を!』
「悪りぃ・・・・・・すぐに終わらせて俺も合流するから!!」
『そんな心配せんでも、お前が来る頃には解決してるから安心しな』
とにかく、そっちの方はバリアン達に任せるしかない・・・・・・・・・このまま何事もなければいいんだが・・・・・・・・
それから俺はロックされていた扉へ向かい、更に先へ進んでいった――――――――――
エリアF最深部にて――――――――――
「この近くだな、ライブメタルの反応は・・・・・・・・・・」
「アレ、アレェ?そのデータディスクは何かなぁー?」
奥の方から頭部の後ろをコードで繋がれている小さい人魚の様なイレギュラーが現れた。
「もぅっ!見つけた者はぜーんぶ私に渡すって約束だったでしょ?っく・・・・・・使えねぇザコばっだなぁ、オイ!!」
何だコイツ・・・・・・・急に喋り方が変わりやがった・・・・・・・・なんかやべぇ奴だな・・・・・・・
「なるほど・・・・・お前の狙いはコレだったのか!コレの続きはどこにあるんだ!!」
「ってアレアレぇ?あー!さてはあなたセルパン様の邪魔をする悪者なのね!」
オイオイ、オレを仲間とでも勘違いしていたのか・・・・・・・・・?ソイツは心外だぜ。
「べーっだ!あなたなんかに教えるワケないでしょーっ!!そんな奴はこのモデルLのフォルスロイド、ルアールが・・・・・・・今からテメェを粉々に噛み砕いてやるから覚悟してけが、このボケぇ!!」
「なっ・・・・・・なんだ!?急に地面が――――――――――」
地面が割れると同時に現れたのは、巨大な魚が現れた。あの魚・・・・・・ルアールってフォルスロイドと繋がれていやがる。こいつもセットなのか・・・・・・!?
「ヒャッハッハッ!!驚いたか!これがこのルアールちゃんの真の姿なんだよ!!」
マジかよ・・・・・・・こんなデカい奴と戦わなきゃいけないのか!っく・・・・・・・こっちは急いでいるってのに――――――――――
「そんじゃ・・・・・いただきまーっす!!」
ルアールは巨大な口を開いて俺に向かって接近してきた――――――――――――!
エリアFのミッションと並行してエリアGでの災害も同時に発生、この事態にヴァンはどう動く?
次回、バリアンは如何に――――――――――!