アイドルとの高校生活   作:とみー@山口全力応援

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前回のおさらい

修学旅行も最終日。山口に向かった俺たちは瑠璃光寺や雪舟庭を巡った。東京にも無事戻ってくることができ修学旅行は終わった。いろんなことを学んだが、一番は『感謝すること』を強く学んだ俺は学んだことをこれから生かしていきたい。


第14話「パスパレライブ参戦!でもそれは...」

修学旅行も終わり、また普通の学校生活に戻った。正直まだまだ修学旅行に行きたい気持ちもあるが、今はこの学校生活を思いっきり楽しむことにする。

 

雄星「おはよう」

日菜「おはよー!」

 

いつものように通学路を歩いていると日菜に出会った。

 

雄星「終わったな。修学旅行が」

日菜「だねー!でも雄星くんがいるからこれからの学校生活もるんっ♪でくる!」

雄星「そうか。それは良かった。」

日菜「早く学校いこー!」

雄星「だな」

 

それからはいろんな話をしながら学校へと足を運んだ。

 

ーーーーーーーー

 

雄星「おはよう」

日菜「おはよー!」

麻弥「雄星さん、日菜さんおはようございます!」

雄星「さて、今日からまた1日頑張りますか...」

  「長 島 お は よ う !」

 

この声、あいつがきたな...ハァ...でも今日はなぜかいつもよりテンションが高すぎるようにも見えるが...

 

雄星「おはよう、てかお前今日テンション高すぎるだろ」

直己「いやいや、これ見てみろって!」

雄星「なんやこれ...って!?」

 

直己が見せてきたもの、それはライブのチケットだった。だが、そこに書かれていたアーティスト名は、『Pastel*Palettes』だった。

 

雄星「おい、これどこで入手したんだよ」

直己「実はな、日菜ちゃんに俺とお前の分貰っちまったんだ!」

日菜「ぜひ2人に見に来て欲しいなーと思って、あたしがチケット貰ってきた!」

雄星「そうか、ちなみにいつあるんだ」

 

チケットには『6/3(土) 18時開演』と記されていた。

 

直己「この日だったらお前も大丈夫だろ?」

雄星「ああ。だが...」

麻弥「その日は絶対来てくださいね!」

雄星「...わかった。俺ライブ行くよ。」

 

麻弥に圧倒されてライブに行くことになった。

朝からとんでもないものに誘われてしまった。でも、日菜と麻弥が活動しているパスパレのライブを見れると考えれば楽しみだな。そう考え、ライブ当日まで必死に勉強をがんばった。

 

ーーーーーーーー

 

6/3(土) ライブ当日

 

いよいよライブに行く日がやってきた。だが、俺はいつものように飯や身支度を済ませると、動画配信サイトで動画を見ていた。最近は愛知で活動する配信者グループの動画が面白くてハマっている。

時計に目をやると、まだ10時だった。まだまだ時間はあるからゆっくり動画でもみることにした。

 

 

 

 

 

 

それから何時間か経過した。時刻は15時になっていた。ぼちぼち出発する時間だな。そう思い、チケットとスマホ、財布をバッグに入れて玄関に向かった。

 

母「あまり遅くまで残らんことよ」

雄星「わかってる。じゃあ行ってくる」

 

そう言い残し、会場に向かった。

会場まではバスと電車を乗り継いで45分ぐらいだ。普段なら45分はあっという間にすぎるが、この日はなぜかとても長く感じてしまう。

 

雄星「どんなライブなんだろうか...日菜と麻弥があれだけ来てくれ言ってたからよほどすごいものなんだろうな」

 

いろいろ考え事をしているうちに、会場最寄りの駅についた。最寄り、といっても、目と鼻の先にあるけど。

駅を出ると直己が俺を迎えにきてくれた。普段はめんどくさいが、こういうイベント事があれば率先してみんなを先導していくやつである。そういった面ではライブ初参加の俺にとっては心強い。

 

直己「お!ようやく来たか!てっきり電車乗り間違えたかと思ったわw」

雄星「なわけねーだろ。ただ動画見てたらこんな時間になったんだよ。てかなんだその格好は」

 

直己はメンバーと思しきピンク色の髪の女の子が描かれた法被にハチマキをしている。何より一番驚いたのは、ペンライトを何本か装着している、孔雀みたいなものを持っていた。こいつ、パスパレガチ勢だろ...そう確信した。

 

直己「やっぱりライブの時はこの装備じゃないと盛り上がらないよなー!」

雄星「知らんよ。だいたい俺ライブ初参戦だし」

直己「なんやて長島!?それホンマか!?」

雄星「某マンガのセリフパクんなし...」

直己「まあ俺様がライブのあれこれ教えてやるよ!」

 

それから30分間、ライブのあれこれを叩き込まれた。それに、なぜか余分であろうペンライトを俺に渡した。

 

直己「んじゃもうすぐ開場だから並ぼうぜ!」

雄星「あぁ」

 

17時、チケットもぎりが始まったと同時に列が進んでいく。

 

係員「はい、チケットは大丈夫です。あと荷物だけ確認させていただきますね。」

雄星「お願いします。」

 

不審物がないかなど、念入りに検査が入る。

 

係員「荷物も大丈夫ですよ。前に進んでください。」

雄星「ありがとうございます」

 

直己はあの装備で通過できるか心配だったが、無事通過できた。

会場内はかなり広い。

 

雄星「すっごい大きいな」

直己「だろ?ちなみに俺らの座席あそこや!」

雄星「あそこって、一番前じゃねーか」

直己「ああ!日菜ちゃんはやっぱりさすがだな!」

 

俺たちは一番前の席につくと、置かれたパイプ椅子に座り、開演を待つ。

 

雄星「でも、日菜と麻弥のパフォーマンスを間近で見れるってなかなかいいな」

直己「これも全部日菜ちゃんのおかげだな!あとで感謝しとこーぜ!」

雄星「おう」

 

 

   

 

    うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

 

 

 

 

ライトが暗くなったと同時にファンの歓声が響き渡る。

その10秒後、『ワクワクmeetsトリップ』という曲が始まり、ライブが幕を開けた。

俺は何をしたらいいのかよくわからないが、とりあえず直己から借りたペンライトを周りに合わせて振ってみる。

 

直己「フゥーフゥーフゥーフゥー!」

 

あ、日菜と麻弥を見つけた。日菜はギターを弾き、麻弥はドラムを叩いている。時折コーラスにも参加しているのが確認できた。

 

雄星「(日菜と麻弥、アイドル活動になると一気に雰囲気変わるな...)」

 

そう思いながら、パスパレの曲を耳に焼き付けた。

1曲目が終わると、メンバーが前に集まってそれぞれ挨拶を始めた。ピンクの髪の女の子がボーカルってわけか。そういえば、直己の法被にあったあの女の子ってこの子だよね?だとすると、直己の推しはこの子になるわけか。

 

彩「まんまるお山に彩りを♪Pastel*Palettesボーカル、ふわふわピンク担当の丸山彩ですっ!今日は皆さん楽しんでいってくださいね!」

 

 

  うおぉぉぉぉぉぉぉ!!彩ー!!かわいいぞー!!

 

 

丸山さんの挨拶にファンの歓声と拍手が送られた。

丸山さんが礼をすると、日菜が出てきた。

 

日菜「パスパレのギター、日菜でーす!今日はみんなで、るんっ♪とくるライブにしようねー!」

直己「日菜ちゃーん!まじ最高だーー!!」

 

ファンの歓声が響いているのにも関わらず、めちゃくちゃ直己がうるさいのがわかる。やはりガチ勢は声量もすごいな。そう思いながら、俺も周りに合わせて声を出してみた。

 

雄星「ひ、日菜ぁー!」

 

その後ベースの白鷺千聖さんの挨拶があり、いよいよ麻弥の挨拶だ。

 

麻弥「こんにちは!上から読んでも下から読んでも『やまとまや』Pastel*Palettesドラム担当、大和麻弥です!皆さんと同じ時間を過ごせるなんて、ジブン幸せです!フヘヘ...」

千聖「麻弥ちゃん、その笑い方はダメって言ったはずよ?」

麻弥「そうでした...!」

 

 

  可愛いぞー!!!!麻弥ちゃん最高だー!!!!!愛してるー!!

 

 

直己「いいぞ麻弥ー!!フヘヘ最高だぞ!!」

雄星「麻弥ー!めちゃくちゃ可愛いぞー!!」

 

最後にキーボードの若宮イヴさんの挨拶も行われ、2曲目に行くことに。

 

彩「私たちの歌、聞いてください!『SURVIVOR ねばーぎぶあっぷ!』」

 

    うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!

 

直己「いやっほぉい!!いきなり俺の好きな曲がきたー!!パスパレ愛してる!!」

雄星「(直己、本当にパスパレが好きなんだな。そりゃあの時テンションが上がってたのも納得行くわな)」

 

そう思い、俺もライブを楽しむことにした。この曲はサビを5人が歌うことになっており、パフォーマンスと歌声と両方楽しめる。しかし、丸山さんに白鷺さん、若宮さんもすごいな...やってることはバンドなのに、見てるものはアイドルそのものであるのだ。

 

雄星「最高だったぞー!!」

直己「フゥー!!!!!!」

 

その後もパスパレのオリジナル曲や、今流行りの曲をカバーしたりなど、ファンが飽きないようなセトリだった。俺もライブが進んでいくうちファンの人と盛り上がっていた。それ以上に、パスパレのみんなは息ひとつ切らさず歌い、パフォーマンスをする。こんなすごいグループは生まれて初めてだ。

正直ここまで盛り上がるなんて予想できなかった。俺は完全にパスパレの虜になってしまった。

 

ライブ開始から2時間、ここで日菜が言葉をひとつ発した。

 

日菜「今日は6/3だけど、お誕生日の人いるー?」

 

 

     誰がいるんだろ?おったらすげーよな!

 

会場は誕生日の人探しムードになっていた。

 

雄星「お誕生日の人誰かいるんか?」

直己「いるやん!俺の近くに!」

雄星「え?どこだよ?って...!」

 

突然、直己が俺の手を掴んで上に上げた。そして、会場にいる全員に聞こえるように大声でこう言った。

 

直己「みなさん!僕のお隣の人は今日がお誕生日ですよー!!」

雄星「おい、いきなりなにすんだよ!」

直己「今日は6/3だろ?」

雄星「そうだけど、それがどうしたんだよ」

直己「お前、今日誕生日だろ?」

雄星「お誕生日...?..あっ...そういえばそうだったわ...」

 

  うおぉぉぉぉぉ!!おめでとう!!!ハピバ!!

 

一気に誕生日お祝いムードになった。

 

彩「おめでとうございます!!」

日菜「おめでとー!!」

千聖「お誕生日おめでとうございます♪」

麻弥「おめでとうございます!!」

イヴ「おめでとうございます!!」

 

パスパレのみんなからもお祝いの言葉が聞こえてきた。

 

日菜「お誕生日の人は上に上がってきてー!」

直己「長島、せっかくだ!行ってこい!」

雄星「で、でもいいんだろうか...」

直己「何言ってんだ!日菜ちゃんと麻弥ちゃん以外のメンバーと近くで話すチャンス滅多にないぞ!行ってこい!」

雄星「あ、あぁ」

 

俺は直己に押されてステージの上に上がった。それと同時に歓声と拍手が大きくなっていく。

そして、ハッピーバースデーの歌を会場のみんなが歌い、歓声と拍手が改めて送られた。

 

彩「では、最後にひとことお願いします!」

雄星「えっと、まさか僕の誕生日にこんな素晴らしいライブに参加でき、誕生日も祝っていただけて、とても幸せです...!みなさん、本当にありがとうございます!」

彩「ありがとうございましたっ!本当におめでとうございます!!」

 

 

   おめでとう!!幸せな時間を大切にな!!最高だー!!!

 

直己「ホンマにおめでとう長島!!」

 

なんて俺は幸せものなんだ。仮にこれが誕生日当日にライブをやると知り、俺の為に日菜と麻弥、それに直己が仕組んだサプライズだとしても、とても嬉しい。考えただけでも涙が出てきそうだ。本当感謝しかない。

 

彩「お誕生日のお祝いもできたところで、この曲に行きます!恐らく聞いたことがあるという方もいると思います!『オリジナル スマイル』」

雄星「え...マジか!!」

 

まさか、俺が昔聞いてハマったグループの曲もカバーしてくれるのかよ...!

以前、俺はそのグループが好きでよく曲を聞いているというのを日菜と麻弥に話したことがある。それを聞いて、今回のライブの為にカバーしてくれたのか...!

 

雄星「パスパレのみなさん、本当にありがとうございます!!僕にとって最高のアイドルです!!」

 

俺は感謝の気持ちを最大限込めてステージに向かって叫んだ。

そして、3時間に渡るライブは無事終了した。ライブってこんなにすごいもんなんだな...そう実感させられた。

荷物も準備でき、退場しようとしたところ日菜からL◯NEがきた。

 

日菜「ちょっと席のところで待ってて!」

 

俺はなぜここで待つ羽目になるのかよくわからなかったが、

 

雄星「わかった。直己と待ってる」

 

とだけ返信した。

しばらくして、他のファンが帰っていき俺と直己の2人だけになったところを見計らって日菜がやってきた。

 

日菜「こっちきて!」

雄星「どうしたんだ俺なんか呼び出して」

 

日菜に手を引かれ、足を運ぶしかない。

楽屋らしきところについて、日菜がドアを開けると、

 

 

   パンッ!!!! 

 

「「「「お誕生日おめでとうございます!」」」」

 

なんとパスパレのみんなが俺に改めてお祝いしてきたのだ。

 

雄星「ありがとうございます...でも先程ライブでお祝いしていただきましたので...」

麻弥「何言ってるんですか?雄星さんの誕生日、ここで盛大に祝わさせてくださいっす!!」

雄星「麻弥...」

千聖「実は、日菜ちゃんと麻弥ちゃんから雄星さんのことについてお話を聞いてまして、その中で誕生日を祝ってあげたいと日菜ちゃんから提案がありまして...」

雄星「そうだったんですね...っ!」

日菜「雄星くん!?どうしたの!?」

雄星「ありがとう...!ありがとう...!日菜、麻弥、パスパレのみなさん、俺なんかの為に準備してくれて...!」

 

アイドルの前で涙は見せまいと必死に手で顔を覆うが、目から溢れた大粒の涙を自力で止めることはほぼ不可能になっていた。

 

麻弥「雄星さん!ジブンも嬉しいです!どうやったら喜んでくれるか考えたかいがありました!!」

雄星「麻弥...!」

 

俺は麻弥を思いっきり抱きしめた。もちろんこれは俺の為に準備してくれた感謝の意味として。

それに応えるかのように麻弥も俺をしっかり抱きしめた。麻弥は同い年なのになぜか母のように感じる。

 

 

 

しばらくして涙も収まってきた。

 

雄星「みなさん、本当ありがとうございました」

日菜「よかったら、みんなで写真撮ろうよー!」

彩「それいいね!」

イヴ「ユウセイさんも一緒に撮りましょう!!」

 

俺と日菜、麻弥が前にしゃがみ、丸山さんと白鷺さん、若宮さんが後ろに立っている。

 

直己「じゃ、撮りまーす!ハイ、チーズ!」

 

   パシャリ

 

雄星「直己、ありがとな」

直己「これぐらいどうってことないで!」

麻弥「さあ、皆さんご飯食べましょう!」

彩「うん!食べよう!!」

麻弥「雄星さんも直己さんも遠慮なさらず食べてください!」

雄星「ああ」

直己「サンキュー麻弥ちゃん!」

 

それからスタッフさんが用意してくれたオードブルとケーキを食べながらいろいらパスパレのみんなと交流した。生まれて初めて盛大に誕生日を祝われた。

 

雄星「本当にありがとうございました。みなさんごゆっくりおやすみになってください。お疲れ様でした」

 

俺と直己はパスパレのみんなにお別れを告げ、電車に乗った。気づけば23時になる。

 

雄星「なあ直己」

直己「どうした?」

雄星「本当に、今日はいろいろお世話になったな。ありがと」

直己「なんだよ!それくらいなら礼はいらんよ!」

雄星「また学校生活でもよろしく頼むな」

直己「ああ!俺の方こそよろしく頼むぜ!」

 

俺と直己はグータッチした。

終点の駅に着き、電車を降りてから直己は自転車で、俺はバスで家に帰った。

それから家に着いて、夜遅く帰ってきたことによって母にこっぴどく怒られたのは言うまでもない。でも、今日ぐらいは怒られてもいいか。だってそれ以上に幸せなことがあったから。




修学旅行編が終わって何書こうか正直ずっと悩んでました。はい。
でもこういう学校がおやすみの日の雄星を書くのも悪くないですよね...

それはさておき、新規麻弥ちゃん可愛すぎませんか??無償スター3000ぐらい貯めてたのと課金できるように5000円準備してましたが、無償スターだけで新規麻弥ちゃんが引けてしまいました...!これで今年の運を使い果たした気がww
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