アイドルとの高校生活   作:とみー@山口全力応援

16 / 26
前回のおさらい

土曜日に俺は麻弥に誘われて一緒に出かけることになった。いわゆるデートってやつだな。そこでいろんなところに行けたほか、麻弥との絆も深められた気がした。ずっと麻弥と一緒にいたい。そんな思いもあったのだった。


第16話「分裂」

ある日の昼休み。弁当も食べた俺は特にやることもないために教室でゆっくり過ごしていた。

 

雄星「よく食ったな。少し寝るか」

 

前日夜遅くまで勉強していたため、ぶち眠い。事実、午前中の授業でも寝かかっていたのだ。

 

雄星「zzz...」

??「雄星くーん!!」

 

誰かに名前を呼ばれた気がしたが、眠気に襲われて反応ができない。

 

??「雄星くーん!起きてってばー!!」

雄星「んん...何だよ折角寝てたのによ...って日菜か」

日菜「寝てるところごめんねー?ちょっと伝えたいことがあって来て欲しいんだよ!!」

 

なぜか日菜は少し焦りを見せている。

 

雄星「そんなん俺じゃなくても麻弥とか直己に頼めばいいやろ」

日菜「雄星くんじゃないとだめなのー!!」

雄星「...しゃーないな」

 

せっかくの幸せな時間を奪われてしまった。日菜に案内されて、俺もついていく。

辿り着いたのは学校の屋上だ。ここって入っていい場所なんだな...

 

雄星「んで、用事ってなんだ?」

日菜「うん、実はね...直己くん、学校離れるらしいよ...」

 

ええええええ!?

 

思わず叫んでしまった。俺はとんでもない話を聞いてしまった。

 

雄星「それ、嘘偽りないよな...?」

日菜「うん...あたし、たまたま直己くんと先生が話してるのを聞いたんだよね...」

雄星「マジか...なぜだよ...」

 

日菜の顔を見る限り嘘ではないことが伺える。

俺はただ呆然と立つしかなかった。出会ってからまだ半年も経っていないのに...

それから、午後の授業は直己のことで頭から離れず集中できなかった。

 

麻弥「雄星さん、どうしたんですか?今日の雄星さんは雄星さんらしくないですよ?」

雄星「ああ、俺は大丈夫だ。心配かけてすまない」

直己「おいおい長島!麻弥ちゃんの言う通りだぜ?お前らしくないぞ!」

雄星「俺は本当に大丈夫だって」

直己「でも、せっかく麻弥ちゃんが心配し」

雄星「大丈夫だって言ってるだろ!!俺の気持ちなんてわからないくせに!!ほっといてくれよ!!」

 

思わず大声をあげてしまった。周りの空気は静まりかえってしまう。

 

雄星「俺は帰る」

直己「おい長島!...あいつ、何があったって言うんだよ...」

麻弥「雄星さん...あそこまで怒る雄星さん珍しいです...」

 

麻弥と直己が気遣ってくれて有難いとわかってはいるものの、2人の目の前で苛立ちを爆発させてしまった。俺は教科書諸々をカバンに詰めて教室を後にした。

 

日菜「(雄星くん...あたしは言わない方がよかったのかな...)」

 

校門を出てから家に向かって走り出す。あいつのことを考えただけで涙が出てくる。

 

雄星「(すまない、あの時ちゃんと謝るべきだった...俺は友達失格だ)」

 

ーーーーーーーーーー

 

あの日の出来事から、雄星さんが学校に来なくなってしまいました。ジブンたちと雄星さんとの間で分裂が起きてしまったような感じです。ジブンたちは雄星さんのことについてずっと悩んでいました。

 

直己「長島、大丈夫かいな」

麻弥「ジブン、雄星さんのことが心配です...!!雄星さんの家に行って話を聞いてみます...!」

直己「今あいつの家に行ったところでたぶん出ないと思うぞ...」

麻弥「でも!ジブン雄星さんがなぜ悩んでいるのか知りたいんです!そして、少しでも雄星さんを助けてあげたいんです!!」

直己「麻弥ちゃん...」

日菜「あたしも協力させて...!」

麻弥「日菜さん...!」

日菜「あたし、雄星くんがいないとるんっ♪って来ないもん...!!雄星くんとこれからも一緒に勉強したいし、いっぱい話をしたい...!だから、だから...!うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

 

きっと泣くのを我慢していたんでしょうか、日菜さんは突然大粒の涙を流して泣いてしまいました。

 

直己「日菜ちゃん、あいつならすぐ立ち上がるはずだぜ。大丈夫」

 

直己さんが日菜さんをそっと抱きしめました。それと同時に、直己さんの言葉で雄星さんなら大丈夫だという安心感も感じました。

 

麻弥「ジブン、時間を置いて雄星さんに連絡してみます!」

直己「ああ、その方がいいぜ。宜しく頼む!」

 

ーーーーーーーーーー

 

俺は学校に行かずにいた。体調が悪いと母には嘘ついて1日中部屋にいる。

 

母「今日も体調悪いの?」

雄星「ああ、ちょっと熱があるっぽい」

母「学校にはちゃんと連絡いれなさいよ?」

雄星「うん」

母「おかゆ、作っておいたからちゃんと食べなさいよ」

雄星「ありがと」

 

ここしばらくはこれの繰り返しだ。もしあの時、苛立ちを抑えて素直にありがとうと言っていれば...考えただけでも吐き気が襲ってくる。

と、その時だった。

 

ブルルッ、ブルルッ

スマホに一通のメッセージが届いた。

 

雄星「メッセージか。ん?麻弥?」

麻弥「(今日の放課後、家にお邪魔してもいいですか?)」

 

麻弥からのメッセージだった。家に来てもいいか...でもなぜなんだ?

 

雄星「(来てもいいけど、なんでだ?)」

麻弥「(ここしばらくお会いしてなかったので、心配になりまして...)」

雄星「(そか、じゃあ待ってるよ)」

 

そう返信してスマホを閉じた。




いやー久しぶりの更新です。ようやく学校生活のこと書けて涙がで、でますよ。

それは置いといて今年はどこもいけず残念でなりません。昨日仕事納めでしたがあと1日ぐらい出勤してもいいかな...w
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。