日菜との日本史テストの結果1点差で日菜に負け、罰ゲームを受けることに。内容は図書館で起きた麻弥との出来事を話すことだったが、俺が話しきったあとに、日菜から麻弥のことが好きなのではと聞かれた。俺は勇気を振り絞って麻弥が好きと言ったら日菜が突然応援すると言い出したと同時に、自分の気持ちに素直になれとエールを送られた。今度麻弥とお出かけをしようと心に決めた。
あの話をしてから3日が経過、俺は窓の外をぼーっと眺めていた。
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雄星の回想
日菜「あたし、雄星くんと麻弥ちゃんの関係、応援するよ!」
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雄星 (俺は本当に麻弥のことを好きになってしまったのか...)
麻弥「雄星さん!」
雄星「うわぁっ、びっくりした...って麻弥か」
麻弥「はい!ところでどうされたんですか?ずっと窓の外を見ていたようですが...」
雄星「ああ、ちょっと考え事をしてたんだよ」
麻弥「そうだったんですね!これは失礼しました...!」
雄星「ああ、別に大丈夫よ。で、俺に何か用事でもあると?」
麻弥「いえいえ!ただ雄星さんここ数日様子がおかしかったので、少し心配してただけです(;´∀`)」
雄星「そうか。わざわざありがとうな。でも俺は本当に大丈夫やけん心配する必要ないよ」
麻弥「それなら一安心です!」
雄星「じゃ、俺は今日用事があるけん、先に失礼するよ。お疲れ様」
麻弥「お疲れ様っす!」
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麻弥視点
雄星さん、いつもより様子がおかしかったっす...本当に大丈夫でしょうか?
日菜「あれー?麻弥ちゃん雄星くん見なかった?」
麻弥「雄星さんなら先ほど用事があると言って帰りましたよ!」
日菜「ふーん、あ!そうだ麻弥ちゃん!」
麻弥「日菜さんどうしたんですか?」
日菜「ちょっとこっちにきて!」
ジブンは日菜さんに連れられ、とあるところに行きました。
麻弥「ここって、天文部の部室ですよね?」
日菜「うん!」
麻弥「いろいろ道具が置いてありますね...!それで、ジブンに何か用事とかあるんですか?」
日菜「ちょっと聞きたいことがあってね!」
麻弥「聞きたいこととは何でしょう?」
日菜「麻弥ちゃんってさ、雄星くんのことどう思ってるの?」
麻弥「え!?いきなり何言ってるんですか!?」
日菜さんの質問を聞いたとき、ジブンはとても驚きました...でも日菜さんの質問に答えないといけないと思い、こう答えました...
麻弥「それはもちろん、ジブンのクラスメイトであり、かつお友達でもありますよ!それが日菜さんに何か関係あるんですか?」
日菜「あたしは直接関係ないことだけど、でもテスト直前の日から麻弥ちゃんと雄星くんがとても仲良くしてるのを見ると、あたしは麻弥ちゃんが雄星くんのことを好きなのかなー?って思ってた!」
麻弥「ジ、ジブンが雄星さんのことを好き!?びっくりしたじゃないですか...!!それは絶対ないですよ〜(>_<)」
日菜「えー本当?でもテスト勉強のとき雄星くんと勉強してたでしょー?」
麻弥「な、なんで日菜さんが知ってるんですか!?」
日菜「えへへ、直己くんから聞いちゃった!(雄星くんから話を聞いたなんて言ったら雄星くん怒っちゃうからね...)」
麻弥「な、直己さーん!(なんで日菜さんに言っちゃうんですかー!(>_<))」
日菜「それで麻弥ちゃん、雄星くんとあの日何があったの?」
麻弥「あ、あの日ですか...?」
日菜「うん!」
ジブンは、あの図書館での出来事を日菜さんに話しました。
日菜「なるほどねー!あの日のことはこれが全部ってことかな?」
麻弥「も、もちろんですよ!」
日菜「ん?もしかしてまだ隠してることとかあるんじゃない?」
麻弥「そ、そうですか!?そんなことないですよ!気のせいです(^O^;)」
日菜「...怪しい!」
麻弥「ええ!?」
日菜さんはまだジブンが本当のことを言ってないと思っているそうです...!
日菜「本当は雄星くんのこと、気になるでしょ!あたし、知ってるからね!」
麻弥「日菜さん...!はい...!」
日菜「それ、詳しく聞かせてくれないかな?」
麻弥「わかりました...!」
ジブンは雄星さんのことが気になるということについて詳しく日菜さんに話しました...!
麻弥「それで、雄星さんがお水を買いに行ってるとき、思ってしまったんですよ...!雄星さんかっこいいと...!///」
日菜「おおー!麻弥ちゃん、それるるるんっ♪ってきてる証拠だよ!」
麻弥「そ、そうですか?」
日菜「うん!あたし、麻弥ちゃんと雄星くんの関係、応援してるからね!」
麻弥「ちょ、ちょっと待ってくださいよー!」
日菜「でもね麻弥ちゃん、雄星くんが麻弥ちゃんのことどう思ってるのかわからないけど(本当はあたし知ってるんだけど、それは敢えて言わないようにするね!)麻弥ちゃんが雄星くんのこと気になるなら、一度その気持ちを伝えてみたらどうかな?」
麻弥「ジ、ジブンの気持ちをですか...?」
日菜「うん!」
麻弥「...わかったっす!ジブン、明日の放課後、雄星さんに気持ちを伝えてみるっす!」
日菜「頑張って!あたしは応援してるからね!わからないことがあったらいつでも相談に乗るよ!」
麻弥「ありがとうございます!///」
まさか、ジブンが雄星さんのことを好きになるなんて、思ってもいませんでした...!でも、勇気を持って雄星さんに伝えてみようと思います!
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雄星視点に戻る
その夜、俺はいつものように勉強していたが、やはり麻弥のことを思い出すたびに集中できない。
雄星「あーもう!勉強に集中できん!俺は何やってるんだ!」
ベッドで横になると、LI○E電話が鳴っていた。
雄星「誰から...って麻弥?」
俺は気持ちを抑えて、麻弥からの電話に出た。
雄星「もしもし、どうしたんだいきなり?」
麻弥「もしもし雄星さん、明日の放課後って時間ありますか?」
雄星「ああ、明日は特に用事もないけど。何か俺に用事があるのか?」
麻弥「...///」
雄星「...麻弥?どうしたいきなり黙って」
麻弥「...あ、すみません!いきなり黙ってしまって...!」
雄星「別に大丈夫よ、何があるか知らないけど、明日の放課後ね」
麻弥「はいっす...!それでは、ジブンは失礼しますね...!おやすみなさい!」
雄星「おう、おやすみ」
明日の放課後、麻弥が俺に用事があるのか?そう思いながらも俺は机に戻って勉強を再開させた。
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日菜視点
その夜、あたしは電話で直己くんに昨日と今日のことを伝えてみたんだ!雄星くんとは誰にも話さないっていう約束をしたんだけど...ごめんね!あたし、どうしても2人のことを応援したいから!
直己「もしもし?」
日菜「もしもし直己くん?」
直己「ああ!日菜ちゃんか!いきなりどうしたんだい?」
日菜「実はね、雄星くんに図書館での出来事を聞いちゃった!」
直己「お!まじか!」
日菜「うん!それでね、雄星くんと麻弥ちゃん、あの日から両思いらしいよ!」
直己「両思いか!それはいいな!...って、えええええええ!!それまじかよ!!」
日菜「本当だよ!2人から直接聞いちゃった!あとね、麻弥ちゃんが明日の放課後、雄星くんに想いを伝えるらしいから、直己くんも一緒に見届けない?」
直己「おう!明日は部活もお休みだからいいぜ!長島がとうとう麻弥ちゃんから想いを伝えられる日が来るとは!ふぅー!!楽しみだな!!」
日菜「うんうん!じゃあ詳しいことはまた明日話すねー!おやすみー!」
直己「おう!おやすみ!」
明日が楽しみだなー!るるるんっ♪ってくるよ!
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雄星視点に戻る
翌日、俺の部屋には日差しが差し込んでいる。
雄星「ふぁぁ...もう朝か。そういえば今日放課後は麻弥に呼び出しくらってたな」
いつものように朝飯と洗顔等を済ませ、家を出て学校に向かった。しかし、なんだろう。麻弥が俺に用事って。すごく気になるんだが。
今回は雄星より日菜ちゃん麻弥ちゃんがメインでしたね。ていうか日菜ちゃん...雄星との約束破ってしまいましたな...これは雄星から大目玉くらいそう。
あと学園ストーリー小説なのに完全に恋愛ストーリーになってすみません。でも次の回で恋愛ストーリーは終わりになるのでもう少しだけご辛抱くださいませ。