Fate/stay night KUR NU GI A 作:夜はねこ
すみませんでしたッッッm(_ _)m
全く気づかなかった自分が怖いです。
居間の方から爆発音がして目が覚める。大方、凛がサーヴァントの呼び出しに少々失敗した音だろう。
しかし、サーヴァント召喚など知らない魔術の魔もわからないような遠坂恵麗がしなければならない行動はひとつだった。
「凛!何があったのかしら!?」
居間の扉が倒されており、居間の天井はボロボロ。床は瓦礫にまみれ。そんな現場を見てエレは顔を青ざめる。女優になれるかもしれない。
ちょうど凛とアーチャーが話終わったらしい。アーチャーの顔は見えなかったが、凛のやばいといった表情が見てとれる。
そして、謎の男性と凛の密会。それに遠坂恵麗は、
「……。………ええと、お幸せに?」
「ちょっと待て!」
部屋をあとにしようとしたエレを、凛は全力で引き止めた。
「何を勘違いしてるか知らないけど、これはサーヴァント召喚‼︎聖杯戦争よ!前説明したじゃない!…あれ?説明したわよね、私⁉︎」
「さーゔぁんと?うーんと、うん。せーはいせんそーはわかるのだわ!」
「説明してなかった⁉︎」
賑やかな会話を織りなす彼女達を見て、しびれを切らせたアーチャーが凛に問いかける。
「凛、彼女は?」
「え?ああ…双子の姉よ。エレ、アレはアーチャー。」
「ええと、遠坂恵麗なのだわ。よろしくね、あーちゃー。」
「ああ。」
アーチャーの中にマスターの姉とはいえ、サーヴァントもわからない少女をここに残しておくのはどうなのか、という疑問が残る。
「ま、そういうことでアーチャー。最初の仕事だけど」
「早速か。好戦的だなお前は。それで敵はーー」
何処にいる、なんて続けるアーチャーの前に、凛はポイっとホウキとちりとりをアーチャーに投げつけた。
「下の掃除、お願い。私も明日学校があって休息を取らないと行けないし、これから簡単にエレに説明と今後のことについて話さなきゃいけないし。」
「ーーー」
呆然とするアーチャー。
内容の理解に苦戦し、待つこと五秒。
思考を取り戻したアーチャーは、ホウキとちりとりを強く、握りしめた。
「待て、お前はサーヴァントを何だと思っている」
「使い魔でしょ?」
「ーーー」
その言葉を飲むアーチャー。
「ちょっと待った。何故私がこんなことーー」
「アーチャー。これ、マスターとしての命令・・。貴方と私はサーヴァントとマスターなんだから、しっかり私の話は聞き分けないと。ね?まぁ、貴方はその程度じゃどうってことないだろうけど、私の疲れは明日以降の貴方に直結するのよ?そんな状態の私を戦闘に駆り出すのも、自殺行為じゃない?」
「…ッ、地獄に落ちろ、マスター。」
苦虫を噛み潰したような顔をしたアーチャーに凛は不敵に笑って
「エレ、行くわよ。」
「えっ、でも手伝ったほうが…」
「いいのよ。」
エレの手を引いて去っていく己のマスターを見てぼんやり思う。勿論、髪色などの細やかな違いはあるが容姿は瓜二つであった。双子であるので、当然といえばそこまでなのだが。…しかし、根本的な面は全く違うようだ。あの二人の性格を足して2で割れないだろうか、と考えながらアーチャーは掃除を開始した。
サーヴァント・サマーキャンプのエミヤの霊衣、かっこよすぎでは?